2013年03月

この記事は2013年03月30日に「こまき無答塾」に書かれた記事「小牧市政停滞のルーツは密約」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



小牧市の特別職の3名の方が、任期を残して3月31日で辞職されることにまりました。
 辞職されるのは、樋口副市長尾関副市長江口教育長ですが、特に両副市長は山下市長が任命し、平成23年4月15日に開催された臨時議会で同意を得た人です
 市長に就任直後、自分で任命しておきながら、副市長としての役割を果たさせないで、「残りの2年は新しい体制で臨みたい・・・」として、実質的に更迭することは、首長としての資質を有さない者の行いです

 一方、マニュフェストに「行政改革を断行し10億円の行革効果を捻出し、そのうち1億円をプレミアム商品券として市民に還元する」と唱えながら、平成23年度の行革効果実績の内容を明らかしない状況の中で、プレミアム商品券発行補助事業に対して、これまでの2年間に約2憶円を投入し、その経済効果を検証しないまま今後3年間でさらに3億9千万円を投下するとの「主要事業実行計画」を、この2月に公表しました。

 本来、二元代表制度下において、地方議会は、執行機関に対して「牽制と協力」という関係であります。
 しかし、極めて残念なことでありますが、小牧市議会においては、市長を支持する最大会派「牧政会(12議員)」と、それに同調する会派「小牧市民連合(6議員)」により、プレミアム商品券発行補助事業という1つの事業に対して、2年連続で「附帯決議案」を可決するという、恥かしい状況が続いています。

 この状態が続けば、山下市長の任期であった平成23年3月~平成27年2月の4年間が、将来、小牧市にとって「失われた4年間」となる可能性があります。
 このように小牧市政停滞の原因は何なのでしょうか。私は、確信をもって「小牧市政停滞のルーツは密約である」と判断いたしております。

★相互応援自粛条例?の制定について
 私は、平成23年10月の市議会議員普通選挙を前にした、8月3日に、「選挙時における応援活動の自粛に関する条例の制定について」というタイトルの意見(提言)を提出しました。
 意見(提言)を提出した動機は、同年2月に施行された小牧市長選挙の際に小牧市議が、5選を目指す現職の中野候補と、5選を阻止する新人の山下候補をそれぞれ応援するために、個人演説会場において「必勝」と書いた鉢巻をして応援演説をするのを目の当たりにして、「このままでは、秋の市議選の時には、お返しとして市長が応援してくれた市議選候補者の応援するに違いない」、「そのようなことは、市長と議員の馴れ合いの温床となる」、「そのようなことは、牽制と協力の二元代表制度の根幹を揺るがす」と判断したからであります。
 このような事柄を記述した上で、意見(提言)の文末には、「どうか、市長と議長の間で十分な議論をしていただき、『条例の制定』あるいは『申し合わせ事項の策定』をしていただきますようお願い申し上げます」と記述いたしました。

 回答がなかなかありませんでしたし、市長公室の職員から「市長が市議の応援をすることに問題がありますか?」との電話もありました。
 こうした経緯を踏まえ、私は「市民の声」を「要回答」から「回答不要」に変更する手続をいたしました。
※私は「市民の声」を度々、「要回答」から「回答不要」に変更します。その理由の1つは「とことん追い詰める意思はない」というケース、「言い訳がましい回答は読みたくない」というケースです。
 そして、「市民の声」に窮すると、電話で「お邪魔して直接お話ししたいのですが・・・」というパターンになります。


★誓約書が存在した事実
 残念ながら、平成23年10月の市議会議員普通選挙の際に、山下市長が立候補者に配った誓約書が存在したことを複数の議員の証言で確認いたしました。
 上記の「相互応援自粛」の趣旨とは真逆に、「応援するから、当選後は市長に協力しろ」という主意のものと思われます。
 「こんなバカな事を・・・」と破り捨てた候補者も、文面を加筆(変更)して提出した議員も、提出した議員も、提出しなかった議員もいたとのことであります。
 まあ、口頭であれば密約でバレなかったかも知れませんが、書面の存在が「密約を密約にしきれなかった」ということです。
 私は、当選した議員が是々非々の立場で活動されておれば、過去のこのような極めて残念な事柄をブログに書くことはありませんが、「市民の声で危惧した馴れ合いの市政になっている状況を踏まえ、このままの状況を一刻も早く改善して欲しい」という強い意思により取上げたものです。


