この記事は2015年03月02日に「こまき無答塾」に書かれた記事「桃花台の投票率」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



2月1日に施行された小牧市長選挙の投票区ごとの投票率は、選挙日当日の2月1日と2月13日の2度、小牧市選挙管理委員会から発表されホームページに掲載されました。
 2度目に発表された2月13日の資料は、2月1日の資料平成27年2月1日執行小牧市長選挙投票速報集計表(結了)の欄外に参考数値を追加したものです。先ず、その資料をご覧ください。
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※ホームページに掲載された資料には、投票区ごとの「当日の有権者数」及び「投票者数」の欄がありますが、ブログに資料を掲載するにあたって、見やすくするために上記2項目をカットしておりますので、資料全体は、上記の「投票速報集計表(終結)」をクリックしてご確認ください。

★投票区ごとの投票率が何故大きく違うのか
 資料をごご覧いただいて分かるように、投票区ごとの投票率は2月1日(速報値)と2月13日(参考数値)では大きく違います
 例えば、1南外山を見ると、速報値の投票率は38.53%、参考数値の投票率は51.62%で、何と13.09ポイントも上がっています
 また、28池林投票区速報値が37.13%、参考数値が48.08%ですので10.95ポイント上がっています
 逆に、17堀の内投票区は、速報値が39.723%、参考数値が37.04%ですので、逆に2.68ポイント下がっています

 何故、投票区ごとの速報値と、選挙執行後2週間後に掲載された参考数値が大きく違うのでしょうか。
 その理由は、速報値には期日前投票した人の数値が各投票区ごとに反映されていないこと、さらに不在者投票した人の数値が17堀の内投票区に一括して集計されているためであります。

★桃花台の投票率
 私は、2月1日の市長選挙に際し、「桃花台の投票率が選挙結果に大きく影響するのではないか」との判断で、1月28日に「桃花台の皆さん、投票に行こう!」とのタイトルの記事を書きました。
 2月13日の参考数値を基に桃花台の投票率と、桃花台以外の投票率を比較してみました。結果は次の票の通りでした。
※桃花台の投票区は、29桃ケ丘、30城山、31篠岡、32光ケ丘の4つです。
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 ご覧いただいたように、今回の市長の桃花台の投票率は40.81%、桃花台以外の投票率は42.15%でしたから、桃花台の投票率は、1.34ポイントそれ以外の地区の投票率を下回ったことが分かりました
 国政選挙においては桃花台の投票率は、その他の地区を大きく上回っていますが、23年10月の市議選に続いて、地方選挙ては他の地区を下回る結果になりました。

 4月5日に執行される県議選は、小牧市民の良識が問われる選挙でありますので、桃花台の皆さんがそれぞれの立場で事実をしっかり見つめ、投票に行っていただくことを期待しています。
 国政選挙と同様に、その他の地区を大きく上回る投票率になることを期待して・・・。

★市民の力の限界
 数年前のことですが、私は、「市民の声」を通じて、小牧市選挙管理委員会と何度もやり取りをいたしました。
 要旨は「期日前に投票した人のデータを投票区ごとに反映させない下2桁投票率データを掲載して何の意味があるのだ。投票区ごとの投票率は期日前データを反映させたものを掲載すべきではないか」というものでした。
 その結果、やっと平成23年4月24日に執行された衆院選補欠選挙から、欄外に参考数値として、期日前投票等のデータが投票区ごとに反映されるようになりました。しかし、いまだに欄外の参考数値扱いです。
 隣接の、春日井市や犬山市では、選挙当日に、期日前等のデータを反映した投票区ごとの投票率がホームページに掲載されるのに、何故、小牧市は2週間後に参考数値として掲載するのでしょうか・・・、私は小牧市選管の感覚を全く理解することはできません
 
 相変わらず、啓発のため選挙標語・ポスター等の募集、セスナ機や車からの投票呼びかけを、漫然と繰り返しているのです。
 投票区ごとの正確な投票率の速報のみならず、年齢階層別の投票率を公表し、小牧市の投票率アップを目指した検討しなければならないのですが・・・。
 このままいけば、県議選の投票率は、また県内50選挙区の最低ランクになると思います、23年の県議選は県内50投票区中(市村町中)小牧市の投票率はワースト3でしたから・・・

 もう、私は、この件に関して「市民の声」の限界を感じていますし、また「市民の声」を出すことにバカバカしさを感じていますので、今後は是非、市議会・市議が取上げていただくことを期待いたします。