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この記事は2016年10月26日に「こまき無答塾」に書かれた記事「小牧市民を騙し続けた山下史守朗小牧市長の大罪(その3)」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



(昨日の続き)


★マニフェストに反し、市民に何も言わないでツタヤ図書館変節を画策っした山下史守朗小牧市市長の大罪

 小牧市民の皆さんは、平成13年2月の市長市長選挙で、5選を目指した現職の中野市長を破って初当選し、山下史守朗小牧市長が誕生したことをよくご存じと思います。

平成23年2月に執行された小牧市長選挙でアピールしたマニフェストの「大型プロプロジェクト・まちづくりの見直し」に関する項目/span>
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 ご覧いただいたように、2項目目に「市民病院や図書館の建て変え、農業公園計画などの大型プロジェクトについては、市民の意見をよく聞き、賑わいと魅力ある中心市街地の形成を力強く推進します」と掲げました

 ご存知と通り、市民病院の建て市民病院については、特に市民を交えて議論すべき課題はありませんでしたし、農業公園計画については、コンサルタント企業(モクモクファームが設立したコンサルタン企業に約6千300万円の契約料を支払って頓挫した状態でしたので、いまさら市民お声を聞く状況ではなく白紙にする状態でした。

 山下史守朗県議が、市長選に立候補した際、多くの市議の方から「山下さんは小牧市選出の県議だが、小牧市のことは何も知らない」「市長戦記前の山下事務所に連日詰めかけ、選挙後に、10月の市議会選の終わる頃まで、『山下マニフェストは俺が書いた』と公言する瀬戸市在住の人物が、頻繁に小牧市長室に出入りしている」という情報をいただきまた。
 また、市議会選時に、ある候補者の様子をうかがっている、その陣靴を目撃しましたので、山下史守朗小牧市長に、個々の候補者の情報を提供指定なのでしょう・・・。
 その後、その人物が小牧市に現れることがピタリとなくなりましたので、常識的に考えれば、何らかの報酬を得て終了すたのでしょう・・・。
※その人物は、愛知県職員時代に労働組合の幹部をしていたそうです。、私も、選挙前に山下事務所を訪ねマニフェストをもらいに行った際に、その人物と名刺交換をいたしましたし、その直後に事務所に帰ってきた山下史守朗候補に、「頑張ってくださいね」と握手をいたしました。


 さて、マニフェストに掲げた「図書館の建て変えについて、市民の意見をよく聞き・・・」とことを実行したのでしょうか・・・。
 真っ赤な嘘で、平成20年3月に策定された「新小牧市律図書館建設基本構想」翌年の平成21年3月に基本構想に基づいて策定された「新小牧市律図書館建設基本計画」に関して、山下史守朗小牧市市長は、マニフェストに反し、一切、市民の意見を聞くことなく、密かにA街区にツタヤ図書館を建設する画策をいたしました。


 平気で市民に事実と異なる嘘をつく、山下史守朗小牧市市長を古背ません。


★市民に何も言わないで密かに、A街区にツタヤ図書館建設計画を画策した山下史守朗小牧市市長の大罪

 平成26年第2回定例会(06月17日)において、竹内里美議員共産党小牧市議団)の質問にないして、教育委員会事務局の大野教育長は次のように答弁しました。(会議録引用)
 「1点目の武雄市図書館につきまして、視察についてのお尋ねでございます。これまでも竹内議員を含めまして、議員各位も武雄市図書館を初めとした各所の図書館を視察されておりますように、図書館建設は市にとって重要な事業でありますので、市においても、これまでに数多くの図書館の視察を行っており、その一つとして武雄市図書館の視察も行っています。
 その視察状況ですが、平成25年度は、6月26日に市長及び職員3名の計4名平成26年1月29日に市長公室長以下3名の職員が視察に行っております。また、平成26年度におきましては、4月15日に市政戦略課長以下2名、5月16日に教育長及び教育部長の2名が視察に行っております。 以上です。」
と答弁されました。

※小牧市議会議員28名(当時)のうち16名の議員が、平成26年2月4日~5日に武雄市図書館を視察しています。武雄市図書館を視察するための条件は、武雄市内に1泊することが条件でありますので、小牧市議会の政務活動費報告によれば1議員当り、約3万5千円の税金を使っています
※また、図書館の場所や管理運営について議決する立場にある小牧市教育委員会の安藤教育長及び大野教育部長が、最後の26年5月15日に視察したことには大きな意味があります。教育委員会の議決は、市議会において「小牧市立図書館の管理及び設置に関する条例」の改正案について小牧市議会の議決を経て初めて正式な決定となります。