★平成23年10月2日の選挙結果
 現在、牧政会に所属している議員の過去3回の開票結果は上記の通りです。
Mar30161.JPG


 山下市長が候補者を応援するということは具体的どういうことなのだろうか・・・。
 「私は、選挙の時山下市長からは1票も廻してもらわなかった」と言われる議員がおられました。
 この発言からすれば、逆に、山下市長から票を廻してもらった議員がいると、受け止めるのが自然であります。
 山下市長には、県議時代から、バスを何十台も連ねての後援会旅行があるということは、これらの後援会の票を特定の候補に割り振ることが出来ると判断するのが自然であります。

 単に、儀礼的な応援まらともかく、「票を廻すから俺の言う通りに従え」というようなことは絶対に許されません。
 4月4日に臨時議会が開催され、新しい副市長の人事案件について議会の同意を求める可能性があります。
 小牧市民の皆さん、議会において各議員がどの様な表決態度をするか、厳重な目で見極めましょう。
 副市長予定者がどんなに優秀な方であっても、2年間で自分の任命した副市長2名を解任するような前科のある人の提出した人事案件には同意しないのが当たり前ではないでしょうか。

この記事は2013年03月29日に「こまき無答塾」に書かれた記事「お疲れ様2人の副市長、頑張って新副市長」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



3月31日付けで小牧市役所を去る3名の話です。30日は土曜日、31日は日曜日ですので実質的には、今日が最後の業務日です。
 2人は3月23日のブログ「無能な市長を見切って両副市長が辞職」で取上げた樋口民雄副市長尾関龍彦副市長です。
 そして、もう1人は、岩倉市の副市長に就任される久保田桂朗秘書広報課長です。

★樋口副市長・尾関副市長お疲れさまでした、「無念」です
 23年4月15日の臨時議会で就任直後の山下新市長が任命した両市長の人事案件を議会が同意してから2年足らず、両市長を任期の半ばで退職せざるを得ない状況に追い込んだことはどのような理由付けをしても誰も理解・納得いたしません。
 就任後、2年間で3名の副市長が辞職することは、山下市長の好きな言葉「全国初だ」ということで自慢される事柄かも知れませんが、世間の常識の目で見れば、マネジメント能力や、人間的魅力に欠けた首長であることを世間に知らしめる事柄です。

 「両副市長が勤務されるのは今日が最後だ」ということで、実は、午後お2人宛ての手紙を書いて、本庁舎1階の受付へ行って「桃花台の堀と申しますが、両副市長に手紙をお渡ししたいのですが」とお願いしたところ、「両副市長は今日のお昼に職員に見送られて退庁されました」との返事、手紙は郵送でお届けすることにいたしました。
※お昼で退庁されることを知りませんでしたが、もし知っていたら遠くからでも拍手をしたかったなあ。
  両副市長「無念」でしょうね、職員の皆さんも「無念」と思われていると確信します。
 勿論、私も「無念」であります。この「無念」は2年後の市長選挙で晴らしましょう。


 山下市長は「新体制で・・・」と言われているそうですので、臨時議会に「副市長人事案」を提出されるつもりでしょうが、このような状況で副市長を受ける人物は、よほどのイエスマンか、よどどの名誉欲が強い人物です。
 例え、受ける人物があったとしても、2年前の人事案同意を無視された議会が、今回は同意するハズがない、いや、同意すべきではないと確信いたします

★久保田岩倉新副市長、頑張って下さい
 3月23日の新聞報道(小牧市人事)で、秘書広報課長の久保田桂朗氏が3月31日で退職されることを知りました。
 それ以降、「何故、定年ではないだろうに・・・」と思っていましたが、昨日、秘書広報課のメールアドレスに久保田課長宛てのメールを次のように送信しました。
送信メール文)
 23日の新聞報道で久保田課長が3月31日付けで退職されることを初めて知りました。「えっ、定年退職・・・?」「まさか・・・」と信じられませんでした。
 秘書広報課長としての1年7ケ月、大変お疲れさまでした。また、いろいろお世話になりこころよりお礼申し上げます。ありがとうございました。
 どうぞ、お元気でお過ごしください。


