この記事は2015年02月24日に「こまき無答塾」に書かれた記事「鈴木達也小牧市議、議員辞職の怪」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



本日(2月24日)は、小牧市議会の平成27年第1回定例会(3月議会)の初日でした。
 昨年は、体調不良で一度も本会議を傍聴することが出来ませんでしたが、2月1日の選挙で再選された山下市長の施政方針と、3月議会に上程された平成27年度予算議案等の提案理由の説明を直接聞くために久しぶりに傍聴いたしました。
※小牧市議会の本会議はケーブルテレビで中継されますので、傍聴しなくても目的は達成できますが・・・。

★ただいまの出席議員は〇〇名です
 議会事務局長の倉地浩司氏が開会に先立ち「ただいまの出席議員は〇〇名であります」と言われるのですが、本日は「ただいまの出席議員は27名であります」と言われました。
 傍聴席で倉地議会事務局長の発言を聞いて、「えっ、27名。誰が欠席なのだ・・・?」と議員席を見渡しました。
 小川真由美議員の隣の席の鈴木達也議員の名札が立っていませんでしたので、最初は「鈴木達也議員が病気で欠席か・・・」と思いました。
※通常は「ただいまの出席議員は28名であります」で開会しますので、本日のように28名でない場合は異例で直ぐに気づきました。

★議員辞職
 開会後、船橋厚議長より、1.会議録署名議員の指名、2.会期の決定に続き、3.諸般の報告がありましたが、最初に「鈴木達也議員から議員辞職願いが提出され本日付で議員辞職許可をいたしました」との報告がありました。
 鈴木達也議員は、平成23年10月2日に施行された市議選挙で初当選した1期目の議員です。
 小牧市民の皆さま、鈴木達也議員が任期を7ケ月余り残して突然辞職した理由をご存知でしょうか。
 私は、「3月議会終了後に、議員1人が辞職すだろう・・・」と予想していましたが、開会日に鈴木達也議員が辞職することは予想できませんでした。

★市長選挙の推薦状
 1月7日のブログ(タイトル「成田隆三小牧市議からの電話」)に次の記述をいたしました。
(1月7日のブログの一部)
 1月4日に、成田議員が山下選挙事務所にいたところ、事務所の外で山下史守朗市長と山下智也県議が口論をしており、その後事務所に入ってきた山下市長が成田議員に対して、「事務所から出て行ってくれ!」と、他の市議や支援者の大勢いる前で言ったとのことでありました。
 山下市長は、今回の2人の候補に対する自民党愛知県連の推薦状問題に関する決定に不満を抱き、そうした結果になったことを小牧支部役員の成田議員が画策したものと受け止めたとのことでした。
(以上)

 山下市長は、市長選挙にあたり、自民党愛知県連が自分だけに推薦状を出し、上禰幹也候補には推薦状を出さないことを望んでいましたが、自民党小牧支部(支部長:山下智也県議)は、成田議員等の支部役員と協議し、県連に上げた結論は「推薦状を出す場合は両者に出す、出さない場合は両者に出さない」ということでした。
 
 小牧支部としてこのような結論に至ったのは、「上禰候補を支援している市民にも多くの自民党員がいる。もし、山下市長だけに推薦状を出すようなことがあれば、上禰候補を支援している自民党員が反発し離党するようなことになれば自民党にとって好ましくない」という、極めて常識的な判断位によるものでした。

 自民党愛知県連の決定は、小牧支部の意見通りの「両者に推薦状を出さない」ということでありましたが、このことを知った山下市長が山下県議と事務所の外で口論し、成田議員に暴言を吐いたということであります。

★推薦状問題の仕返し
 選挙後に創造もしていなかったことが耳に入りました。それは、「山下市長は4月に施行される県議選で、山下智也県議を落選させるために対抗馬を擁立するようだ・・・」ということです。
 きっと、小牧市関係者は「またか・・・、いつまで子供じみたことをやっているのだ・・・」と、へどが出るような想いをされていると思いますが・・・。
 
 ということで、鈴木達也議員が本日付で議員辞職したのは、4月の県議選に備えるためであります。

★山下市長と山下県議
 平成23年2月6日に施行された市長選挙は、5選を目指す中野直輝氏と、県議を2期近く務め辞職した山下史守朗氏に戦いでした。
 ところが、従来は中野市長寄りの会派であった新政クラブに所属していた、山下智也議員(2期)、船橋厚議員(1期)、成田隆三議員(1期)、玉井宰議員(1期)、澤田勝已議員(1期)、鈴木英治議員(1期)、小島倫明議員(1期)の7名の議員は、山下史守朗氏を支持したのでした。
 最大会派であった新政クラブが分裂したということであります。分裂の要因は分かりませんが・・・。

 7名の議員のうち、山下智也市議(当時)のみが2期議員で、他の6名は1期議員でしたから、山下議員が山下市長誕生の最大功労者と言えるかも知れません。
 山下市議は、平成23年の3月議会終了後に議員辞職し、4月の県議選に立候補し当選しました。
 当然、山下史守朗氏からは「俺が市長になった後には、俺の後の県議を・・・」ということが話し合われたのでしょうね。

★鈴木達也元議員
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(市議会ホームページより)
 鈴木達也元議員が県議に挑戦することになったのは、上記の通り今回の市長選と密接に関係していますが、自ら進んで県議選に立候補することになったのか、山下市長から指名されて渋々立候補するのか、私には全く分かりません。

 鈴木達也元議員は、平成23年10月2日の市議選挙に初挑戦、初当選しましたが、当選者28名中26番目の当選(1164.7票)でした。
 無所属議員で、辞職時の所属会派は小牧市民連合(無所属議員3名、民主党議員3名)でした。
 勿論、議員経験や自身の後援会組織からいえば、県議に挑戦するような力はありませんが・・・。

★過去の県議選の結果(定員2名)
平成23年4月10日
 山下智也(自民党) 18,094票 
 天野正基(民主党)  9,534票 
※天野氏は24年12月の総選挙に立候補するため県議を辞職しました。

平成19年4月8日
 山下史守朗(自民党) 17,541票 (現市長)
 天野正基(民主党)  14,238票

 さあ、4月の県議選は、現職の山下智也氏(自民党)、浪人中の天野正基氏(民主党)、そして新人に鈴木達也氏が2つの議席を争います。 市民の皆さま、その結果に注目いたしましょう・・・。
 
 たまたま、傍聴や資料のコピーを終わって市役所から帰ろうとした時に、東庁舎の前で天野正基氏に会いました。
 天野氏からは、「体調どうですか」と気遣いをいただきましたが、私の方から「県議選大変ですね・・・」、「鈴木達也さんは、どちらかというと、自民党より民主党に近いですよね」と申し上げたら、「鈴木さんはリベラルですね」、「(山下県議と鈴木元市議は)保守系同士の争いになりますね・・・」と、自身の票にはあまり関係ないような口ぶりでした。
 会議のために市役所に来られたようで、「また、(県議選の)演説会が決まったら連絡しますから・・・」と言われ、足早に東庁舎に入られました。

(一言)
 まさに、今回の出来事は、こども市長やましたしずおちゃんの逆鱗に触れたことを物語にした紙芝居・笑い話の一幕でした。
 しかし、紙芝居、笑い話で済まされない恐ろしい内容ですね。私もやましたしずおちゃんの逆鱗に触れないように気を付けなければ・・・。しなやかに したたかに。