この記事は2016年06月10日に「こまき無答塾」に書かれた記事「小牧市議会の議会改革度2015ランキング(その2)」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



(昨日の続き)

総合順位・個別順位の前年比較
 小牧市議会の議会改革度2015ランキングの総合順位は、昨日報告いたしました通り、マニフェスト研究所のアンケート調査に応じて回答した全国1,460議会のうち、289位でした。
 
 議会改革度2015ランキングの総合順位は、情報共有「住民参加」「議会機能強化」3つの個別得点の「積」で求められます。
 小牧市議会の場合、2015年の個別得点は次の通りでした。
298(情報共有)
344(住民参加)
409(議会機能強化)
 したがって、総合得点は、299×344×40920,921


 ところが、議会改革度2014ランキングの総合順位は、情報公開「住民参加」「議会機能強化」3つの個別得点の「積」で決められており、2015年より、「情報公開」「情報共有」変更されました。


議会改革度2015の視点と特徴
 早大マニフェスト研究所のホームページには、「議会改革度2015の視点と特徴」として次のように記述しています。
 
img039.jpg

 ホームページでは、2006年に北海道夕張郡栗山町議会で、全国初の議会基本条例が制定されてから10年目を迎える節目の年である等に際し、「議会改革度2015の視点と特徴」として、次のように記述しています。
(ホームページ引用)
「議会改革の第2ステージ」と捉え、「議会のための議会改革(自己満足型議会改革)」ではなく「地域課題を解決する議会(住民の役に立つ議会活動)」に取り組む議会が増えることを目指します。
 本調査では、調査項目に下記の視点を追加し、配点を大きく見直しました。また、分析観点の「情報公開」は、今回より「情報共有」に変更しました。
(以上)

 2014年、総合順位が全国で31位であった犬山市議会が、2015年は96位になったこと、同43位であった岩倉市議会が74位になったことは、配点の大きな見直しなどの影響かもしれませんね。

小牧市議会への期待・要望
情報共有について
(1)本会議はケーブルテレビ及びインターネットで、常任委員会はインターネットでライブ中継されますが、それを見逃すと、録画中継がアップされるまでに日数がかかります。短期間(数日後)に録画中継が掲載されることを期待・要望いたします。

(2)現在、非公開である議会運営委員会、全員協議会が公開されることを期待・要望いたします。

(3)「市議会への声」について、提出された意見の概要と、市議会の回答の概要を定期的に公表されることを期待・要望いたします。

(4)年4回発行の議会だよりだけでなく、必要に応じ、「広報こまき」への掘り込み資料の発行を期待・要望いたします。


市民参加について
(1)現在実施している「議会報告会と市民の意見を聴く会」については、全面的な見直しをすることを期待・要望いたします。

(2)本会議における提出議案の説明時には、傍聴者に関連資料を積極的に貸し出すことを期待・要望いたします。

(3)テーマを定めた市民との意見交換会(例:議会基本条例制定に際し実施した意見交換会)を、積極的に実施することを期待・要望いたします。

(4)傍聴規則の改定と、傍聴者へ配布する注意書きの変更を期待・要望いたします。

議会機能強化について
(1)昨年9月に制定した議会基本条例の順守と見直しを期待・要望いたします。

(2)委員会において、活発な自由討議が行われることを期待・要望いたします。

(3)二元代表制度下における重要な議会の役割を認識し、是々非々の立場で活動されることを期待・要望いたします。