この記事は2013年01月29日に「こまき無答塾」に書かれた記事「ごみ処理施設誘致???」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



次の新聞記事は、平成25年1月24日に、「江南市新ごみ処理施設建設を推進する住民の会」が、堀江南市長に対して、建設推進を求める要望書を提出したことを報じたものです。
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 ごみ処理施設などの「いわゆる迷惑施設」に対して、候補地周辺の住民が反対運動を行ったり、渋々受け入れということは良くあることですが、地元住民が建設推進を求めることは極めて異例なことで、おそらく国内で初めての事例だと思います。
 まあ、住民と堀江南市長が、「見返り施設」などの条件について綿密に協議してのことでしょう。

 当ブログでは、「江南市・犬山市・大口町・扶桑町の2市2町で、平成30年供用を目指している「尾張北部広域ごみ処理施設建設」問題について、その候補地が小牧市に隣接する犬山市の池野地区に決まったことに対して、小牧市長・小牧市議会・小牧市区長会が建設の白紙撤回を求めていることを知り、「他市町の自治に近隣市町が口を出すべきではない」という視点で(出発点として)、逐次報告してきました。
※直近の記事は、平成24年12月26日の「第1小ブロック会議は思考停止状態です」というタイトルの記事です)

 上記の報道は、平成22年5月25日に建設候補地が犬山市の池野地区に決定したにもかかわらず、候補地との意見交換会の開催を妨害を続けた堀江南市長が、昨年秋以降の「第1小ブロック会議」において、「犬山市の候補地では地元の了解が得られない」として江南市内での受け入れを表明し、その候補地を江南市中般若町北浦としたことに基づく地元の動きを報じたものでした。

江南市の候補地周辺地図
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 しかしながら、江南市の提案に対しては、「建設の反対を求める申し入れ」が、1月11日には江南市の地元中般若の住人から、1月18日には候補地に隣接した扶桑町小渕の住民から提出されています。
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 ※扶桑町小渕住民の反対を報じた記事

 もう、「尾張北部広域ごみ処理施設」問題は収集のつかない状態になっていると言えるでしょう。
 こうした状況について、「あきれ果てる」という状況を通りこして、何か「三流脚本家の筋書きのないドラマ」を見ているようで、滑稽に思えたりします。
 2月4日に扶桑町役場で「第1小ブロック会議」が開催されますが、「筋書きのない三流ドラマ」はどうなるのでしょうか。


※. アーカイブ者:以下プライベートな話題だったため、こちらには掲載しませんでした。