2015年03月

この記事は2015年03月10日に「こまき無答塾」に書かれた記事「久世高裕犬山市議の議案質疑から学ぶ」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



犬山市議会議員の久世高裕さんが、昨日(3月9日)のFBに次の投稿をされました。
(久世議員のFB投稿記事)
 本日行った議案質疑。平成25年3月議会で「広報の印刷製本費を抑制すること」と附帯決議を行い、その翌年度は10%減額されたものの、来年度予算でまたほとんど同じ金額に戻っていたためその理由を問いました。
答えは「広告掲載欄を設けたためページ数が増えた」というものでしたが、到底納得できるものではありません。「市外業者にも入札への参加を可能にする」という方法などで抑制を図っていく必要があります。
(以上)

 久世議員はFB投稿にあたって、平成24年犬山市議会議会事務局が調べた資料(広報制作費の近隣市町との比較表)を提示されましたので、本ブログ掲載に際して次の表にまとめました。
img361.jpg

 なお、犬山市はNPOに広報の編集を委託していますので広報制作委託費がかかっています

 私は、久世議員の昨日の記事を読んで、「小牧市として参考にすべき点が多々ある」と判断いたしましたので、本日のタイトルは「久世高裕犬山市議の議案質疑から学ぶ」としました。

★議案質疑に要する時間の違い
 議案質疑は、議会に提出された議案(条例案、予算案、人事案など)について、議員が本会議場で理事者側に議案内容について質問し、疑問点などを問いただすことです。
 犬山市議会では今回の定例会では、3月6日(金)と9日(月)の2日間の日程が組まれ、多くの議員が質問されます。
 議案が各委員会に付託される前ですので、自分が所属していない委員会に付託される議案についても質問ができますので、議案質疑は議員にとって非常に貴重な時間です。

 一方、小牧市における議案質疑の日程は、一般質問終了後となっており、通常、要する時間は30分~1時間程度で終了し、質問する議員も数名です。
 小牧市議会では、9月議会での制定を目途に議会基本条例の検討をしていますが、それはそれとして、議案質疑をどのようにして充実していくかを真剣に検討する必要があると思います。
 直ぐ近くに、充実した議案質疑を行っている犬山市議会があるのですから・・・。

★付帯決議のフォロー
 今回、久世議員が取上げた平成25年3月議会での附帯決議の内容は、「印刷製本費を抑制すること、現在の編集体制を見直すこと、広告収入を得られるようにすること」の3点とのことです。
 このうち、印刷製本費が27年度度予算案で元の金額に戻ってしまっていることについて質疑をされた訳ですが、付帯決議のフォローをされている様子を目の当たりにして、「小牧市議会も見習うべきだ」と思いました。
※平成26年度の広告収入は約200万円とのことです。

 小牧市議会では、こまきプレミアム商品券発行助成事業予算について、平成23年6月議会に続き、平成24年3月議会と2度にわたり付帯決議を全員一致で可決しています。
 1つの事業に対して、2年連続付帯決議をすることは、極めて異例のことでありますが、付帯決議に対するフォローについては、私は「十分ではない」と判断しています。
 山下市長は今後さらに、こまきプレミアム商品券発行助成事業を拡充しようとしていますので、かっての付帯決議のフォローも含めてしっかりと同事業に対する予算案の審議をする必要があると思います

★広報制作費
 上記の表をご覧いただいて分かるように、平成24年の小牧市の広報に係わる印刷製本費7,308万円は、春日井市や一宮市を遥かに上回っています。
※印刷製本費の平成27年度予算は84,630円です。(この中には、カレンダー等に係わる費用も含まれています)
 「広報こまき」は、平成24年9月1日号から表紙も内容も変わりました。私は「表紙も内容も温かみがなくなりつまらなくなった・・・」、「何か、恣意的な匂いがプンプンする・・・」と思うようになり、パラパラと走り読みする程度になってしまいました。

 平成23年に行った外部評価において、若い女性の評価委員の方が、「若い人が読む広報にすべきだ」、「その一案として、記事の中にクイズを入れたりすること」と発言されたのを記憶しています。
 しかし、山下市長は、就任後5ケ月後に、全国で唯一PR学科を持つ名古屋文理大学と、広報分野での連携協定を結びました。
 そのためか、「広報こまき」は、山下市長のPR誌になってしまったような気がします。
 上記の個人的印象である「つまらない」「恣意的な匂い」は連携協定の影響を受けているのかも知れません・・・。
 印刷製本費の削減はもとより、若い人にも読んでもらえる広報を目指して、改革をする必要があると思います。

この記事は2015年03月09日に「こまき無答塾」に書かれた記事「議案第21号「こども夢・チャレンジNO.1都市宣言の制定について」の経緯と問題点」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



