この記事は2015年06月16日に「こまき無答塾」に書かれた記事「小牧市議会の一般質問より(その4)」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針)
昨日のブログ「小牧市議会の一般質問より(その3)」の続きです。
★伊藤宏行議員の質問項目1.に関する最後の質問
伊藤議員は「小牧市長の政治倫理について」という質問項目の最後に次の質問をされました。(要旨)
宝塚市の職員に対するアンケート調査結果が公表されているが、それには、市長に賛同する職員が登用され、逆に反対意見を言う職員には人事上不利益な処分が行われると書かれている。
山下市長は、公正・公平・適正という言葉を、何度も何度も言っていただきましたが、これからも職員が本当にものが言える、これからも市長を支えてくれる、そういう職員を育てることが重要だと思いますが、山下市長の所見を伺います。(以上)
※ネットで調べてみなしたが、伊藤議員が引用したアンケートを見つけることはできませんでした。
★山下市長の答弁
伊藤議員の質問に対して、山下市長は次のように答弁されました。(要旨)
ものが言えない組織であってはならないし、またそうではないと思っている。風通しを良く、上下また横の連携、そういったものを十分に出来るような組織でなければならないと思っている。
私も市の職員にいろいろ提案を出してくれということを奨励しているところです。
また、出来ないというとを先に言わずに、出来ることを考えてくれということで、前向きに仕事をして欲しいと言っているところでありますので、職員が自由闊達にものが言える、そんな組織を私自身も望んでいる所であります。(以上)
★伊藤議員の質問と答弁を聞いて
伊藤議員が、「小牧市長の政治倫理について」という質問項目の最後に、宝塚市の職員に対するアンケート結果を引用したり、職員に対する山下市長の所見を聞くことに関しては、今一つ理解できない点もありますが(質問項目と結びつけるには無理がある)、それを別にすれば、山下市長のリーダーシップ能力の問題は、小牧市にとって極めて大きな問題、いや最大の問題であると私も以前から思っています。
「市職員の有する能力が全く活かされていない」、「このような状態が続くことは、間違いなく小牧市民の不幸に繋がってしまう」と・・・。
具体的な事例をあげれば、市職員の能力が十分発揮されておれば、新基本計画(後期基本計画)の内容も、ブランド戦略の内容も、新キャラクターの内容も、市制60周年記念事業の内容も違っていたと確信いたします。
勿論、市の職員は頭がいいから、愚痴を言ったりしませんが、小牧市の内情を知る人の間では、「市長の意見に反対する職員は、敵とみなされる」、そして敵とみなされれば、「特別職は更迭され、一般職員は本筋から外されたり、左遷される」ということが認識されています。
伊藤議員が、今回の質問でこの問題を取上げた背景には、こうした小牧市職員の現状を承知した上でのことだと思います。
私は、40数年間のサラリーマン生活の中で、上司に恵まれ、自分の能力以上の力が発揮できたと思いますし、40数年間で一番うれしかったのは、ある会社の商品部長をしていた時に、部下の副部長が「毎日毎日、仕事が楽しくてしょうがない・・・」とつぶやいた時でした。
それほど、リーダシップは、部下にとっても、リーダー自信にとっても重要なものなのであります。
山下市長は、市長になるまで、組織で上司に仕えたり、組織で部下を使いこなしたりした経験がありませんので、よほど今までの考えを改めない限り、リーダーシップを発揮することはできないと判断しています。
改めるかどうかは、山下市長の考え次第ですが、もし今後も政治家を続けるのであれば、「それが山下史守朗さんの最大のテーマですよ」と、人生の先輩から申し上げておきます。
(次回へ続く)
昨日のブログ「小牧市議会の一般質問より(その3)」の続きです。
★伊藤宏行議員の質問項目1.に関する最後の質問
伊藤議員は「小牧市長の政治倫理について」という質問項目の最後に次の質問をされました。(要旨)
宝塚市の職員に対するアンケート調査結果が公表されているが、それには、市長に賛同する職員が登用され、逆に反対意見を言う職員には人事上不利益な処分が行われると書かれている。
山下市長は、公正・公平・適正という言葉を、何度も何度も言っていただきましたが、これからも職員が本当にものが言える、これからも市長を支えてくれる、そういう職員を育てることが重要だと思いますが、山下市長の所見を伺います。(以上)
※ネットで調べてみなしたが、伊藤議員が引用したアンケートを見つけることはできませんでした。
★山下市長の答弁
伊藤議員の質問に対して、山下市長は次のように答弁されました。(要旨)
ものが言えない組織であってはならないし、またそうではないと思っている。風通しを良く、上下また横の連携、そういったものを十分に出来るような組織でなければならないと思っている。
私も市の職員にいろいろ提案を出してくれということを奨励しているところです。
また、出来ないというとを先に言わずに、出来ることを考えてくれということで、前向きに仕事をして欲しいと言っているところでありますので、職員が自由闊達にものが言える、そんな組織を私自身も望んでいる所であります。(以上)
★伊藤議員の質問と答弁を聞いて
伊藤議員が、「小牧市長の政治倫理について」という質問項目の最後に、宝塚市の職員に対するアンケート結果を引用したり、職員に対する山下市長の所見を聞くことに関しては、今一つ理解できない点もありますが(質問項目と結びつけるには無理がある)、それを別にすれば、山下市長のリーダーシップ能力の問題は、小牧市にとって極めて大きな問題、いや最大の問題であると私も以前から思っています。
「市職員の有する能力が全く活かされていない」、「このような状態が続くことは、間違いなく小牧市民の不幸に繋がってしまう」と・・・。
具体的な事例をあげれば、市職員の能力が十分発揮されておれば、新基本計画(後期基本計画)の内容も、ブランド戦略の内容も、新キャラクターの内容も、市制60周年記念事業の内容も違っていたと確信いたします。
勿論、市の職員は頭がいいから、愚痴を言ったりしませんが、小牧市の内情を知る人の間では、「市長の意見に反対する職員は、敵とみなされる」、そして敵とみなされれば、「特別職は更迭され、一般職員は本筋から外されたり、左遷される」ということが認識されています。
伊藤議員が、今回の質問でこの問題を取上げた背景には、こうした小牧市職員の現状を承知した上でのことだと思います。
私は、40数年間のサラリーマン生活の中で、上司に恵まれ、自分の能力以上の力が発揮できたと思いますし、40数年間で一番うれしかったのは、ある会社の商品部長をしていた時に、部下の副部長が「毎日毎日、仕事が楽しくてしょうがない・・・」とつぶやいた時でした。
それほど、リーダシップは、部下にとっても、リーダー自信にとっても重要なものなのであります。
山下市長は、市長になるまで、組織で上司に仕えたり、組織で部下を使いこなしたりした経験がありませんので、よほど今までの考えを改めない限り、リーダーシップを発揮することはできないと判断しています。
改めるかどうかは、山下市長の考え次第ですが、もし今後も政治家を続けるのであれば、「それが山下史守朗さんの最大のテーマですよ」と、人生の先輩から申し上げておきます。
(次回へ続く)
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