2015年08月

この記事は2015年08月24日に「こまき無答塾」に書かれた記事「「広報こまき」8月15日号に掲載した議会の判断は正しかったのか?」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



「広報こまき」8月15日号の25ページのお知らせ欄に小牧市議会基本条例に係るパブリックコメント実施結果という記事が掲載されました。 
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 赤い枠は私が付けたものですが、記事は25ページの10分の1にも満たない小さなスペースでありますので、その部分だけを拡大してみました。
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 その記事には、募集結果として、意見提出者1人、意見数2件と書いてありますが、肝心の2件の「意見」と、その意見に対する「小牧市議会としての考え方」は記載されておりません。
 山下市長になってから、「広報こまき」におけるパブリックコメントに係るスペースが中野前市長に比べ小さくなっていますが、今回もそのことを象徴するような扱い方であったということです。

 「広報こまき」に、このような形でパブリックコメント実施結果を掲載したことを分かりやすく言えば、「2件の意見と、それに対する小牧市議会の考え方が知りたい市民は、閲覧場所に行くかホームページを見ろ」ということであります。
 小牧市民が市政情報を把握する手段は、ホームページより広報の方が圧倒的に高いのですが・・・

 8月17日に市議会のホームページに掲載されたパブリックコメント実施結果に掲載された「6 提出された意見と市議会の考え方」は次の通りです。
※8月15日・16日が土日であったため、17日(月)に掲載されました。
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 実は、上記の意見に対する市議会の考え方については、約40日前の7月7日に開催された小牧市議会の議会改革委員会で検討された結果に決定した内容そのままであります。
 私は、そのことを7月7日のブログ(タイトル:「議会改革委員会を傍聴しました」)で報告いたしました。

 その日のブログの文末に「★一言」として、私は次のように記述いたしました。 
 ご覧いただいたように、パブリックコメントに対する小牧市議会としての考え方が市民に公表されるのは、「広報こまき」8月15日号及びその時期のホームページになります。
 本日決定されたことが市民に知らされるのは1ケ月余り後(38日~39日後)ということであります。

 「広報こまき」8月15日号の原稿締切が7月13日であり、それを考慮したスケジュールでありますが、広報の本文ではなく、広報に挟み込む形(従来もいろいろの資料が挟み込まれますが)にすれば8月1日号でも十分間に合うと思います。
 議会だよりの発行は、2月・5月・9月8月・11月(それぞれ1日付け)の年4回です。それに比べ広報は月2回(年12回)の発行でありますので、従来から私は広報の配布に合わせ、議会の告知資料を挟み込む形をとれば、タイミングの良い告知が出来のに・・・と思っていました。
 今後改善されることを期待いたします。
(以上)

 「広報こまき」8月15日号で、小牧市議会基本条例に係るパブリックコメント実施結果がこのような形で掲載されることについて、議会改革委委員長の成田隆三議員をはじめ議員が承知していたのかどうか分かりませんが、このような形での掲載を承知していたとすれば、「議会の判断ミスである!」と私は判断いたします。

 小牧市議会基本条例は、多分9月議会最終日の9月10日に上程され可決成立するものと思いますが、議会改革の3つのキーワードは、「議会情報の徹底した公開」「議会への市民参加の促進」「議会機能の強化」であります。
 いずれのキーワードに照らしても、7月7日に決定していた事柄を、「広報こまき」8月15日号で、不十分の形で掲載したということは、明らかに議会改革に逆行する事柄であります

★再び一言
 小牧市議会では、3年ほど前から、議会報告会と市民の意見を聴く会および議員研修会が開催されていますし、今年度は市民との意見交換会が開催されました。
 しかしながら、これらに関する告知は「広報こまき」に依存することが多いですし、これらに係る予算はありません

 予算がないということは、例えば、議員研修会の講師の謝礼や弁当代も、議会報告会と市民の意見を聴く会に係る費用も、全議員の政務活動費(年間30万円)から少しずつ負担合って賄うということであります
 平成28年度からは、これらに係る経費を政務活動費とは別に予算化することを期待いたします。(予算化することに何か問題があるかも知れませんが・・・)

 そして、今後ますます、議会として市民に広報する機会が増えると判断いたしますので、タイミングの良い広報をするために、月2回発行される広報に「議会からのお知らせ」というタイトルのA4サイズ1枚を挟み込むこと、およびその予算化を期待します。