2月24日に開会した平成27年小牧市議会第1回定例会(3月議会)には、条例案21件、一般議案4件、補正予算案12件、当初予算案13件、人事案1件、諮問1件の合計52件議案が提出されています。
 これらの議案は、3月11日(水)から始まる常任委員会及び予算決算分科会で審議されます。
 本日のブログは、一般議案の一つで、11日に開催される総務委員会で審議される議案第21号「こども夢・チャレンジNO.1都市宣言の制定について」を取上げ、その経緯と問題点を記述いたします。

★経緯
昭和38年:安全都市宣言が行われる

平成17年:環境都市宣言が行われる

平成26年3月:第6次小牧市総合計画の基本計画の中間点の見直しに際し、新基本計画の市政戦略編に都市ビジョン1として「こども夢・チャレンジNO.1都市」を掲げる。

平成26年12月:平成26年第4回定例会(12月議会)に「小牧市都市宣言の議決に関する条例の制定について(第93号議案)」を提出し可決される。

平成27年1月~2月:「こども夢・チャレンジNO.1都市宣言(案)」について、1月5日~2月3日を期間とするパブリックコメントを実施する。

平成27年2月:2月24日に開会した平成27年第1回定例会に「こども夢・チャレンジNO.1都市宣言の制定について(第21号議案)」を提出。

★地方自治法96条の第1項と第2項
 地方自治法96条第1項では、「普通地方公共団体の議会は、次に掲げる事件を議決しなければならない」として、15項目を挙げています。
1.条例を設け又は改廃すること。
2.予算を定めること。
3.決算を認定すること。
4.~15.(省略)

※「次に掲げる事件を・・・」は、「次に掲げる案件を・・・」という意味です。 

 さらに、地方自治法96条第2項では、「前項(第1項)に定めるものを除くほか、普通地方公共団体は、条例で普通地方公共団体に関する事件につき議会の議決すべきものを定めることができる」と定めています。
 上記の通り、96条第1項では、必ず議会の議決を経なければならない15項目を定め、96条第2項では、「それぞれの自治体の判断で、議会の議決すべき事件(案件)を定めてもいいですよ」としています。

★問題点1
 小牧市では、都市宣言について従来は「議会の議決すべき事件(案件)」と定めていませんでした
 昭和38年の安全都市宣言の時も、平成17年の環境都市宣言の時も、執行機関(行政)の方で決めて実施し、議会の議決を経ることはありませんでした。

 しかし、昨年12月議会に、執行機関の長である市長の方から「小牧市都市宣言の議決に関する条例の制定について(第93号議案)」が提出されました。
 その内容は、都市宣言の制定等をする際は、地方自治法第96条第2項の規定に基づく議会の議決すべき事件として定めようとするもの(第1条)、 市長は、都市宣言の制定、変更又は廃止をするときは、議会の議決を経なければならないとするもの(第2条)です。

 本来、96条第2項は、執行機関の長(市長)の方から提出される議案ではなく、議決機関(議会)から提出される議案なのですが、何故、昨年12月議会に山下市長から議案第93号が提出されたのでしょうか。
 そもそも、「こども夢・チャレンジNO.1都市」とは、どのような手続で策定されたのでしょうか・・・。

★問題点2
 山下市長は、第6次小牧市総合計画(期間:平成21年~30年)の中間点における基本計画の中間点の見直しにあたり、本来は「後期基本計画」という名称にすべきところを、「新基本計画」という名称にするだけではなく、新基本計画を「市長戦略編」と「分野別計画編」に分け、「市長戦略編の方が分野別計画件より優位だ!」としたのです。
 こうした山下市長の考えに対して、総合計画審議会で厳しい非難を受けましたが、最終的には名称を「市長戦略編から市政戦略編に変更する」だけで基本的な部分は原案通りになってしまいました。
 
 総合計画の基本計画は分野別計画で構成されていますが、山下市長は分野別計画の上に市長戦略編(市政戦略編)を設ける愚行をしたのです。
 中間点の見直しに際し、市長の政策を総合計画に反映させたいのであれば、分野別計画に反映させれば済むことなのですが・・・。
 このあたりが、私が「こども市長だ!」と称している所以です。

 市政戦略編には、3つの都市ヴィジョンが掲げられましたが、その第1の都市ヴィジョンが「こども夢・チャレンジNO.1都市」だったのです。
 さて、市政戦略編はどのような手続きを経て策定されたのでしょうか・・・。仮に、分野別計画編の上に市政戦略編を設けることを了としたとしても、市政戦略編は、市長・副市長・各部長で議論して策定すべきですが、そのような形跡は全くありません。
 ということは、山下市長とコンサルタント企業の密談によって策定されたのです
 市幹部職員を含む全職員にも、市民にも、市政戦略編の策定過程を明らかにしなかったのです。 
 私が、「山下市長は、既に独善に陥っている!」、「その責任の一端は、市長を監視出来ていない議会にある!」と言っているのは、こうした根拠によるものです。