 「何故、最後に視察したのでしょうか・・・、実は、平成26年4月21日に開催された「小牧市図書館協議会」において、山下市長か安藤教育長を説得し、当時の協議会の会長の吉村氏が、強引に「小牧市市立図書館本館(小牧知己の糞肝機能を併せ持つ)の管理運営を指定管理者によろ運営に改正することを、上記の基本構想・小歩本計画を策定した時の会長であった唐松副会長たちの、「直営にするのであれば、メリット・デメリット比較表を作成し議論すべきだ!」という主張を吉村会長はそれらを根拠なく無視し、打ち合わせ通り指定管理者による管理運営に決定してしまいました。
 安藤教育長、が大野教育部が、4月21日の「小牧市図書館協議会」の後に武雄市図書館を視察した意味は何であったのでしょうか・・・、山下史守朗小牧市長に抵抗指定なのでしょうか、それとま反対に、ツタヤ都市間建設計画のための第1歩として、「小牧市図書館協議会」を開催し、議会の議決を得るための第1歩を踏み出したのでしょうか・・・

※当日の傍聴者は私1人でした、

★市民をごまかす、数かすの愚行を重ねた山下史守朗小牧市市長の大罪

山下史守朗小牧市市長はマニフェストに次のようのに掲げました。
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 4年間の行政改革を断行し、市民性の1%=1億円の相当額の改革効果額を生み出し、10桶円以上の経済効果を生み出す、「10%プレミアム地域商品券」を発行しますと掲げのです。

 山下史守朗小牧市市長は、この点についても小牧市民をごまかし、中野前市長次第に開催された行政改革委員会(当時は第5次)と、市長マニフェストの行政改革項目を統合し、儒点改革プランというものの、^その結果、第5次行政改革委員会を取り止めてしまいました。
 さらに、重点改革プランの行政改革効果額の中には、中野前市長の時から実行していた「職員の適正化による歳出削減」をチャッカリ盗みとり、重点改革プランにより改革効果の大きな実績が得られたと、「職員の適正化による歳出削減」による経費背t減効果が大半を占める重点化各プランの実績だと、嘘のをつきました。

 さらに、4年間の行政改革で得た改革効果の1億円を使って、4年間で1億円をプレミアム所品検の発行事業を行う小牧商工会議所に助成に関しても、23年の初年度だけは開始時期の問題もあって、約6千5百万円の助成金でしたが、24年度以降は約1億3000万円ずつの助成を継続しています。しかも経済効果の検証もせず・・・。


山下史守朗小牧市市長の究極の市民に対する嘘
 山下史守朗小牧市市長は、平成27年2月の市長選挙時の「選挙公報」や「皮膚資料に」飛んでもないことを書き、市民をごまかし、嘘をつきました。
選挙公報の記述
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 ご覧いただいた通ろ、市長の努力と全くの関係家内市債残高を、あたかも自分の努力で行ったように市民を誤魔化したのです。
 また財政力指数が改善したように見せかけていますが、これもです。県内他市町が財政する指数が悪化するに状況の中で、小牧市の財政力指数も悪化し、県内順位か7位から4位になっただけのことであります。
 「この嘘つき史守郎が・・・」と言いたくなりますよね。

 
27年2月の市長選挙時の配布物
(簡単な印刷物)
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(簡単な印刷物)
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 赤線で囲んだ「行政改革」の項目の1番上には「経費削減等 4年間で25億円の行革効果を実現(毎年の経常的経費は、年間6.5億円の行革効果を実現」と記載していますが、23年の市長受任以前から全国的に進められていた「職員の適正化による歳出削減」であり、山下史守朗小牧市長の努力とは全く関係の効果額です。
 「どこまで、小牧市民をだますのか・・・、山下守朗小牧市長さんヨ!」「市民をバカにするな、山下守朗小牧市長さんヨ!ヨ」

 山下史守朗小牧市長の大好きな言葉場である「日本一・日本初」という言葉をつかえな、「正にあなたは、日本1で、日本初の嘘つき首長です。こまき無答塾ブログ管理者の証明書を発行捨ても構いません」

 最大の問題は、小牧市職員にとって市長は一般企業絵言えば社長です。異議を唱えれば左遷されるでしょから、せっかくの能力を発揮できていないと判断するのは常識です、市職員がこのような環境で毎日の業務を続ければ、近い将来にm小牧市民の不幸に結びつくに間違いありません。
 私は、その党な状況になることを一番危惧しているのです。頑張ろう、良識ある読者の皆さま・・・。


(本シリーズは、今回が最終回です)

この記事は2014年12月30日に「こまき無答塾」に書かれた記事「この1年、ブログを読んでいただきありがとうございました」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



今年も残すところ2日になりましたね。皆さまには、この1年間、ブログを読んでいただきありがとうございました。
 昨日、出かけた時に、偶然お会いした小牧市職員OBの方から、「ブログ読んでいますよ・・・」と言われ嬉しく思いました。
 勿論、詳細は分かりませんが、こまき無答塾ブログには、小牧市民の皆さまだけでなく、小牧市議会議員の皆さま、小牧市職員・小牧市職員OBの皆さま、近隣市町の皆さまにも訪問いただいているようで、あらためて心よりお礼申し上げます。

 私は桃花台の建売住宅を購入し小牧市民になって30年近くになりますが、12~13年前までは市長選挙にも市議会議員選挙にも行ったことのない不良小牧市民でしたが、突然、「地方自治は市民が参画することが大前提の仕組みだ!」、「それぞれの立場で(それぞれの考えで)で小牧市政に参画する市民が増えることが大切だ!」と目覚め、平成23年2月に「こまき無答塾」を開講いたしました。