 夕方、久保田課長から次のような返信がありました。
受信メール文
 こちらこそ、大変お世話になりました。私のことまで気にかけてくださり、ありがとうございます。
 私は現在51歳で、定年までまだ9年ありますが、岩倉市から副市長にという話をいただき引き受けることにいたしました。
 これまでいただいた堀さんのご意見は、小牧市にとって耳の痛いこともあったかと思いますが、それは核心を突いた意見であったゆえのことで、今にして思えば、私にとっていい思い出となっています。
 私は、今後も行政の仕事に携わっていきます。近いところですので、もしお気づきの点があれば、忌憚のないご意見をいただきたいと思います。
 これからも、どうかお体に気をつけていただき、ご活躍ください。


 このメールをいただいて、私は、久保田課長が岩倉市の副市長に就任されることを初めて知りました。
 そして、今朝の朝日新聞に昨日開催された岩倉市議会において久保田副市長の人事案件に議会の同意かあったことが報じられました。 
 岩倉市議会は犬山市議会と同様に、早大マニュフェスト研究会の議会改革度調査で、極めて高い評価を受けている議会です。
 議会が本来の役割を果たせば、執行機関も強くなります、そして執行機関がより強くなれば、議会もより強くなるというプラスの連鎖が生じます。
 久保田新副市長、激務でしょうが是非とも頑張って、岩倉市政発展に貢献いただきたいと願っています。
※残念ながら小牧市議会と執行機関は負の連鎖が生じているのではないかと、私は判断しています。

(PS)
 私の手元には、小牧市職員の方の名刺が数10枚あります。しかし、殆どの名刺は私の方から顔見知りになった職員の方に「堀です」と言って差し出したことによるものです。
 多くのケースは、名刺を渡しても「すいません、今持っていませんので・・・」と、後から渡されることが通常です。
 現役時代の「名刺交換が人間関係を築く第1歩」という感覚からすれば、市職員の方にはそのような感覚は殆どありません。
 むしろ、市民と名刺交換したら、ややこしいことになるかもしてないという意識の方が強いのかも知れません。
 こうした中で、久保田課長の場合には、課長の方から「久保田です」と名刺をいただきましたので、極めてまれなケースでした。
 これからの時代は、久保田課長のように、どんどん市民の方に降りて行き、市民と人間関係を作ることが市職員にとっては必要なのですね。   

この記事は2013年03月23日に「こまき無答塾」に書かれた記事「無能な市長を見切って両副市長が辞職」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



 昨日のブログの文末には、「定例会は終了しましたが、近々、臨時議会が開催される予感が・・・」と書きました。
 また、文中では、江口教育長が任期途中の3月31日付けで退任されることに関して、「退任を余儀なくされた、逆に、こんなのこれ以上やってられないよという可能性もあると思います」と書きました。

 今日(3月23日)の中日新聞県内版(20ページ)に次の見出しの2段の記事か掲載されました。
Mar23157.JPG 本日の新聞ですので、記事をそのまま掲載することは避けますが、記事のポイントは次の通りです。「小牧市の樋口民雄副市長(61)と尾関龍彦副市長が任期を二年余りを残して、今月末で辞職することが分かった。二十五日に山下市長へ辞職届を提出する。・・・関係者によると、市長との間で考え方の違いや意思疎通が不十分な点があったという。残りの任期を新体制で臨みたいとする山下市長の意向をくみ、辞職を決めたとみられる。・・・」
 
 昨日のブログの文末に書いた「臨時議会云々」は、新しい副市長人事案件について、議会の同意を得るための臨時議会の開催を予感したものでした。

 2年前の平成23年2月6日に施行された小牧市長選挙で山下候補が初当選して市長に就任した時の副市長は、服部勲氏と村上秀斎氏でした。
 市長選挙の前に桃花台の光ケ丘会館で開催された「立候補予定者との懇談会」で、山下候補は「市長に就任した時には、副市長は2人体制だが、そのうちの1人は民間人を登用したい」と、発言されました。
 服部副市長は年齢も高く3月末が任期でしたので、山下市長が当選した直後には、「副市長は村上副市長と民間人だ」と、私は判断していました。
 しかし、市職員の信望も厚いと聞いていた村上副市長は、任期途中であるにも関わらず、服部副市長と同様に3月末で退職されました。
 勿論、詳細は分かりませんが、村上副市長は「こんな新市長の下で副市長を務めたくない」と判断されたものと、私は勝手に判断していました。
 あるいは、「中野前市長が任命した副市長だから辞めて欲しい」との働きかけが山下新市長側からあったのかも知れません・・・。