★問題点3
 何故、昨年12月議会に突然、都市宣言を議会の議決事件(議決案件)とする条例案(第93号)を提出したのでしょうか・・・。
 5月に予定されている市制60周年祈念式典で、こども夢・チャレンジNO.1都市宣言をしたければ、すればいいのですが、93号を提出した理由は簡単に分かります。
 「小牧市の山下市長は、こんな素晴らしいことをしているのですよ」と、市内外にPRしたいのです
 良識ある市民からみれば、「逆に、こんなことをするから山下市長の評価を落としているのだよ!」と思われているのですが・・・。
 このあたりが私が、「山下市長は、自分を目立たせることに気を配っている、パフォーマンス体質だ!」と称しているのです。

★問題点4
 こども夢・チャレンジNO.1都市宣言をPRしたい思惑は、パブリックコメントを実施したことでも伺えます。
 何と、次の「こども夢・チャレンジNO.1都市宣言(案)」をホームページに公開しパブリックコメントを、1月5日~2月3日の期間で実施したのです
こども夢・チャレンジNO.1都市宣言(案)
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 こども夢・チャレンジNO.1都市という都市ヴィジョン策定の経緯を市民に全く明らかにせず、都市宣言(案)についてだけパブリックコメント案件にする行為について、私は「笑ってしまう、愚行ですよ!」と申し上げます。

 パブリックコメント案件にした愚行を上回る愚行がもう1つあります。何と、2月3日で締め切っておきながら、いまだにその結果が発表されていないのです。
 パブリックコメントを提出した市民がいたかどうか、いたとしたら、どのような意見を提出したのか全く明らかにされていのです。
 そして、パブリックコメント結果を発表しない状況で、2月24日に議案21号を議会に提出したのです。

 このことに関しては、怒りを込めて、「市民をなめるな!ふざけるな!」、「小牧市は、自らパブリックコメント制度を形骸化するのか!」と、申し上げておきます。
議会に提出した「こども夢・チャレンジNO.1都市宣言」の内容と議案提出理由
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 上記のパブリックコメント時の案の内容と、議案の内容には若干の相違がありますが、パブリックコメントにより修正されたのではなく、自治基本条例と同様に、「最終的に点検したらこの方がいいなあ」ということで修正されたものと思います。お粗末ですね・・・。

★問題点5
 平成27年度予算書には、こども夢・チャレンジNO.1都市宣言推進事業として、3,160万円余が計上されています。
 このうち、市制60周年記念式典運営委託料750万円、マスコットキャラクター作成委託料479万円余、式典参加者謝礼15万円余は予算書から把握できますが、残りの1,900万円余の予算の中身は(私の能力では)分かりません。

 11日の総務委員会を傍聴する予定でいますので、総務委員会の議員の皆さん、「市民が理解できるよう(議員自身が理解できるようにかな・・・)、しっかり質疑をしてください!」と申し上げておきます。
 しかし、新たに、479万円余をかけて「ゆるキャラ」作成を業務委託したり、750万円かけて式典運営委託をしたり、小牧市は金持ちですね。いや、小牧市は税金を無駄遣いしていますね。


※. アーカイブ者:以下プライベートな内容だったため、こちらには掲載しませんでした。

この記事は2015年03月07日に「こまき無答塾」に書かれた記事「笑い話「此の親分にして此の子分あり」?」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



皆さんご承知の通り、此の親にして此の子ありは、このような優れた親があってこそ、はじめてこんなにりっぱな子が生まれるのだという意味ですね
 今日は、このような優れた親分があってこそ、はじめてこんなにりっぱな子分が生まれるのだというという話です
 気を付けないと、誤用の「このような悪い親分だから、こんな悪い子分が生まれるのだ」という笑い話になることを心配して・・・。
 
 3月5日のブログ「小牧市自治基本条例と山下市長」に、3人の子分の方からコメントをいただいていますので、先ずご覧ください。(原文のまま)

コメント1
たかだか数名のパブリックコメントで、市政が修正されるわけないかと思います。マクロな市政というものに対して、個々の意見が、全て納得のまま反映されることなどないのが、わかりませんかな?わからないならしょうがないです。主張するのは自由ですから。パブリックコメントが、市政に反映するには、レベルが低いなどとは考えないんでしょうね。姿勢も大変だなぁ(以上)
(お名前:稲荷、受付日時:3月5日午後6時12分)
※「マクロな市政」の意味は分かりません。文末の「姿勢も大変だなぁ」は「市政も大変だなぁ」の間違いでしょうね。


