2012年04月

この記事は2012年04月09日に「こまき無答塾」に書かれた記事「一番謝罪すべき人は誰か」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



小牧市議会の常任委員会の1つである「福祉環境委員会」が、急遽、本日午後1時から開催されましたので傍聴いたしました。
 小牧市議会は現在閉会中ですが、3月23日の3月議会最終日に「議会の閉会中における各常任委員会及び議会運営委員会の調査研究付託案件」という文書が示され、閉会中であっても審議事項がある時には、委員会を開催するよう定めています
 「福祉環境委員会」に付託された案件の1つである「商工業の振興及び中小企業の育成」に該当する「こまきプレミアム商品券に関わる審議」が必要になり、同委員会が開催されたということであります。

 本日の同委員会の議題は「平成23年度こまきプレミアム商品券発行事業における加盟店アンケート結果の集計誤りについて」でした。
 プレミアム商品券の「加盟店アンケート結果」の1部に間違いがあった事に関しては、4月4日のブログに「吉本級のお笑いです」というタイトルで記事を書きましたので、ご承知のことと思います。
 本日の委員会の審議の中心は、3日後の12日(木)に開催される同委員会に、参考人として小牧商工会議所の関係者の出席を求め、アンケート結果の誤りに関して意見を聞くかどうかということであります
※何故、このような議題を審議するために、委員会が開催されたのかは分かりませんでした。

 この審議に入る前に、理事者側から樋口副市長舟橋市民産業部長他2名が委員会に出席し、今回の加盟店アンケート結果に誤りが生じたことに関して、議会に対して謝罪と顛末が報告されました
 それによれば、今回の加盟店アンケートに関わる誤りの経緯は次の通りです。
商工会議所が事業主体として行ったプレミアム商品券の発行事業に際し、商工会議所内に組織された「地域商品券発行事業推進プロジェクト」の会議に小牧市は商工課職員2名を参加させていた(計10回程の会議を開催)

2月21日に開催された上記プロジェクト会議において、アンケート結果を含む検証報告があったが、商工課職員はアンケート集計作業には携わっていなかった為に、市はアンケート結果は正しいものと受け止めた。

3月議会では、本会議においても委員会においても、このアンケート結果を含む検証報告(商工会議所が作成)に基づいて、市長・市民産業部長等が議員の質問・質疑に対して答弁した

3月23日(議会最終日)、24年度予算案の中に計上された同事業に対する補助金(1億3千万円余)について「十分に事業の検証を行い、その検証結果をふまえて慎重に取り組まれることを強く求めます」との付帯決議案が提出され、全員一致で可決された

3月23日に、上記決議案の可決を受け、山下市長がアンケート結果の再点検を商工会議所に要請した

3月26日に、商工会議所はアンケート結果に誤りがあることに気付き、速水専務が市役所を訪問し、アンケート結果に誤りがあったとして謝罪した

4月2日商工会議所の成瀬会頭より小牧市長宛てに謝罪文が提出された

4月3日に小牧市は中日新聞にアンケート結果に誤りがあったことを提供し、それを受けて中日新聞は4月4日の朝刊にて報道した。(中日新聞の件については、委員会の報告であったのではなく、私が書き加えたものです

 本日の委員会の結論は、「4月12日の同委員会に商工会議所の関係者の出席を求めない」ということになりました。
※「出席を求めない」に賛成議員5名、「出席を求めない」に反対議員1名
 4月4日のブログに、この件に関してわざわざ新聞記者を読んで訂正記事を書かせたことについて「吉本級のお笑いです」とのタイトルを付けましたが、本日の委員会についても、私は、「吉本級のお笑いです」と判断しています
 わざわざ、臨時の委員会を開催し、審議するような内容ではないということです。その根拠は次の通りです。

1.議会答弁の根拠となる資料に間違いがあり、それに気付かず3月議会を終了したことは、商工会議所も小牧市も猛省しなければならないことでありますが、加盟店に対するアンケート結果に誤りがあったとしても、プレミアム商品券発行事業の検証項目においては重要な位置付けにある事柄ではありません
 加盟店に対して「効果の有無」のアンケートを取れば、「効果あり・どちらかというと効果あり」と回答する店舗が多いのが当たり前であり、しかも加盟店(528店舗)の内、アンケートに回答したの43.2%(228店舗)に過ぎないものであります。
 最も重要な検証データは、「市民の何%が購入したか」であり、この点に関する検証データには誤りはありません。購入した市民は1割にも満たないという結果でした。(6.6%の市民が購入)
当ブログでは、終始、「小牧62,500世帯の内で何世帯が購入したかが問題だ」と指摘してきました。(8.6%の世帯が購入)

