この記事は2012年04月06日に「こまき無答塾」に書かれた記事「「町長政策推進計画」を参考に」を Bing検索のキャッシュ から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



いつも、是々非々の立場で小牧市政について「こまき無答塾ブログ」を書いているつもりですが、結果的に山下史守朗小牧市長の政策やマネジメントについて、批判的な内容の記事が多くなっています
 勿論、頭から市長を批判するブログを書いている訳ではありませんが、1つ1つの事柄を捉えると、そのような結果になってしまっています。

 私は、昨年2月の市長選挙において、「若い力で、若い発想で頑張っていただきたい」と念じて、山下候補に1票を投じた市民です。
 そうした願いと、就任後の山下市長の言動にギャップがあることが、批判的なブログに繋がっていると判断しています。
 そうした状況の中で、山下市長に参考にしていただきたいと思った「町長政策推進計画」について記述いたします。

 私は、地方自治に関して体系的に勉強した事は1度もありませんし、地方自治体の職員経験もない極々一般的な市民であります。
 何年か前に、地方自治に興味を持つようになり、手探りの状態で少しずつ地方自治に関する知識を広めて行きましたが、そうした中で参考にさせていただいてきたのは、次にあげる方々の書籍やブログなどでした。
 首長経験者では、北川正恭元三重県知事(現早大教授)、片山善博元鳥取県知事(現慶大教授)、福嶋浩彦元我孫子市長(現消費者庁長官)の3方です。
 現職の首長では、山下真生駒市長神谷明彦東浦町長、地方議員では、横井利明名古屋市議海住恒幸松坂市議山田拓郎犬山市議の方々です。
 また、議会改革については、中尾修元北海道栗山町議会事務局長(現東京財団研究員)の講演や犬山市議会状況が大きな教材になっています。

 上記の「町長政策推進計画」は、神谷明彦東浦町長の「つれづれブログ」に、4月4日付けで「政策集の進捗管理のツールとして『町長政策推進計画』をつくりました」で掲載されたもので、勿論、東浦町のホームページにも掲載されています。

 私が、半年ほど前に、神谷明彦氏の「政策集」にたどり着いたのは、以前に当ブログで取上げた「市民必携@議会のトリセツ」という冊子を読んだ時に、それをキーワドに検索していたところ、昨年8月の町長選挙で初当選された神谷氏のホームページにたどり着き、選挙時の「政策集」が目につきました
 「政策集」が目に留まったのは、「東浦の幸せな未来のための6つの改革」が非常に分かり易く書かれており、改革で取組む1つ1つの事柄について、それぞれの達成基準(達成年度)が記載されていたためです。
 また、「政策集」のみでなく、神谷町長の職員に対する訓示の内容にも心引かれたため、当ブログで取上げたこともありました。

 神谷町長は、マニュフェストという言葉は使用されていませんが、昨年8月の選挙で掲げた政策について、それぞれの項目、期限目標担当課等取り組み内容年度ごとの取組事項を取りまとめ、マニュフェスト行程表に相当する「町長政策推進計画」をこの3月に策定・公表されたものです。
 そして、公表にあたり、留意点として「政策集は公約と考えられるため、当初の文章は変えないこと」、「やむを得ず変える場合には変更点と変更理由を明示すること」とブログに記述されています。
 
 神谷町長の「町長政策推進計画」と、山下市長の「マニュフェスト行程表」を比較することは不謹慎かも知れませんが、例えば「公共施設の長寿化」に関する両者の記述内容を比較すれば、その差が明らかであると判断いたします。
 そういう視点で、1月に公表された山下市長の「マニュフェスト行程表」に関しては、状況の変化や政策の追加に伴い随時見直しが行われる事を期待いたします

 なお、神谷町長の政策の中で、「多選自粛条例の制定(2年以内)」を掲げられていますが、これは条例を制定するのではなく、「私は、長くても3期までしか町長を務めません」と公式の場で宣言すれば済むことだと思います。
※近い将来には人口が5万人を越しますので(現在も5万人以上ですが)、神谷町長が神谷市長になられることを期待いたします。

 (PS)「議会報告会と市民の意見を聞く会」に参加しましょう。
○「議会報告会と市民の意見を聞く会」
4月14日(土) 午後2時より 中部公民館 4階大会議室
4月21日(土) 午後2時より 味岡市民センター2階講堂
5月19日(土) 午後2時より 東部市民センター1階講堂
5月26日(土) 午後2時より 北里市民センター3階講堂