(もう一言)
 本日(8月24日)、小牧市議会の9月議会が開会いたしました。開会式の挨拶で山下市長は、昨日、小牧市民会館で開催されたNHKのど自慢を取上げ、20名の出場枠に対する応募者数を挙げ、「この応募者数は、全国的に見てもトップレベルでした」と、自慢いたしました。
 山下市長の挨拶は、のど自慢に関する自慢話だけで終わり、開会式の挨拶としては情けないものでしたが、私から山下市長の好きな「全国トップレベル」という言葉を使ってお返しを・・・。
 
 「山下市長は、全国的に見てもトップレベルの目立ちたがり屋の市長ですよ!」と。

この記事は2015年08月13日に「こまき無答塾」に書かれた記事「小牧駅周辺整備基本構想???」を Bing検索のキャッシュ から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



8月6日に開催された小牧市議会の小牧駅周辺活性化委員会において、鵜飼都市政策課長より議員に次の資料が説明されました。
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 このままでは、右上の説明文が読み取り難いと思いますので、その部分を拡大いたしました。
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 拡大しても、まだ読み取り難いので、説明文を次に転記いたしました。

説明文の内容
■小牧駅周辺整備基本構想検討範囲
~駅周辺の状況変化~
(1)平成25年7月 国道155号バイパス区間外の桃花台線インフラを撤去する方針が愛知県から示される。
(2)平成26年4月 小牧駅西駐車場、にぎわい広場として暫定利用していたA街区の市有地に新図書館の建設が決定。
(3)平成26年11月 A街区北東部に東春信用金庫本店がオープン。

※上記の状況変化を踏まえ、基本構想の検討範囲は、歩道1号線、ペデストリアデッキ、駅西駅前広場、インフラ撤去後の桃花台線小牧駅舎跡地、駅東公園とする。(以上)
※(1)に「国道155号バイパス区間外の桃花台線インフラを撤去する方針が愛知県から示される」と書かれていますが、愛知県は国道155号バイパス区間も含めインフラ全てを撤去することを決定いたしました。

 説明文には、小牧駅周辺整備の基本構想検討範囲という表題がありますが、本日のブログで問題にするのは、ここで使われている「基本構想」という言葉についてであり、今後の小牧駅周辺整備そのものについて問題にするものではありません。

 このタイミングで、小牧駅周辺整備について都市政策課長が上記資料を議会に説明するのは、今後の小牧駅周辺の整備基本構想策定に関わる補正予算案を9月議会に提出するためであります。
 
 私が問題にするのは、「このまま、何事もなかったように、今後の整備に関する基本構想検討に入ってしまっていいのか・・・」「基本構想検討に入る前に市民に何らかの説明をする必要があるのではないか・・・」と判断するからであります。

 小牧市民の方はご承知の通り、パブリックコメントを経て平成20年3月に小牧駅周辺整備計画が策定されました。
 この整備計画は、小牧市におけるパブリックコメント第1号案件であり、34名の市民が126件の意見を提出いたしました。
  
 その整備計画書に記載された「整備計画図」および「整備のイメージ図」は次の通りです。
計画図
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 グリーンの部分(歩道1号線と市有地)には「にぎわい広場」の整備、左下の黄色い部分(市有地)には公共施設(図書館等)の整備、右上の白い部分と黄色い部分(市有地)には民間開発を期待したオフィスビルの整備、同様に右下の黄色い部分(市有地)には民間開発を期待した飲食ビルの整備をするものでした。
 そして、歩道1号線上にあるペデストリアデッキを撤去し、小牧駅東駅前広場にあるバスターミナルを小牧駅西前駅広場(カリヨン広場)に移設するものでした。

イメージ図
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 一番奥がラピオビル、真中がA街区、手前がバスターミナルとして整備する駅西前広場(カリオン広場)です。

 私はパブリックコメントとして次の意見を提出しました。(今読み直してみると、初めてのパブリックコメントのために、だらだらしたまとまりのない文章ですが・・・)
1.民間業者の開発を期待した整備計画案であり、民間業者が手を上げなかったら整備計画が根底から崩壊するのではないか。
2.A街区は、文化・芸術をキーワードに整備すべきである。
3.多額の費用をかけて設置したペデストリアデッキを、また費用をかけて撤去することは避けるべきで、撤去しないための工夫が必要ではないか。
(以上)
 