コメント2
私も投票率を上げる必要はないと思います。まあ、アンチ市長で落としたい人は、組織票を薄めるために投票率を上げたいんでしょうね。まあ、上がらないですけど笑(以上)
(お名前:沼田、受付日時:3月5日午後6時20分)

コメント3
数人程度のパブリックコメントが、反映されるわけないですよ。市民の何割の声なんですか?ソレ。投票率を上げることに必死のようですが、低くて何がいけないの?低くて困る人は、組織票に対抗する陣営の方々くらいですよね?母数が増えないと組織票に負けるから。まあ、分からないでもない。市民の多くは、関心ないので、投票率は、上がりようが無いですけど。 (以上)
(お名前:竹中、受付日時3月6日午後9時58分)

★教育的指導
 子分が多すぎて、優れた親分の目が行き届かない点があるように思いましたので、、管理者からちょっとアドバイスいたしますね。

教育的指導1
 第1に、個々の記事について、ブログ管理者の主意を正確に把握することが大切です。3人とも読解力を高める努力が必要ですね。

教育的指導2
 第2に、その読解力を高めるには、何も予見を持たないでブログを読むことが必要ですね。

教育的指導3
 第3に、コメント内容によっては、「なんだ、こんな子分たちか・・・」と、逆に優れた親分を傷つけてしまうことになるかも知れませんので、文章力を高める努力が必要ですね。
 教育的指導1~3を順守すれば、投票率やパブリックコメントに関するコメントはブログ内容と大きく乖離していることが理解できますよ。
 小牧市の投票率を上げる必要があることは当たり前のことで、以前から管理者は何度も取上げてきました。また、パブリックコメントに関する記事で最近問題にしたのは「パブリックコメント時の条例案が不十分であった」、「究極のあり得ないことだ」と厳しく指摘したのです。

 勝手に、「アンチ市長で落としたい人は、組織票を薄めるために投票率を上げたいんでしょうね」、「たかだか数名のパブリックコメントで、市政が修正されるわけないかと思います」、「数人程度のパブリックコメントが、反映されるわけないですよ」などのトンチンカンのコメントすると、優秀な親分の足を引っ張ることになりますよ

教育的指導4
 選挙権を持つ年齢を引き下げる公職選挙法の改正案が、今国会で成立する見通しです。また、市政への市民参加の観点でパブリックコメントは極めて重要な制度です。
 そうした、世の中の動向をわきまえてコメントすることが必要ですね。
そうしないと、優秀な親分の足を引っ張ることになりますよ。

教育的指導5
 教育的指導1~4が守れないとしたら、ブログを無視することが必要ですね。ブログを読まない方が、子分の方々の精神衛生にもいいでしょうし、管理者にトンチンカンのコメントを笑い話のネタにされることもありませんよ。


 そうそう、3人の方のコメントを承認すると、「この程度のブログか・・・」と誤解されますので、削除しておきますね。

(一言)
 今朝の朝日新聞・中日新聞に、小牧市が市有地を随意契約で東春信用金庫に売却した件に関し、3月5日に住民訴訟を名古屋地検に起こしたとの報道がありました。その成り行きに注目いたしましょう。

この記事は2015年03月05日に「こまき無答塾」に書かれた記事「小牧市自治基本条例と山下市長」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



先ず、昨日のブログ(「あり得ない」ことだらけの小牧市自治基本条例)に次のコメントをいただきましたが、承認せず削除いたしました。
(3月5日午前1時43分に頂いたコメント)
 あまりに重箱の隅的な批判で、がっかりです。多分、次回以降で述べると思われますが、本質的に問題な修正部分を是非とも、お伝え下さい。文言が、多少変わるくらいは、小牧市民は、許すと思います。(以上)

★重箱の隅か!
 昨日は、3月議会に提出されている小牧市自治基本条例議案について、提出までの過程があり得ないことだらけだ、特にパブリックコメント時に市民に示した条文が、パブリックコメントと関係なく殆ど書き換えられたことについて、究極の「あり得ない」ことだと書きました。
 そして、文末には、庁内組織の自治基本条例検討プロジェクトチームの職員に対して、「パブリックコメント時に、十分検討した条例(案)を出してくれ!」と、書きました。

 コメントをされた方は、これまでに1度もパブリックコメントを出されたことがない市民の方だと推測いたしますし、パブリックコメント制度の趣旨も全くご存じないのでしょうね・・・。
 「あまりに重箱の隅的な批判・・・」とのコメントをされることにより、あなたのパブリックコメントに関する無能さがバレバレですよと、お返しに申し上げておきます。 
※この方からは、投票率に関するコメントもいただいておりますので、文末に掲載いたします。
 