2.そもそも、今回の規模(23年度補助金6,600万円)で商品券発行事業を行うことは、商工会議所からの要望ではなく、山下市長が決めたことであり、小牧市の商工課には商品券発行に関するノウハウも体力もないと思われるので、市が商工会議所に丸投げしたものであります。
 加盟店アンケート結果に誤りがあったことにより、商工会議所の速水専務に謝罪の為に市役所に来させたり、成瀬会頭に謝罪文を提出させるというをことだけでなく、商工会議所の関係者を委員会に参考人招致することなど、とんでもないことでああります

3.山下市長就任後の昨年6月議会に、商品券発行事業に対して6,600万円の補助金が補正予算として計上されましたが、6月22日に開催された福祉環境委員会では実質的な質疑は殆ど行わず、予算案は原案通りに可決されました。
 本来であれば、議会は、前年度の66倍(22年度の補助金は100万円)に相当する6,600万円の補助金予算が計上された時点で、もっと事業に対する本質的な審議をすることが必要であるにも関わらず、それをしないで、アンケート結果に誤りがあったことに対して、参考人招致の審議をするのは、明らかにバランスが崩れた状態です

 樋口副市長も船橋市民産業部長も、議会に対して、再度謝罪されましたし(数日前の議会の代表者会議でも謝罪されたようですが・・・)、ひょっとすると、いや多分、いや間違いなく、山下市長から関係者は叱責されたことでしょう
 委員会でお2人が謝罪されている様子を伺っていて、「プレミアム商品券発行事業は、副市長や市民産業部長が提案された事業ではないのに・・・」と、何か気の毒のように感じました
 市民に一番謝罪しなければならない立場にある人は、「厳しさを増す市民生活を支援する」等の目的を掲げ、23年度は22年度のの66倍、24年度は131倍の補助金を予算計上し、商工会議所に事業を丸投げし、ある時は事業の成果を自画自賛し、ある時には商工会議所に謝罪をさせている山下市長本人ではないでしょうか。
 「こまきプレミアム商品券発行事業」について、昨年6月から追跡している私は、確信を持って「一番謝罪すべきは、山下市長本人だ」と思います。

 市の職員幹部の皆さん、こんなことに挫けないで、あと2年10ケ月(?)頑張りましょう。そして、自信を持って自身の信念で仕事をして下さい
 「再点検を要請したら、アンケート結果に誤りがあることが分かった」、「誤りは数値データーをグラフ化する時の単純入力ミスであった」ということですが、私は、今でも「本当にそうですか」と、頭の一部で思っています。
 その根拠は、一般論で言えば、アンケートを集計し、その数値を入れた表を作成した時点で、「加盟店の回答結果」を認識されたハズです。それをグラフ化すれば、より結果が分かり易くなりますので、表とグラフに相違があれば直ぐに気付くハズです
 また、2月21日のプロジェクト会議で、加盟店のアンケートの結果が、「効果あり・どちらかと言えば効果があった」と回答した店舗が半数以下ておれば、当然のこととっして、「どうしてだろう」という議論に発展しているハズです
 もし、グラフ化の時の単純入力ミスが事実であったとしたならば、プロジェクト会議では検証結果について何も議論していないことになります
 私は、検証に関する議論をしなかったミスの方が、入力ミスよりはるかに大きな誤りと思います

(PS)
 名前は記載いたしませんが、本日の委員会で「商工会議所の検証結果を鵜呑みにした行政も悪いが、同じように鵜呑みにした議会も悪い(要旨)」と発言をして、顰蹙を買った議員がいました。
 先輩議員から発言の撤回を求められても、「皆さんがそうおっしゃるならそうしますが・・・(要旨)」と、発言の問題点を全く理解していないような返事をされました。
 最終的に、その議員の発言は、会議録から削除されましたが、議員になった以上、寝る暇も惜しんで勉強し、せめて一般社会人並みのレベルになって欲しいと申し上げたいです
 そういえば、この議員に関して、12月に「史上最短の一般質問」というタイトルの記事を書いたことを思い出しました。
(PS)
小牧市議会の「議会報告会と市民の意見を聞く会」に参加しましょう
○「議会報告会と市民の意見を聞く会」
4月14日(土) 午後2時より 中部公民館 4階大会議室
4月21日(土) 午後2時より 味岡市民センター2階講堂
5月19日(土) 午後2時より 東部市民センター1階講堂
5月26日(土) 午後2時より 北里市民センター3階講堂