 2人の副市長が退職した直後の、平成23年4月15日に開催された小牧市議会の臨時議会において、山下新市長から「小牧市副市長の選任について」という人事議案2本が上程され、全会一致で議会の同意が得られました。 こうした経緯を経て、山下新市長が選任した樋口氏と尾関氏の2人が小牧市の副市長に就任されました。
 副市長就任前の役職は、樋口副市長は都市建設部長尾関副市長は総務部長であり、お二人は小牧市職員として小牧市の発展にご尽力された方ですので、私は両副市長が活躍されることを密かに願っていました。

 最近、市長室において山下市長に向かって「あなたは独裁者か!」と大きな声で言った小牧市議会議員がいたという話が聞こえてきました。
 市長就任後、「自分が選任した関わらず、両副市長を軽視しているのではないか」との内容のブログを度々書いてきました。
 両副市長を、市政戦略本部の副本部と位置付けながら、全ての市政戦略会議に参加させていないのが、その1つの事例です。
 2年後の市長選挙までの間、「山下市長を監視できるのは小牧市議会しかない」との判断で、厳しいことを言いながらも、一方では「小牧市議会頑張れ」「二元代表制度下における議会の役割を果たせ」と、議会にエールを送ってきたつもりですが、昨日のような体たらくの状況です。

 両副市長の辞職の真実は、山下市長による「更迭人事」だと私は判断していますが、一方で両副市長は「こんな訳の分からない無能な市長の下で働けるか」という思いがあったと確信しています。
 お二人にとって辞職は不本意で腹立たしいことでしょうが、「山下市長は資質に欠ける首長だ」ということを世間に広く知らしめた事柄だと思います。
 我慢して、副市長に留まるより、辞職された方が健康面でも精神衛生の面でも間違いなく良いのではないでしょうか。
 本当に本当にお疲れさまでした。ありがとうございました。
 特に、尾関副市長とは、以前に、「情報の開示請求」の件で、市民と市の総務部長いう立場ではなく、人間と人間という立場でお話をすることが出来ました・・・。

 先日、ブログで紹介した書籍「上司の論理 部下の論理」の中で、著者の塩田丸男氏は、次のような文章を書かれています。
 「サラリーマンにとって、辞表を書くということは、生涯の運命にかかわる大事件である。天下の一大事だ。その大事の引き金になるのが直属上司なのだ、と改めて思い知らされて、私は大いに考えさせられた
 サラリーマンを市職員、副市長に代えても、通じる文章だ・・・。

 オーナー企業の3代目・4代目で苦労なく社長のポストに就いた人物が良く言う「〇〇を登用したが、期待外れだった、〇○は駄目な社員だ」という言葉があります。
 こんな時、私は「お前のマネジメント能力が駄目なんだよ」と心の中で叫んでいたような気がします・・・。

 小牧市議会は臨時議会で如何なる人事議案が提出されようと、絶対に同意すべきではありません。
 山下市長の次に、資質を問われるのは小牧市議会であるのです。

この記事は2013年03月22日に「こまき無答塾」に書かれた記事「全ての根源は議員本人のために、・・・小牧市議会の大恥」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



本日10時から開催された小牧市議会は、平成25年第1回定例会(3月議会)の最終日でした。
 最終日を傍聴した私の結論は、「小牧市議会が全国に大恥をさらすことになりました」ということです。
 そのような事になった根源は、議員本人の議会内における自身の立場を保持するためのもであり、議員という地位を継続していきたいという思惑によるものであり、小牧市民のためとは言い難いものであります。


 各常任委員会に付託された議案について、4人の各委員長から、委員会における審議結果の報告があった後に、本日上程された「平成25年度一般会計予算案(第29号議案)に対する修正案」について、それぞれ提案理由の説明、質疑、討論、採決がありました。