 その後、小牧駅周辺整備計画は、危惧していた通り、民間事業者が手を上げませんでしたの頓挫し、A街区の整備を中心とする整備計画は全く進みませんでした。
 そうした状況の中で、平成23年2月の市長選挙で初当選した山下市長は、マニフェストに、「中野市政16年間全く進んでいない小牧駅再開発事業を見直し、今一度市民の声を聞き、賑わいと魅力ある中心市街地の形成を力強く推進します」と掲載しました。

 しかし、マニフェストにわざわざ「中野市政16年間全く進んでいない・・・」と前任者を批判し、「今一度市民の声を聞き・・・」と書きながら、市民の意見を全く聞くこともなく、A街区の市有地を地方自治法に反して随契で東春信用金庫に売却してしまいました。
 東春信用金庫は小牧市から購入した土地と、隣接する民有地(整備図の右上の白い部分)を借上げ本店ビルを建設しました。
※東春信用金庫への売却については、住民訴訟があり現在係争中とのことであります。 

 山下市長は、平成20年3月にパブリックコメントを経て策定された小牧駅周辺整備計画の見直し手続をすることなく、同整備計画に反する整備を主導したのであります。
 さらに、市民の声を全く聞くことなく、21年3月に策定された新小牧市立図書館建設基本計画で定めた「小牧市直営による運営」を「指定管理者による運営」に強引に変更させ、いわゆるツタヤ図書館の建設を決めたのであります。

 こうした経緯を把握している私は小牧駅周辺活性化委員会を傍聴し、小牧駅周辺整備基本構想検討範囲という文言を目の当たりにして、強い違和感、強い不信感を抱きました。
 
 役所(行政)は、間違い・ミスがあっても、それを認めない組織でありますので、「平成20年3月に策定した小牧駅周辺整備計画を白紙撤回いたします」とは絶対に言いません。
 しかし、「今後の小牧駅周辺整備基本構想に入る際には、市民に何らかの説明を絶対にすべきである」と私は確信いたします。

 例えば、「平成20年3月に策定した小牧駅周辺整備計画については、今回見直しを行い・・・」とか、「バスターミナルを小牧駅西前広場に移設するためにペデストリアデッキを撤去するとしていましたが、新図書館と接続する必要があるとの判断いたしましたので、撤去せず活用することにいたしました」等の説明をすべきであります。
 
 新たな整備基本構想の検討に入る際に、そのような説明をすることが、パブリックコメント提出した34名の市民はもとより、全市民に対する責務であると私は判断しています。
 市民を無視し、反省・検証をすることもなく、やりたい放題を繰り返すことを絶対に許すことはできません。

この記事は2015年08月08日に「こまき無答塾」に書かれた記事「新小牧市図書館建設をめぐる署名活動の行方」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



ご存知の通り、昨日(8月7日)の各紙朝刊の地方版で、小牧市が計画する新図書館建設をめぐり、「小牧の図書館を考える会」が計画を白紙に戻すことの賛否を問う住民投票を行う条例の制定を求めて6,001人分の署名を市選挙管理委員会に提出したことが報じられました。
 また、夕方のテレビニュースでも取り上げられ、インタビューに応じた山下市長が「図書館問題は2月の市長選挙の争点であった」と答えていました。
※「図書館問題は2月の市長選挙の争点であった」と、言い切るのは私は事実と相違すると判断しています。
※小牧の図書館を考える会の方が自宅に来られましたので、私と家内も署名いたしました。

中日新聞
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読売新聞
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朝日新聞
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毎日新聞
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 今後、小牧市選管が署名簿をチェックし、有権者の50分の1以上であることを確認するのは間違いありませんので、おそらく9月議会最終日の9月10日に、山下市長の意見書を付けた「新小牧市図書館建設に関する住民投票条例の制定について」という議案が提出され、その日のうちに議決されるものと思います。
 
 地方自治法により、有権者の50分に1以上の署名をもって、新たな条例の制定既存の条例の改廃の請求することが出来ます。
 このような請求があった場合には、首長が意見書を付して新条例制定案、条例改正案、条例廃止案を議会に提出いたします。
 今回の場合は、「新小牧市図書館建設に関する住民投票条例」という新たな条例を制定して欲しいという請求であります。


 さて、議会は「新小牧市図書館建設に関する住民投票条例」に関する議案を可決するでしょうか否決するでしょうか?
 私は、7月2日のブログ(タイトル:小牧市新図書館と住民投票?)に書きましたように、否決され住民投票は行われないと判断しています。
 その根拠は次の通りです。