この記事は2012年04月06日に「こまき無答塾」に書かれた記事「「町長政策推進計画」を参考に」を Bing検索のキャッシュ から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



いつも、是々非々の立場で小牧市政について「こまき無答塾ブログ」を書いているつもりですが、結果的に山下史守朗小牧市長の政策やマネジメントについて、批判的な内容の記事が多くなっています
 勿論、頭から市長を批判するブログを書いている訳ではありませんが、1つ1つの事柄を捉えると、そのような結果になってしまっています。

 私は、昨年2月の市長選挙において、「若い力で、若い発想で頑張っていただきたい」と念じて、山下候補に1票を投じた市民です。
 そうした願いと、就任後の山下市長の言動にギャップがあることが、批判的なブログに繋がっていると判断しています。
 そうした状況の中で、山下市長に参考にしていただきたいと思った「町長政策推進計画」について記述いたします。

 私は、地方自治に関して体系的に勉強した事は1度もありませんし、地方自治体の職員経験もない極々一般的な市民であります。
 何年か前に、地方自治に興味を持つようになり、手探りの状態で少しずつ地方自治に関する知識を広めて行きましたが、そうした中で参考にさせていただいてきたのは、次にあげる方々の書籍やブログなどでした。
 首長経験者では、北川正恭元三重県知事(現早大教授)、片山善博元鳥取県知事(現慶大教授)、福嶋浩彦元我孫子市長(現消費者庁長官)の3方です。
 現職の首長では、山下真生駒市長神谷明彦東浦町長、地方議員では、横井利明名古屋市議海住恒幸松坂市議山田拓郎犬山市議の方々です。
 また、議会改革については、中尾修元北海道栗山町議会事務局長(現東京財団研究員)の講演や犬山市議会状況が大きな教材になっています。

 上記の「町長政策推進計画」は、神谷明彦東浦町長の「つれづれブログ」に、4月4日付けで「政策集の進捗管理のツールとして『町長政策推進計画』をつくりました」で掲載されたもので、勿論、東浦町のホームページにも掲載されています。

 私が、半年ほど前に、神谷明彦氏の「政策集」にたどり着いたのは、以前に当ブログで取上げた「市民必携@議会のトリセツ」という冊子を読んだ時に、それをキーワドに検索していたところ、昨年8月の町長選挙で初当選された神谷氏のホームページにたどり着き、選挙時の「政策集」が目につきました
 「政策集」が目に留まったのは、「東浦の幸せな未来のための6つの改革」が非常に分かり易く書かれており、改革で取組む1つ1つの事柄について、それぞれの達成基準(達成年度)が記載されていたためです。
 また、「政策集」のみでなく、神谷町長の職員に対する訓示の内容にも心引かれたため、当ブログで取上げたこともありました。

 神谷町長は、マニュフェストという言葉は使用されていませんが、昨年8月の選挙で掲げた政策について、それぞれの項目、期限目標担当課等取り組み内容年度ごとの取組事項を取りまとめ、マニュフェスト行程表に相当する「町長政策推進計画」をこの3月に策定・公表されたものです。
 そして、公表にあたり、留意点として「政策集は公約と考えられるため、当初の文章は変えないこと」、「やむを得ず変える場合には変更点と変更理由を明示すること」とブログに記述されています。
 
 神谷町長の「町長政策推進計画」と、山下市長の「マニュフェスト行程表」を比較することは不謹慎かも知れませんが、例えば「公共施設の長寿化」に関する両者の記述内容を比較すれば、その差が明らかであると判断いたします。
 そういう視点で、1月に公表された山下市長の「マニュフェスト行程表」に関しては、状況の変化や政策の追加に伴い随時見直しが行われる事を期待いたします

 なお、神谷町長の政策の中で、「多選自粛条例の制定(2年以内)」を掲げられていますが、これは条例を制定するのではなく、「私は、長くても3期までしか町長を務めません」と公式の場で宣言すれば済むことだと思います。
※近い将来には人口が5万人を越しますので(現在も5万人以上ですが)、神谷町長が神谷市長になられることを期待いたします。

 (PS)「議会報告会と市民の意見を聞く会」に参加しましょう。
○「議会報告会と市民の意見を聞く会」
4月14日(土) 午後2時より 中部公民館 4階大会議室
4月21日(土) 午後2時より 味岡市民センター2階講堂
5月19日(土) 午後2時より 東部市民センター1階講堂
5月26日(土) 午後2時より 北里市民センター3階講堂

↑このページのトップヘ