 上程された修正案の1つは、平成25年度一般会計予算案のうち、プレミアム商品券に係る予算1億3,000万円を6,500万円(半額)に削減するもので、提出者は橋本哲也議員(公明党小牧市議団)、賛成者は稲垣衿子議員・加藤晶子議員(以上、公明党小牧市議団)、小林一議員・伊藤茂議員(以上、無会派)です。
 もう1つの修正案は、平成25年度一般会計予算案のうち、プレミアム商品券に係る予算1億3,000万円を6,500万円(同)に削減し、さらにA街区における複合施設整備基本構想策定委託料などに係る予算928万円余を削除し、合わせて7,428万円余を削減・削除するもので、提出者は竹内里美議員(日本共産党小牧市議団)、賛成者は佐藤大輔議員・安江美代子議員(以上、日本共産党小牧市議団)です


 この2つの修正案は、質疑・討論の後に、次のような手順で採決がありました。
(1)先ず、竹内議員の提出した修正案のうち、A街区整備に係る928万円余の削除修正については、賛成は日本共産党小牧市議団の3議員だけで、賛成少数で否決されました。

(2)橋本議員が提出した修正案と、竹内議員の提出した修正案のうちプレミアム商品券に係る6,500万円の削減修正について、賛成は公明党小牧市議団の3議員、日本共産党小牧市議団の3議員、小林一議員・伊藤茂議員の8議員で、賛成少数で否決されました。

(3)以上の結果を踏まえ、平成25年度一般会計予算案(原案)は、牧政会の12議員、小牧市民連合5議員、水谷勉議員・舟橋秀和議員(以上、無会派)の計19名の議員で賛成多数で原案通り可決されました。

 2つの修正案が否決されるのは予想した通りでしたが、3月今議会に上程された全ての議案が原案通り可決された後に、谷田貝将典議員(小牧市民連合)より、25年度一般会計予算案に対する附帯決議の動議がありました。ここで午前中の審議を終わり、お昼の休憩となりました。
 ここからが、小牧市議会の大恥の始まりでした。

 午後1時20分から再開され、25年度一般会計予算案について「こまきプレミアム商品券に係る附帯決議案」について、伊藤宏行議員(小牧市民連合)より提案理由の説明があった後、この附帯決議案に対して、橋本議員から反対討論、小沢議員から賛成討論、竹内議員から反対討論、鈴木(英治)議員から賛成討論が交互にあり、採決の結果、牧政会12議員、小牧市民連合5議員、無会派の水谷勉議員・舟橋秀和議員の賛成により、附帯決議は可決されました。

 プレミアム商品券発行事業という1つの事業に対して、2年連続附帯決議を可決することなど、本来あり得ない話です。
 サッカーで例えれば、ある選手にイエローカードを出した審判が、再び反則を犯すその選手に2枚目のイエローカードを出して、引き続き試合に参加することを認めるようなものです。
 さらに家庭で例えれば、浪費ぐせのある出来ろ悪い息子に親が、1年前に「お金を大切に使いなさい」と注意して出したにも関わらず浪費が続いているのに、再び「去年と同じ額のお小遣いを出すけど、大切に使いなさいね」とまた言うのと同じです。
 
 議会の選択肢の1つは、「昨年の附帯決議を受けて、しっかりと事業の検証し、その結果として事業の効果があることが分かったから、原案通り可決する」ということです。
 もう1つの選択肢は、「昨年の附帯決議を無視して、検証もろくに行わず、事業の効果もハッキリしていないので、原案を修正する」ということです。

 そうであるにも関わらず、2年連続して同一事業に附帯決議を可決することは、世間の笑いものになる事柄だと私は判断いたします。
 10日程後に、会議録速報版がホームページにアップされますので、是非みなさんの目で確認してみて下さい。(特に、附帯決議案に賛成した議員の、道理の通らぬ理屈を確認して下さい)

 なぜ、このようになるのでしょうか。附帯決議の動議を出した谷田貝議員も、賛成討論をした小沢議員も、つい数日前までは、附帯決議をすることに反対の立場の議員でした
 2人の若い議員は、あれこれいい訳をするだろうが、結果として自分の信念を貫けなかったどころか、結果として動議提出と賛成討論という重要な役割を担ったのではないか。
 こうしたことが、相変わらず平気で行われていることが、小牧市議会の議会改革を妨げているのではないのか・・・。
 予算案原案に賛成するのはかまわない。であれば附帯決議にも賛成するのか。私には責任回避としか映らない・・・。


