この記事は2016年07月29日に「こまき無答塾」に書かれた記事「最近の想いを2つ」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針


★想い:その1
 その日の朝、私は、リビングのパソコンに向かっていましたが、テレビのNHKニュース速報で「19名が殺害された模様・・・」との音声が耳に入りました。
 テレビを視ていた家内に、「世界で起きた事件、日本のこと・・・」と尋ね、相模原市の障碍者施設「津久井やまゆり園」で起きた事件と知り驚きました。


 現在、小牧市では新図書館建設審議会が開催されており、その建設場所の1つの候補であるラピオビルを管理運営する小牧都市開発??が、6月30日付で小牧市に「報告及び要請」と称する文面が提出されたことが明らかになりました。
 その文面では、小牧都市開発?鰍ヘ、今後のラピオビルの施設コンセプトを、「こども・子育て」とするものでした。
 私は、あの速水社長小牧商工会議所専務理事)が、「報告及び要請」と称する文面に書かれた内容を、小牧市に提出したことに疑念を抱き、7月27日に、次の「行政文書開示請求書」を提出いたしました。
 私の疑念とは、「あの速水社長が、このような文面を出すがハズがない」という想いと、「あの速水社長までが、商工会議所が行うプレミアム商品券発行事業に対し、毎年1億円以上の助成金を受けていることを意識して、山下市長の政策に擦り寄ったのか」という想いが、交錯する中での疑念でありました。


提出した行政文書開示請求書
img154.jpg


 山下市長は、平成21年度から30年度を計画期間とする第6次小牧市総合計画の中間点における基本計画の見直しにあたり、大勢の市民・大勢の職員が努力して作成した第6次小牧市総合計画を、実質的にぶち壊し市政戦略編の都市ヴィジョン1として「子ども遊・チャレンジNo.1都市」を掲げ、その戦略として「こどもの夢を育み、夢への挑戦をみんなで応援するプログラムの展開」といたしました。

 こども夢育み事業の一環として、小牧市はJFA(公益財団法人日本サッカー協会)との契約に基づき、「夢の教室」を実施しています。
※ホームページによれば、夢教室とは、「役のJリーグやなでしこリーグ、Fリーグ、JFLの選手、そのOB/OGなどのサッカー関係者及び他の競技種目の現役選手、そのOB/OG等が、「夢先生」として、自らの体験をもとに「夢を持つこと、その夢に向かって努力することの大切さ」、「仲間と協力することの大切さ」などを講義と実技を通じて子どもたちに伝えるとのことであります


 私は、子供の夢がどのようにして育まれ、どのようにして子供の夢が破れるのか等に関する知識は全くありませんが、自分自身の経験から、「夢教室って、何か、チャラいことをやっているなあ・・・」「基本的に、こどもの夢は、子供自身が抱くもので、大人が上から目線で抱かせるものではないのに・・・」との想いがあります。

 また、こども夢育み事業の一環として、小牧市においては、今年の6月議会において、「小牧市地域こども子育て条例案」が提出され、その原案に対する修正案も提出されましたが、賛成少数で否決され、賛成多数で原案通り可決されました。
※修正案といっても、条例そのものを修正すべきというものではなく、第2章「こどもの務め」を削除する、第3章「保護者等の責務」を「保護者等の役割」に修正し、「保護者の責務」を「保護者の役割」に、「地域住民の責務」を「地域住民の役割」に、「事業者の責務」を「事業者の役割」に、「学校等の責務」を「学校等の役割」に、「市の責務」を「市の役割」に修正するというものでした。

 私は、「修正案の方が可決された方が良い」と、傍聴席で判断していましたが、現状の小牧市議会では、議論を深めることもなく、山下市長が提出した原案通り、賛成多数で可決されました。

 
 そうした種々の「こども・子育て」に関する想いの中で、「津久井やまゆり園」の事件が発生したのですが、お昼ごろには、容疑者の名前や、容疑者が教師を目指していたことが報道されました。

 私は、お昼過ぎに家内に「容疑者の親は教師だろうね・・・」とつぶやいたところ、家内から「お父さん、そんな決めつけては駄目よ・・・」と言われました。
 しかし、夜になって、容疑者の父親が教員であったことが報道されました。その報道に私は、「やっぱり、親は教師であったか・・・」と、心の中でつぶやきました。


 勿論、教師の中でも極々一部の事例でしょうが、私は、特に、校長等の管理者を経験した教師は、自分の子供に、「お前も、お父さんの歩んできた道を進め」と、レールを敷いてしまうケースがあるようです。
 子ども自身の夢に耳を傾けないで(子供の夢について話を聴いてやらないで)、親が子どもの人生のレールを敷いてしまう事例があるようです。
 親がレールを敷いた場合、そのレールに乗っかれない子供達親に自分の意見を言えない生真面目な子供達は、徐々に親に反発し、親と口をきかなくなったり、自分の世界に閉じこもったりしてしまうと思います
 そうした視点で今回の事件を見つめると、容疑者の犯行は絶対に許されませんが、「容疑者も被害者の一人かもしれない・・・、かわいそうに・・・」との想いが、心の中のどこかにあります。


 私ごとですが、薬剤師の父親は、まちの小さな薬局を自営していましたが、5人の子供を大学まで通わせるために、母親と一緒に年中無休状態で働き、自分の娯楽など一切捨てて、5人の子供を育てることに愛情を注いでくれました。
 そして「お前も薬学部へ行け」というようなことを一度も言ったことはありませんでした。そして、子供の頃から毎日のよに交わした両親との会話から得た経験をベースに、私は自分の判断で薬学部に入学し、自分の判断で武田薬品に就職し、自分の判断で家内と結婚し、自分の判断で15年余り務めた武田薬品を退職し、自分の判断で2つの会社で働き、私の人生は私自身が決め歩んでまいりまいた。
 
 子どもに対しても、「こういう大学を目指せ」、「こういう会社に就職しろ」、「こういう人と結婚しろ」とは一度も言ったことはありません。
 こどもに対する愛情をもって、「自分の人生は自分で切り開いてほしい」見守ってきただけであります。


★想い:その2
 都知事選挙の投票日が近づいてきました。テレビのワイドショー番組では連日、主要3候補の言動を中心に報道しています。
 その中で、先ず1つ気になるのは、鳥越俊太郎氏の立候補について、「究極の後出しジャンケン」だと報道している点です。
 そういうワイドショー番組を視聴する私が悪いのかもしれませんが、そのような時、「何が究極の後出しジャンケンだ! お前たちこそ究極の取材不足ではないか!」との想いで腹立しくテレビ画面をにらみつけています。

 次に、地方自治の二元代表制における、首長・議会(議員)・市民の役割や、投票することの重要性を取り上げるのではなく、視聴者が興味を抱きそうな内容の報道を繰り返し、タレントに専門外のコメントを言わせることで番組を構成していることについては、「テレビがますます、自分で考えない馬鹿な国民を育てようとしているなあ・・・」との想いがあります。

 ふるさと納税制度が、受益者負担に反する制度であることえを一切取り上げることなく、寄付の見返りとして提供される特産品ばかり報道しているのと同じです。

 そうか、テレビ(特にワイドショー番組)は、「ポケモンgo」ならぬ、「バカモンgo」のアプリか・・・


(お断り)
 本日のブログのカテゴリーは「管理者の想い」でありますので、コメントを受け付けておりませんので、ご了解ください。