★パブリックコメントで修正された箇所
 昨年12月3日にパブリックコメントを締め切ってから約70日後の、2月13日パブリックコメント実施結果が発表されました。
 それによると、今回、意見を提出した市民は7名、意見数は14件とのことでありますので、そのうち1名、意見3件が私の分です。

 私のパブリックコメントは、小牧市自治基本条例(案)の第1条(目的)1件と、第19条(計画と予算)2件ですが、意見により修正されたと判断したのは第19条のうち1件でした。
 ただし、その修正に私は全く納得・満足しておりませんが・・・
 
小牧市自治基本条例(案)
(計画と予算)
第19条 市長は、小牧市民憲章に掲げる理想のまちを実現するため、計画的なまちづくりを推進する市政の方針を明らかにし、その基本となる計画( 以下「基本計画」といいます。) を定め、市民及び議会に説明し、必要に応じて見直します。
2 市長は、基本計画に基づいて予算を調製し、議会に提案します。
3 議会は、議論を尽くして予算を議決します。
4 市長は、議決された予算を適切かつ厳正に執行します。

第19条に関する私のパブリックコメント 
(計画と予算)第19条は、(総合計画)第19条とし、基本構想の策定・変更に係わる記述をすべきである。
第19条第2~第4項は削除すべきである。

最終の小牧市自治基本条例案
基本計画及び予算
第19条 市長は、小牧市民憲章に掲げる理想のまちを実現するため、計画的なまちづくりを推進する市政の方針を明らかにし、その基本となる計画( 以下「基本計画」といいます。) を定め、市民及び議会に説明し、必要に応じて見直すものとします
2 市長は、予算を議会に提出するに当たっては、基本計画に基礎として調製するものとします
3 議会は、議論を尽くして予算を議決するものとします。
行政は、議決された予算の執行に当たっては、適切かつ厳正に行うものとします


 19条の上記の下線部分が修正されたことについては、パブリックコメント時の条文が不十分であったため、他の条文と同様に修正されたのかも知れません。
 しかし、提出した意見に対する市の考え方には、見出しについては、条文の内容をより忠実に表現するために「基本計画及び予算」に修正します」と記載されていますので、一応、提出した意見に基づく修正と受け止めています。
 でも、第19号全体を見つめ、良く見直せば、私の提出した意見と見出しの修正には何ら関係ないかも知れませんね・・・。
 
 しかし、前述した通り、その修正に対しては、全く納得しておりませんし、全く満足もしておりません。
 
 こんなことなら修正するな!」、「見出しを基本計画と修正したいなら、パブリックコメント時から19条の見出しを基本計画と予算としておけよ!」と、言っておきます。

★何故、総合計画ではなく基本計画なのか!
 ご承知の通り、総合計画は、基本構想・基本計画・実施計画の3層で構成されています
 したがって、このうち基本計画のみを目立たせるのは絶対に間違っていると私は確信しています
 何故、小牧市は、いや山下市長は基本計画にこだわるのでしょうか・・・。自治体経営改革戦略会議を傍聴した私には直ぐ分かりました。

 山下市長は、同会議において、中野前市長時代に策定された第6次小牧市総合計画を根拠もないのに散々こき下ろしました。
 そして、平成21年度~30年度を期間とする第6次総合計画の中間点における基本計画の見直しに際し、後期基本計画とすべきところを、新基本計画とし、さらに新基本計画を市長戦略編(審議会委員の批判を受けて、市政戦略編という名称に変更)と分野別計画辺に分け、市長戦略編(市政戦略編)の方を優位としました。
 さらに、進捗状況を管理するために当初の基本計画で掲げた目標値も全て廃止いたしました
 ということは、山下市長は中野前市長時代に策定された第6次小牧市総合計画を、根拠なく破壊したのです。
 強いて根拠を探せば、「お山の大将としての山下史守朗を目立たせたい」ということだけです、要は先日記載したように、幼稚っぽい市長だ、こども市長だということであります。

★パブリックコメントで修正されなかった箇所
小牧市自治基本条例(案)
(目的)
第1条 この条例は、小牧市民憲章(昭和60年5月15日制定)に掲げる理想のまちを実現するため、まちづくりの基本理念及び基本原則を明らかにし、本市における自治の基本的事項を定めることを目的とします。


第1条に関する私のパブリックコメント 
 (目的)第1条の「この条例は、小牧市民憲章に掲げる理想のまちを実現するため、・・・」は間違っている。 もし、目指す理想のまちを掲げるのであれば、第6次小牧市総合計画の基本構想で掲げた目指すべき将来都市像である「人と緑 かがやく創造のまち」とすべきである。