 23年2月の市長選挙の時に、会派・個人としてどちらの山下候補を応援したか、中野候補を応援したかということ、23年10月の市議選で山下市長に、会派・個人として応援してもらったか、そうでないかということが、その後の議員の議会における表決態度に大きく影響しているのです
 本来、是々非々の立場であるべき議員が、本来、独善に陥りやすい市長を監視すべき立場にある議員が、会派拘束に捉われ、議会内における自身の立場を保持することに捉われ、さらに議員という地位を継続していくことの捉われ、自身の本心とは異なる行動をとってしまうのです。
 
 「23年10月の市議選の時に、山下市長と市議選候補者の間で何があったのか・・・」、この件について記載することを控えますが、あのようなことをやっているから、今日のような事態を招くのであります。
 再度、提案します、「市長選挙、市議会選挙の時に、市長と議員が相互に応援し合うこと」を止めましょう。
 馴れ合い市政の根源になるからです

(PS)
 江口光広教育長3月31日付けで退任されます。任期は平成25年12月24日までですが、9ケ月程の任期を残しての途中退任です。
 退任挨拶で、「新年度を迎える切の良いところで・・・」と言われましたが、その言葉通りでしょうか。
 懐疑心の強い私には、「退任を余儀なくされた」、逆に「こんなのこれ以上やってられないよ」という可能性もあると思います。
 なお、後任は安藤和憲氏(小牧市立北里中学校長)で、人事案が議会の全員一致で同意されました。

(PS)閉会式終了後に3月末で退職される7名の部長・次長職の方が紹介されました。
 退職されるのは秋田高宏総務部長、柴田和則環境交通部長、今枝博実監査委員事務局長、櫻井昌典消防長、高木健健康福祉部次長、小関己喜男下水道部次長、野村裕消防署長の方々です。
 今までに、消防関係のお2人とはお話しする機会はありませんでしたが、5人の方とは色々な機会にお話しすることが出来ました。時には厳しいことも申し上げましたが・・・。
 長い間お疲れさまでした。どうぞこれからもお元気でご活躍されることを祈念いたします。
 ありがとうございました。

 定例会は終了しましたが、近々、臨時議会が開催される予感が・・・。

この記事は2013年03月18日に「こまき無答塾」に書かれた記事「首長のリーダーシップ力」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



一昨日(3月16日)、NKHテレビで放送されたドキュメンタリードラマ「ヒロシマ・復興を夢見た男たち」をご覧になった方もいらっしゃると思います。
 原爆症と闘いながら、戦後初の公選で広島市長となった浜井信三氏が、市民らと「夢を語る会」を立ち上げ、広島の未来を議論を交わしながら、数々の困難を乗り越えて、「広島平和都市建設法」の成立、「広島平和記念公園」や「平和大通り(幅員100m道路)」の建設を推進し、現在の広島市の街並みの基礎を造った首長を描いた物語でした。
 私は、どちらかというと、映画やドラマを視ても、涙を流したり感動することの少ない人間です。
 しかし、今回の放送は、現役時代のことを思い出しながら、浜井氏の首長としての強いリーダーシップ力に感動いたしました。

 一昨年の11月24日に「部下が上司を評価する」、今年の2月13には「リーダのタイプ(類型)と暴力及びパワーハラスメント問題」というタイトルのブログを書きました。
 私が勤務していた会社では、九州大学教授であった三隅二不二氏が提唱された「PM理論」に基づいて、部下が上司を評価し、その結果に基づいて、部下を持つ管理職のリーダーシップ能力の科学的な把握と、リーダーシップ能力の向上を図っていました
 これは、集団機能という観点からリーダーシップを類型化したもので、集団機能を「P機能」(Performance function:目標達成機能)と、「M機能」(Maintenance function:集団維持機能)の面から測定し、リーダーシップを、「PM型(ラージピー・ラージエム型)」、「pM型(スモールピー・ラージエム型)」、「Pm(ラージピー・スモールエム)」、「pm(スモールピー・スモールエム型)」の4つの類型に分類し評価するものです。

