この記事は2014年04月30日に「こまき無答塾」に書かれた記事「図書館問題で犯した小牧市長の大罪(その4)」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針)
(昨日の続き)
図書館問題で犯した山下市長の大罪のうち、私が最も重い罪だと判断しているのが、本日記述する大罪です。
★山下市長が犯した大罪その5 「図書館の基本構想・基本計画の策定に係わった多くの人々の想いを踏みつぶした大罪」
◆新小牧市立図書館建設基本構想の策定過程
平成19年7月に公募市民を含む「小牧市立図書館整備計画委員会」を設置し、平成18年度に行った「図書館に関するアンケート調査報告書」の結果などを参考にしながら、7回の委員会を開催し平成20年3月に基本構想を策定しました。
策定に際してはパブリックコメント(意見提出者10名:意見総数42件)、さらに、市民との意見交換会(参加市民13名)を実施しました。
◆新小牧市立図書館建設基本計画の策定過程
平成20年度は同委員会を10回開催し、基本構想を基礎として、平成21年3月に新小牧市立図書館建設基本計画を策定しました。
※小牧市立図書館整備計画委員会の委員長は唐松健夫氏(元岩倉市立図書館長)でした。
策定に際しては基本構想と同様にパブリックコメント(意見提出者14名:意見総数26件)および市民との意見交換会(参加市民25名)を実施しました。
さらに、福祉団体へのヒアリング(参加団体10団体)、および図書館業務支援ボランティア(図書館サポーター)からの自由意見を聴取して基本計画を取りまとめたものです。
※基本構想および基本計画は、次の文字をクリックすればご覧いただけます。
新小牧市立図書館建設基本構想
新小牧市立図書館建設基本計画
そして基本計画書の第9章「管理・運営」(45頁)第1節~第3節には次のように記載されています。(要旨)
●第1節 市直営の原則による市民ニーズへの対応
図書館は小牧市の直営による運営を行っていきます。なお、一部窓口業務等を民間業者に委託して、開館時間の延長も行っていきます。
※ご承知のように現在でも、貸出し・返却業務は民間業者に委託して運営しています
●第2節 専門職員の養成
司書資格を持つ専門職員を計画的に配置し、多種多様な相談に対して、出来る限り応えられるように努めます。
●第3節 市民との協働
市民ひとりひとりはもとより、ボランティアや各種団体との連携や協力関係をさらに進め、市民に密着した運営を行います。(以上)
しかしながら、山下市長はCCCが指定管理者として運営する佐賀県の武雄市図書館に飛びつき、その障害となる「市直営の原則」を削除するために、4月21日に急遽、図書館運営協議会を開催し、市直営の原則の部分を指定管理者運営に見直しさせてしまったのです。
この日の運営協議会には8名の委員が出席していましたが、基本計画策定当時の委員長唐松氏(現在:愛知文教大学地域文化研究センター事務長)、副委員長の酒向氏、公募委員の崎元氏は、この見直しに異議を唱えましたが、協議会のお飾り的な会長の吉村知治氏(小牧アーカイブス代表)は、3氏の意見に耳を傾けず、「小牧市が上手くやってくれるでしょうから・・・」と、見直しを認めてしまいました。
※審議会等の会議の委員長・会長には、吉村氏のようにイエスマンを任命するケースも多々ありますが・・・。
※他の4人の委員は、一言も発言せず無言でした。
事務局として出席した、安藤教育長、大野教育部長、舟橋教育部次長、山田図書館長は、3氏の異議に対して「見直すのは運営方法だけで、基本計画の内容は変更されませんので・・・」との防戦一方でしたが、私は、指定管理者に図書館を運営させたら、大勢の人が係わって策定した基本構想・基本計画の内容など、吹っ飛んでしまうと確信いたします。