 私の上記意見に対して、市の考え方は「目指す理想のまちという言葉を捉えると第1条の小牧市民憲章に掲げる理想のまちと総合計画の都市将来像がありますが、第6次小牧市総合計画においても、市民憲章が目指す理想のまちに近づくため、将来都市像を示しとしていることから、本条例の目的として、市民の提言をもとに昭和60年に市議会にて議決され、現在まで長きにわたり市民に引き継がれている小牧市民憲章を目指すべきまちの姿として掲げています」とのことであります。

 「第6次小牧市総合計画においても、市民憲章が目指す理想のまちに近づくため、将来都市像を示しとしていることから」と苦しい言い訳をしています。
 第6次小牧市総合計画の冒頭の基本構想(8ページ)には、「総合計画」は、市民憲章が目指す理想のまちに近づくため、将来都市像を示し、これを実現すべきことを定める“まちづくりの指針となる”計画です。
 総合計画は、次の3つの役割がありますと記載し、総合計画が?市の最上位に位置する「羅針盤」としての役割、?市民と行政の「共通目標」であり「約束ごと」としての役割、?目指すまちの姿達成度を測る「基準」としての役割、を説明しています。


 そして、基本構想28ページには、本市の目指すべき将来都市像は、「人と緑 かがやく創造のまち」であると書かれています。
 多くの市町で策定された自治基本条例・まちづくり基本条例においては、大半が「豊かなまちを目指して」というような表現をしていますが、目指すべきまちを具体的にあげるのであれば、皆さんは、「小牧市民憲章で目指すまち」とした方が分かりやすい(イメージしやすい)か、それとも総合計画の「人と緑 かがやく創造のまち」とした方が分かりやすい(イメージしやすい)か、どう思われますか。


★何故、「人と緑 かがやく創造のまち」ではなく、「市民憲章で目指すまち」なのか!
 第19条のところで述べたように、山下市長は中野前市長時代に策定された第6次小牧市総合計画を、自分を目立たせるために破壊しましたので、「人と緑 かがやく創造のまち」など使いたくないのです
 総合計画の?市の最上位の羅針盤としての役割、?市民と行政の「共通の目標」・「約束ごと」としての役割、?目指すまちの姿達成度を測る「基準」としての役割を無視しるという蛮行をしたのです。
 やっぱり、幼稚っぽい市長だ、こども市長だということでありますね。

 今回、庁内組織の自治基本条例検討プロジェクトチームの職員に対して厳しい意見を書きましたが、山下市長が平成23年2月に就任した時に、職員に「自治基本条例を制定するように検討してほしい」と指示しておれば、もっと短期間に、もっと優れた条例が策定されたと私は確信しています。

 そうではなく、次の市長選挙を意識し、制定時期を平成27年の3月議会とし、市民の意見を聞いたふりをするために「あり方研究会」や「起草会議」を設置しダラダラ進めたのですから、プロジェクトチームの職員だけでなく、全職員が、口には出さずとも心の中では「最初から、俺たちに任せてくれておれば、こんなことにはなっていないよ・・・」、「時間と金の無駄遣いだよ」と、思われていると私は推測いたします。

(一言)
 本日の投稿を使用としていた時に、テレビの画面に臨時ニュースが掲載され、美濃加茂市の藤井市長に対して無罪判決が出たとのことであります。
 無罪となることを願っていた私は、心の中で拍手をしました。

(追加)削除したコメント
 冒頭に記述した方から、3月2日に書いた「桃花台の投票率」に対してコメントをいただきましたので、原文のまま皆様にお知らせいたします。
(3月5日午前1時48分に頂いたコメント)
 投票率は、低くて構わないと思います。選挙に行かない方は、不満を持ってる人もいるかもしれませんが、現状で問題ないとして、わざわざ、行かないだけかもしれませんし。投票率が、低いと何か問題あります?市長の独善を許すかもしれませんが、本気で市民が、嫌になれば、自然と選挙で、落ちると思いますよ。(以上)

 まあ、コメントに対しては、「ハハハ・・・」と笑うしかありませんが、山下応援団にとっては投票率が上がって、分母が大きくなるのは困るのでしょうね。

この記事は2015年03月04日に「こまき無答塾」に書かれた記事「「あり得ない」ことだらけの小牧市自治基本条例」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



3月議会には21件の条例案が提出されましたが、そのうちの1件が小牧市自治基本条例の制定について(議案第7号)であります。
 その内容については、市のホームページには掲載されておりませんので、市民が自宅で確認することはできません。
 また、2月24日の3月議会開会日に本会議を傍聴した市民に配布された平成27年小牧市議会第1回定例会提出議案の概要にも、条例案の内容は記載されておりません。