 1年以上前のことですが、昨年の6月議会最終日の6月24日に次の3つの議案について、賛否が分かれ本会議場で反対討論・賛成討論のち採決が行われました。
小牧市市税条例等の一部を改正する条例の制定について(第49号議案)
小牧市立図書館の設置及び管理に関する条例の一部を改正する条例の制定について(第53号議案)
平成26年度小牧市一般会計補正予算(第64号議案)

 このうち、新図書館建設に関わる議案の1つは第53号議案で、建てかえにより小牧市立図書館の位置を変更し小牧市中央一丁目234番地(小牧駅前の市有地)するとともに、小牧市立図書館について従来は市直営の運営であったものを、指定管理者による運営に変更するよう条例を改正するものです。
 新図書館建設に関わる議案のもう1つは第64号議案で、この補正予算の中には、アドバイザリー支援委託料210万円と、基本設計委託料4,680万円が含まれています。

 上記の第53号議案と第64号議案について、反対討論・賛成討論が次のように行われました。
第53号議案・第64号議案についての反対討論
日本共産党小牧市議団を代表して安江美代子議員

第53号議案について賛成討論
牧政会を代表して玉井宰議員

第53号議案について賛成討論
公明党小牧市議団を代表して橋本哲也議員

第53号議案について賛成討論
小牧市民連合を代表して鈴木達也議員
※鈴木達也議員は、県議選に立候補するために本年2月に議員辞職しました。

第64号議案について賛成討論
牧政会を代表して河内伸一議員

 討論終了後採決が行われ、第53号議案及び第64号議案は原案通り可決されました。この時の各議員の表決は26年8月1日は発行の「議会だより」に次のように掲載されています。
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 ご覧いただいた通り、第53号議案・第64号議案に反対したのは共産党小牧市議団の3人の議員だけで、議長を除く24名の議員は、現在市が進めている新図書館建設に賛成したのであります。

 このような経緯を踏まえれば、新小牧市図書館建設に関する住民投票条例議案は、間違いなく否決され、住民投票は行われないということであります。
 万が一可決されるようなことがあれば、「1年前の議員の判断が間違っていた」ということになりますので、そんなことをする勇気はないでしょう・・・。
 7月21日に、基本設計の素案が議員に説明された際、その内容に議員が驚き、会議場が一時騒然としたということが伝わってきていますが、私からすれば「あなた達議員が議決したことに基づいて進んでいることなのに、今さら何を言っているのですか。認識不足もはなはだしいですよ!」ということであります。

 仮に住民投票をしても、費用対効果、市債発行による将来の市民への負担増、CCC・TRC共同事業体依存のマイナス面等種々の課題があることを承知せず(知ろうとしないで)「ユニークな図書館を建設して欲しい」、「小牧市にはスタバが1軒のないので早くスタバでコーヒーを飲みたい」、「評判の図書館が出来るのは市民の誇りだ」と思う市民の方が多いと判断いたしますので、白紙撤回が過半数を上回ることは無理だと思います。
 住民投票をすれば、「市民の理解を得ています」ということになり、建設費がどんどん膨らんでも、それを根拠に進んでしまう可能性が高いと思います。
 そう考えれば、住民投票をせずに、議会が「入札に際し、建設費がそんなに高いのであれば予算案を認めない」と言える状況を残しておいた方が良いと私は判断いたします。

★署名に関する怒りの一言
 7月30日に行われた小牧市立図書館協議会・小牧市視聴覚ライブラリー運営委員会において、吉村会長が、「小牧市の図書館を考える会」の署名集めについて、冒頭の挨拶で次のように発言されました。
(吉村会長の発言要旨)
 先日、小牧駅前で小牧市の図書館を考える会が署名集めをしているところを通ったが、メンバーが「建設費が50億円にもなる」と言っていたが、デタラメの数字だ。デタラメは許されない。(以上)
※吉村会長がもそもそ言うのを記憶したもので、録音したものではありませんので上記の発言は一字一句正確ではありませんが、発言要旨は上記の通りです。

 小牧市が現時点で示している建設費は38億5,700万円ですが、最終的な建設費が1.3倍ないし1.4倍になる可能性もあることを市が認めていることであります。
 私自身も、最終的な建設費は50億円どころかそれを上回る可能性が高いと判断しています。
 そいうことから、小牧市の図書館を考える会の発言はデタラメではないと判断しています。
 むしろ、小牧市立図書館協議会の会長という立場でありながら、冒頭の挨拶で上記の発言をする吉村氏について、「あなたこそ、デタラメな会長ではないのか」と思いました。

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