山下市長、いやあえて、この男と呼びますが、この男は「図書館の基本構想・基本計画の策定に係わった多くの人々の想いを踏みつぶした大罪」を犯したのです。
(明日へ続く、明日はまとめです)
(昨日の続き)
図書館問題で犯した山下市長の大罪のうち、私が最も重い罪だと判断しているのが、本日記述する大罪です。
★山下市長が犯した大罪その5 「図書館の基本構想・基本計画の策定に係わった多くの人々の想いを踏みつぶした大罪」
◆新小牧市立図書館建設基本構想の策定過程
平成19年7月に公募市民を含む「小牧市立図書館整備計画委員会」を設置し、平成18年度に行った「図書館に関するアンケート調査報告書」の結果などを参考にしながら、7回の委員会を開催し平成20年3月に基本構想を策定しました。
策定に際してはパブリックコメント(意見提出者10名:意見総数42件)、さらに、市民との意見交換会(参加市民13名)を実施しました。
◆新小牧市立図書館建設基本計画の策定過程
平成20年度は同委員会を10回開催し、基本構想を基礎として、平成21年3月に新小牧市立図書館建設基本計画を策定しました。
※小牧市立図書館整備計画委員会の委員長は唐松健夫氏(元岩倉市立図書館長)でした。
策定に際しては基本構想と同様にパブリックコメント(意見提出者14名:意見総数26件)および市民との意見交換会(参加市民25名)を実施しました。
さらに、福祉団体へのヒアリング(参加団体10団体)、および図書館業務支援ボランティア(図書館サポーター)からの自由意見を聴取して基本計画を取りまとめたものです。
※基本構想および基本計画は、次の文字をクリックすればご覧いただけます。
新小牧市立図書館建設基本構想
新小牧市立図書館建設基本計画
そして基本計画書の第9章「管理・運営」(45頁)第1節~第3節には次のように記載されています。(要旨)
●第1節 市直営の原則による市民ニーズへの対応
図書館は小牧市の直営による運営を行っていきます。なお、一部窓口業務等を民間業者に委託して、開館時間の延長も行っていきます。
※ご承知のように現在でも、貸出し・返却業務は民間業者に委託して運営しています
●第2節 専門職員の養成
司書資格を持つ専門職員を計画的に配置し、多種多様な相談に対して、出来る限り応えられるように努めます。
●第3節 市民との協働
市民ひとりひとりはもとより、ボランティアや各種団体との連携や協力関係をさらに進め、市民に密着した運営を行います。(以上)
しかしながら、山下市長はCCCが指定管理者として運営する佐賀県の武雄市図書館に飛びつき、その障害となる「市直営の原則」を削除するために、4月21日に急遽、図書館運営協議会を開催し、市直営の原則の部分を指定管理者運営に見直しさせてしまったのです。
この日の運営協議会には8名の委員が出席していましたが、基本計画策定当時の委員長唐松氏(現在:愛知文教大学地域文化研究センター事務長)、副委員長の酒向氏、公募委員の崎元氏は、この見直しに異議を唱えましたが、協議会のお飾り的な会長の吉村知治氏(小牧アーカイブス代表)は、3氏の意見に耳を傾けず、「小牧市が上手くやってくれるでしょうから・・・」と、見直しを認めてしまいました。
※審議会等の会議の委員長・会長には、吉村氏のようにイエスマンを任命するケースも多々ありますが・・・。
※他の4人の委員は、一言も発言せず無言でした。
事務局として出席した、安藤教育長、大野教育部長、舟橋教育部次長、山田図書館長は、3氏の異議に対して「見直すのは運営方法だけで、基本計画の内容は変更されませんので・・・」との防戦一方でしたが、私は、指定管理者に図書館を運営させたら、大勢の人が係わって策定した基本構想・基本計画の内容など、吹っ飛んでしまうと確信いたします。
山下市長、いやあえて、この男と呼びますが、この男は「図書館の基本構想・基本計画の策定に係わった多くの人々の想いを踏みつぶした大罪」を犯したのです。
(明日へ続く、明日はまとめです)