 市民が3月議会に提出された小牧市自治基本条例の内容を確認出来るのは、開会日の2月24日に市役所の情報公開コーナに設置された資料を閲覧・コピーするしかありません。
 私は、2月24日に情報公開コーナーに設置された3月議会関係の資料のうち、主要条例案や平成27年度予算案について大量のコピーを撮りました。
※犬山市では、定例会に提出された議案が全てホームページに掲載されますが、小牧市においては掲載されませんので、情報公開コーナーへ行かなければなりません。私のような暇人は行くことは可能ですが、仕事を持っている市民の方が行くことは無理であります。

 3月議会に提出された、小牧市自治基本条例の内容を見て、私は「あり得ない!」と、絶句いたしました。
 小牧市自治基本条例(案)については、平成26年11月4日~12月3日の期間にパブリックコメントの募集が行われました。
 通常、パブリックコメント案件は、市民からの意見を締め切った後に、案件をまとめた委員会を開催し、パブリックコメントを検討し最終案をとりまとめます。
 本件の場合には、平成26年1月24日に設置された小牧市自治基本条例起草会議であります。

 しかし、パブリックコメント結果が発表されたのは、平成27年2月13日でありましたので、パブリックコメントを締め切った昨年12月3日から、何と約70日後であり、第1の「あり得ない」ことでありました。
 
 さらに、起草会議は平成26年10月3日に開催された第8回会議で市長に草案を提出することにより解散されました。
 ということで、起草会議のメンバーはパブリックコメントにノータッチということでありますので、これが第2の「あり得ない」ことであります。

 さらにさらに、パブリックコメントの募集をしておきながら、小牧市は、「パブリックコメンを終え、最終的に3月議会に提出する小牧市自治基本条例の内容は次の通りです」というような事柄を市民に公開していないのであります。
 簡単にいうと、「内容が知りたければ、情報公開コーナーに来ればいいのではないか・・・」という態度であるのです。
 これは、パブリックコメントを提出した市民に対して極めて無礼なことであり、第3の「あり得ない」ことであります。

 しかし、第1~第3の「あり得ない」ことは序の口で、私が上記に「絶句いたしました」と記述した第4の「あり得ない」ことが最大の問題であり、小牧市政の現状課題を如実に表している事柄だと確信しています。
 3月議会に提出された条例案の内容を確認して、何故、絶句したかを順次説明させていただきます。

 提出された条例案は、パブリックコメントを反映し1ケ所修正されていますが、何と何とパブリックコメントと関係なく、第1条を除き第2条~第24条の条文の殆どが修正されているだけでなく、第24条の次に第25条が追加されているのです。
 この第4の「あり得ない」ことの中身は、「小牧市の政策立案過程は呆れるほどレベルが低い」ということを現しており、山下市長以下関係職員は猛省しなければなりません。

 何故、このような究極の「あり得ない」ことがおきたのでしょうか・・・。私は、27名の応募市民で構成された「自治基本条例のあり方研究会議(第1回:平成24年7月17日~第15回:平成25年7月24日)が、山下市長に「ありかた研究会議報告書」を提出して以降の小牧市の進め方に問題があったと判断しています

 平成26年1月24日に設置された小牧市自治基本条例起草会議は、15名の委員で構成されていますが、私は委員のうち数名の方を存じていますが、失礼ながら「特に、自治基本条例について、深い見識を有している方々だ」とは全く思っておりません。
 
 起草会議の会議録を読めば分かるように、第1回~第3回はメンバーの勉強会であり、第4回に事務局から自治基本条例素案がメンバーに説明され、それ以降の会議はメンバーが素案に対して意見を述べるだけという形式で進められました。

 私は、当初、起草会議のメンバーが素案そのものをとりまとめるものと思っていましたが、全く異なっていました。
 第4回の会議で事務局が説明した素案は誰が作ったのでしょうか・・・、市のホームページに掲載された自治基本時様例制定方針を読めば、庁内組織の自治基本条例検討プロジェクトチームが作ったことが分かります。
(ホームページの説明)
 「自治基本条例検討プロジェクトチーム(以下「条例検討PT」という。)」は、「あり方研究会議」から提出される提言書を基に条文化への検討を行うほか、「起草会議」で検討する草案の骨子の作成、パブリックコメントで提出された意見に対する検討などを行う。
 メンバーについては、関係課の実務職員と庁内公募職員で構成する。
(以上)

 まあ、起草会議のメンバーは、行政が得意とする「市民の代表の方に草案を策定していただきました」というアリバイ作りに利用されたと私は判断しています。
 メンバーに対する報酬は、2時間程の会議1階に付き7,200円ですから、7,200円×15人×8回=864,000円ですが、これって税金の無駄遣いですよね・・・。

