この記事は2015年02月25日に「こまき無答塾」に書かれた記事「小牧市議会に異様な空気が流れて・・・?」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



昨夜(2月24日)、小沢国大小牧市議がFBに次の投稿をされました。
(小沢議員の2月24日のFB)
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 今日から平成27年第1回定例会が始まりました!
 山下市長就任後初の本会議ですが、今日、自分の右隣に写っている、鈴木達也議員が辞職され小牧市議会は、なにやら異様な空気が流れてました。
 写真は先日行った町田市の議場での写真です。なんか、ずいぶん昔の事のように感じます。済んだ事を悔やんでも仕方ないので、明日につながる一歩を!明日からまた頑張ります!


 さらに小沢議員はのコメントに対して次のコメントを書かれました。
(小沢議員のコメント)
市民が困るような事ばっかりしている小牧の政治は、正直困ります。政策の問題よりも、個人の感情論が先行し過ぎているように自分は感じます。
理由は、よくわかってるんだけど、辞め方だよね。
そうですね、やっぱり市民のための政治ですから、市民のために頑張りたいですね。
しっかり、自分も頑張るんでぜひ注目しててください。
※写真は、2月6日に小牧市民連合(川島公子議員・伊藤宏行議員・谷田貝将典議員・小川真由美議員・小沢国大議員・鈴木達也議員)が、東京都品川区及び町田市に会派行政調査に行った時、町田市議会の議場で撮ったもので、右端が辞職した鈴木議員、その左隣が小沢議員です。「山下市長就任後初の本会議ですが・・・」は、「2期目の山下市長就任後初の本会議ですが・・・」という意味です。

 小沢議員はFBの投稿で「鈴木達也議員が辞職され小牧市議会は、なにやら異様な空気が流れてました」、さらに、「市民が困るような事ばっかりしている小牧の政治は、正直困ります。政策の問題よりも、個人の感情論が先行し過ぎているように自分は感じます」、「理由は、よくわかってるんだけど、辞め方だよね」、「そうですね、やっぱり市民のための政治ですから、市民のために頑張りたいですね」、「しっかり、自分も頑張るんでぜひ注目しててください」等のコメントを返されています。

 小沢議員がFBにこのようなことを書かれるのは初めてのことですが、特に「 小牧市議会は、なにやら異様な空気が流れて・・・」、「政策の問題よりも、個人の感情論が先行し過ぎている・・・」、「辞め方だよね」、「市民が困るような事ばっかりしている小牧の政治は、正直困ります」とうい言葉は、気になりますよね。

 鈴木達也議員は、一体どのようにして議員辞職したのでしょうか・・・。先ず、昨日(2月24日)の本会議の傍聴手続を済ませた市民に議会事務局で渡された資料の一部をご覧ください。
議事日程(第1日)
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本会議議席表
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 赤い下線や枠は私が付けたものですが、実は、鈴木議員が辞職願を持って議会事務局に現れたのは、昨日(2月24日)の午前8時半ごろであったため、議会事務局スタッフは、ドタバタの中で上記の資料に作り直したのです。
 議会事務局が用意していた議事日程の第3諸般の報告には、「1鈴木達也議員の議員辞職許可の報告」は記載されていませんでしたし、本会議議席表の20番の席には鈴木達也と記載されていたのです。

 庁内には、議員の登庁状況を表示するボードが設置されていますが、急な辞職のため、20番鈴木達也議員の名前が残っています。
東庁舎1階エレベーター前のボード
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 先ず、鈴木議員は議会事務局に多大の迷惑をかけて議員辞職をしたのですせめて前日に辞職願を提出するという人としての常識があれば・・・

 辞め方について、他にも問題点があります。通常、会派に所属している議員が辞職願いを提出する状況においては、会派の先輩議員に相談し了解を求めるのが当たり前です。
 鈴木議員にとって、川島議員・伊藤議員・小川議員・谷田貝議員が先輩議員であるのですが、そのようなことは一切なかったとのことであり、小牧市民連合の議員は、鈴木議員の辞め方に、強い不信感を抱いていることであります。
 また、鈴木議員の辞職を招いた山下市長の行動に対する不信感も増していることのことであります。
 小沢議員が「理由は、よくわかってるんだけど、辞め方だよね」と言われているのは、この点のことを指してのことだと思います。

 さらに、鈴木議員は平成23年10月2日の選挙で初当選した1期目の議員ですから、4年間の任期を全うせずに辞職するということは、「選挙で鈴木議員に投票した市民を裏切る行為をした」ということであり、市民も鈴木議員に不信感を抱いていることでしょう

 実は、昨日の午前中の傍聴席に、昭和54年8月から4期小牧市長を務められた佐橋薫氏がおられました。
 佐橋氏が本議会を傍聴されるのは極めて異例のことですが、実は、鈴木議員の辞職と佐橋氏の傍聴は密接に関係していることが分かりました。
 まあ、鈴木議員の辞職を確認するために市役所に来たということなのでしょう・・・。

 山下市長は、自民党の山下智也県議を4月の選挙で落選させるための対抗馬として、先ず、牧政会の舟橋秀和議員(自民党)に声をかけたとのことですが、舟橋議員は断ったとのことです。
 山下県議はFBで度々「これから牧政会議員との打ち合わせで市役所に行きます」という投稿をされていますので、舟橋議員が断るのは極めて自然の事であります。

 舟橋議員の断られた山下市長は、次に佐橋氏に鈴木議員が議員辞職して県議選に立候補するよう依頼したとのことであります。
 山下市長が佐橋氏に依頼したのは、鈴木議員のお兄さんの会社と佐橋氏が関係があったためでした。
 市民の皆さま、とうに80才を過ぎた元市長まで引っ張り出して、山下県議を落選させようとする山下市長の行為は、どう考えても異常ですよね。

 小沢議員が、「小牧市議会は、なにやら異様な空気が流れてました」とFBに投稿されていますが、私も昨日の傍聴席で、「異様な空気」の一端を感じました
 通常は、山下市長の施政方針演説が「・・・議員各位、並びに15 万余市民の皆様のご理解とご協力を重ねて衷心よりお願いを申し上げ、私の施政方針といたします」という言葉で終了すると、山下市長を支持する最大会派の牧政会議員から盛大の拍手があるのですが、昨日は拍手はありませんでした
 これは、牧政会議員が「拍手はしない」と打ち合わせて行ったものでありましょうし、今回、自民党の山下県議を落とすために対抗馬を立てようとした山下市長の行為、さらに自民党員でない鈴木議員を対抗馬にしたことに対する、全員自民党の牧政会議員の反発であると私は受け止めています。

 最後に小沢議員は。「市民が困るような事ばっかりしている小牧の政治は、正直困ります」と、言われていますが、このような市政になっていることについては、議会・議員の責任でもあることをよく認識して、今後の活動をして欲しいと私は思いました。