★浜井信三氏の首長としてのリーダーシップ力
 テレビを観終わったああとに、ふと「浜井氏のリーダーシップ力を、PM理論の図表に当てはめたら・・・」思いました。
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 間違いなく、赤いシールで示すように浜井氏はP機能(目標達成機能)も、M機能(集団維持機能)も、ともに優れたPM型(ラージピー・ラージエム型のリーダシップ力を持つ首長であったということです。

★私が影響を受けた本
 私は本をあまり読んでいませんが、現役時代には、次の2冊の本から多くのことを学びました。
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 いずれも古い本で、左の「人を動かす(D・カーネギー著/山口博訳)」は、昭和49年2月20日発行の第1版第127刷、右の「上司の論理 部下の論理(塩田丸男著)」は、昭和56年3月9日発行の第10刷です。

 「人を動かす」の訳者である山口氏は、「まえがき」に次のようなことを書かれています。
・・・社会は人間の集まりである。人と接触せずには、1日も社会で暮らせない。だから、社会人にとって、人間関係(ヒューマン・リレーション)の調整ほど大切なものは、ほかにないはずだ。それほど大切なものを、学校では教えてくれない。社会に出て、つまずき、失敗をくりかえしたあげく、少数の人は、それを体得するが、大多数のひとは、生涯その秘訣を会得せずにおわる。こうした原始的な方法以外に、これを習得する途がないというのは、科学、技術、教育の進んだ現代において、まことに奇怪なことといわねばなるまい。
 デール・カネギ―は、ここに着目したのである。人間関係を調整して、自分の幸福はもちろん、他人の幸福をも増進する原理をうちたて、豊富な経験と実例にもとづいて、それを、きわめて平易に解説した。かって満たされたことのない社会の要求が、彼によって、みごとに満たされたのだ。・・・
(以上引用終わり)

 また、塩田氏は「上司の論理 部下の論理」の冒頭で、明電舎の社長であった今井正雄氏の名言「会社とは、直属上司のことだ」を取上げ次のように記述されています。
・・・ほんとうに、そうだと思う。直属上司の如何によって、サラリーマンの人生は薔薇色にも灰色にもなる。それなのに、その大事な直属上司を通常の場倍、サラリーマンは選ぶことができない。
・・・<どんな時に、サラリーマンは、辞表を叩きつけたい、と思うのか> こんなテーマで、数年前、ちょうど50人のサラリーマンのアンケート調査をしたことがある。
 「仕事の性質が自分に合わないことが分かった」「会社の将来性がない」「同族会社で出世の見込みがない」「ふとうな配転をされた」「独立自営の志やみがたく・・・・・」など、さまざまな理由が浮かび上がってきたが、50人中42人までが、何らかの形で直属上司が絡んだ不満や非難があった。・・・
(以上、引用終わり)

 実は、私は42年余りのサラリーマン人生の中で、2度の転職経験がありました。
 係長であった38歳の時に、直属上司である所長と、常務であった58歳の時に、直属上司である社長と、それぞれ信頼関係が崩れ転職いたしました。
 会社に不満があったわけでなく、仕事に不満があったのではなく、まさに「会社とは、直属上司のことだ」ということです。

★小牧市の首長のリーダーシップ力は
 小牧市を会社に例えれば、山下市長は社長であり、市職員は社員であり、小牧市民は株主ということでしょう。
 山下市長は、自分の幸福はもちろん、他人(市職員・市民)の幸福をも増進する仕事をされているのだろうか。
 山下市長が直属上司である両副市長や部長職の方々は、人生は輝く薔薇色だと感じておられるのだろうか。
 勿論、私には全く分かりません。
 私にとって、山下市長は上司ではありませんが、2年前の市長選挙の時に、投票用紙に「山下史守朗」と記入した1小牧市民として、小牧市株式会社の山下社長のリーダーシップ力を「PM理論図表」の上に、赤いシールでプロットしてみました。
 その結果は次の通りです。この2年間市政を見守り続けてきた私の独断に基づくものですが。
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 私の評価は、「Pm型(ラージピー・スモールエム型)」の首長だということで、「仕事には厳しいが(といってもスケールの6程度ですが)、グループをまとめるのが苦手(スケールの2程度)」のタイプのリーダーということです。(ちょっと、甘いかも・・・)
 しかし、問題なのは、三隅教授の説によれば、「M機能が備わっていない人は、リーダーの理想像であるPM型(ラージピー・ラージエム型)になるのは極めて難しいということであります。
 

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