 ということで、パブリックコメントの結果が発表が大幅に遅れたのも、パブリックコメント時の条文が殆ど最終的に書き換えられたのも、私は「庁内組織の条例検討PTの責任だ!」と確信いたします。勿論、そのベースは指示した山下市長の責任ですが・・・。

 ここまでが今日の本文ですが、最終的にどのように条文が修正されたのかを皆さんにお知らせする必要がありますので、究極の「あり得ない」事柄のごく1部を紹介いたしますので、時間の許す方はご覧下さい。

★パブリックコメント時と3月議会提出時の条文の違い
黒字がパブリックコメント時青字が3月議会提出時で、青字の下線部分が修正された箇所です)
(定義)第2条
第2 条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによります。
( 1 ) 市民 市内に住む者、働く者又は学ぶ者及び市内で活動若しくは事業を行う個人、法人又は団体をいいます。
( 2 ) 議会 市議会議員をもって構成される本市の議決機関をいいます。
( 3 ) 行政 本市の執行機関をいいます。本市の執行機関とは、市長、教育委員会、選挙管理委員会、公平委員会、監査委員、農業委員会及び固定資産評価審査委員会をいいます。
( 4 ) まちづくり 市民の幸せな暮らしを実現し、魅力あるまちを創造するあらゆる活動をいいます。
( 5 ) 市政 まちづくりのうち議会及び行政が担う部分をいいます。
( 6 ) 市民自治 市民が自ら考え、責任を持って、主体的にまちづくりに関わることをいいます。
ために、それぞれ果たすべき役割及び責務を認識し、互いを尊重しながら協力することをいいます。
( 7 ) 協働 立場や特性の違うもの同士が、共通の目的を持ち、目的を達成するために、それぞれ果たすべき役割と責務を認識し、互いを尊重しながら協力することをいいます。
( 8 ) 地域 市内に住む者がそれぞれ日常生活を営む一定の範囲をいいます。


第2 条 この条例において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによります。
( 1 ) 市民 市内で住み、働き、若しくは学ぶ者又は市内で活動し、若しくは事業を行う個人、法人若しくは団体をいいます。
( 2 ) 議会 市議会議員をもって構成される本市の議決機関をいいます。
( 3 ) 行政 本市の執行機関(市長、教育委員会、選挙管理委員会、公平委員会、監査委員、農業委員会及び固定資産評価審査委員会)をいいます。
( 4 ) まちづくり 市民の幸せな暮らしを実現し、魅力あるまちを創造するあらゆる活動をいいます。
( 5 ) 市政 まちづくりのうち議会及び行政が担う部分をいいます。
( 6 ) 市民自治 市民が自ら考え、責任を持って、主体的にまちづくりに関わることをいいます。
( 7 ) 協働 立場や特性の違うもの同士が、共通の目的を持ち、その目的を達成するために、それぞれ果たすべき役割及び責務を認識し、互いを尊重しながら協力することをいいます。
( 8 ) 地域 市内に住む者がそれぞれ日常生活を営む一定の範囲をいいます。


第2章
まちづくりの基本理念及び基本原則

まちづくりの基本理念及びまちづくりの基本原則

(まちづくりの基本理念)
第4 条 小牧市民憲章に掲げる理想のまちを実現するため、市民、議会及び行政は、信頼関係を築き、協力し、市民自治によるまちづくりに取り組みます。

第4 条 小牧市民憲章に掲げる理想のまちを実現するため、市民、議会及び行政は、信頼関係を築き、協力しながら市民自治によるまちづくりに取り組むものとします。

(まちづくりの基本原則)第5条
第5 条 市民、議会及び行政は、それぞれの役割と責務に基づいて、まちづくりに参加し、協働によるまちづくりに努めます。
2 市民、議会及び行政は、まちづくりに関する情報の共有に努めます。
3 市民、議会及び行政は、次代を担うこどもたちが夢と希望を持って健やかに成長できるよう努めます。


第5 条 市民、議会及び行政は、それぞれの役割及び責務に基づき、まちづくりに参加し、協働によるまちづくりに努めるものとします。
2 市民、議会及び行政は、まちづくりに関する情報の共有に努めるものとします
3 市民、議会及び行政は、次代を担うこどもたちが夢と希望を持って健やかに成長できるよう努めるものとします


 上記の他、第7条~第24条までの条文の殆どが修正されています。各条文の趣旨は変わらないとしても、パブリックコメントを提出した市民の立場で言えば、条例検討PTの職員に対して「パブリックコメント時に、十分検討した条例案を出してくれ!」と申し上げます。
 極め付きは、第6章検証を1章を追加し、第25条を1条追加した修正であります。

 なお、パブリックコメントにより修正された点、さらに修正されなかった店の理由については明日記述いたします。

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