 当初は、東部市民センターで4回程開講し30人前後の市民の方に参加いただきましたが、「それぞれの立場で市政に参画する市民が増えて欲しい」という私の願いに少しでも近づくためには、ブログを開設し広く小牧市政に関する情報を発信した方が良いと判断し、23年7月に「こまき無答塾ブログ」を開設いたしました。

 地方公務員の経験も地方議員の経験もない、いわば地方自治に素人の私が開設したブログ、しかも地方自治というマイナーな分野のブログにもかかわらず、現在では毎日多くの方に訪問していただけるようになりました。(この12月だけをみても、昨日29日までのアクセス数は35,212、訪問者数は10,937でした

 来年も、是々非々の立場で、客観的な根拠に基づく情報の発信と、個々の案件に関する私の考えを記述してまいりたいと思っていますが、最近、ブログについて少し悩んでいることがありますので、そのことについて記述いたします。それはブログに対するコメントの扱いについてであります。
 
 私は他人から考え方を拘束されることが大嫌いな人間で、71年の間、如何なる政党にも、如何なる政治家の後援会にも、如何なる宗教にも属したことはありませんし、他人に私の考えを押し付けようという気持ちも全くありません。
 「こまき無答塾」は、「客観的な根拠に基づく情報と、個々の案件に関する私の考えを記述していますが、それは私の答えであり皆さんの答えではありません」、「答えはありませんので、ブログを読んでいただいた方一人ひとりが自分で考えて答えを出してください」、「そのようにして自分の考えを持ち小牧市政に参画する市民が増えれば小牧市はきっと良くなる」との想いで、答えのない塾「無答塾」と名付けました
※ブログ開設時に「無答塾という名称について(23年7月28日)」「こまき無答塾開講の経緯(23年7月29日)」に記述いたしました
 
 ということで、ブログ開設以来、一つひとつの案件について、「客観的な根拠とその案件に関する私の考え」を記述しているのですが、一部の市民の方にとっては、「山下市長を批判するブログだ!」と受け止められているようです。
 ブログ全体を捉えるのではなく、部分部分を捉え私の個々の案件に対する考え方を批判するだけでなく、私の人格まで批判するコメントまで入っています。
 
 「この案件については、客観的な根拠が乏しいですよ」という指摘のコメントであれば、有難く承るのですが、私の考え非難するコメントに関しては、「別に私の考えを押し付ける気持ちはサラサラありませんよ。それぞれの立場で考えていただければ結構ですよと割り切って、コメントを承認しないで削除し無視すればいいのでしょうが、私の性格はそれがなかなか出来ないのです。

 ブログの内容を批判するグループの人たちにとって、コメントを承認しないで削除すれば、「都合が悪いコメントだから掲載しないのだ!」と思われるの面白くありませんでしたので、時にはブログの本文にそれらのコメントを取上げ反論することもありました。
 「若いですね」とのアドバイスのコメントもいただきましたが・・・。

 というような状況で、多発性骨髄腫の再発治療中で、体調が万全ではない私にとっては、コメントを承認するか削除するかの判断は、結構こころの負担を感じることでありますので、来年からは一切のコメントを受け付けない設定にいたしますのでご了承いただきますようお願いいたします。

 私は4年前の市長選挙で投票用紙に「山下史守朗」と書きました。家内も同じです。
 しかし、この4年間の山下市政の一つひとつの案件を見つめてきた結果が「こまき無答塾」の記述内容となり、「このまま山下市政が続いたら小牧市民は不幸になる」と確信するようになりました。
 一生懸命、山下市長の良い点を探そうと努力しているのですが、「良く通る大きな声だ!」というぐらいしか見当たらないのです。
 家内は「イケメンとまでは言えないけど、女性から見たらまあまあじゃないの」と言っていますが・・・。

 私がある時、「山下市長の功績は、就任早々に農業公園整備計画を白紙にしたことぐらいかな・・・」と言ったら、隣にいた市民の方が「農業公園整備計画は、誰が市長になっても白紙撤回されていたよ・・・」と言われました。
 私は「そうか、功績ではないのか・・・、そうすると山下市長の功績は何もないよ・・・」と思いました。

 さあ、皆様も、山下市政が継続した方がいいのか、それとも市長が交代した方がよいのか、一人ひとりが自分で考え、2月1日の投票用紙に名前を書きましょう。

 正月休みの間は、市政に関するブログはお休みして、日記にいたします。
 昨夜から「おせち料理」を作っています。

この記事は2014年07月07日に「こまき無答塾」に書かれた記事「私の人生(その29)」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



(昨日の続き)

★愛知県がんセンター中央病院入院から現在までの2(平成20年4月~平成26年7月)

農業公園整備基本計画(案)をキッカケに・・・
 平成20年8月に、がんセンター中央病院での治療が終了してから、順調に体調が回復し、私は徐々に小牧市政に興味を持つようになっていきました。

 その頃、「(仮称)小牧市農業公園整備基本計画(案)」が、審議会等の会議で検討されていましたので、傍聴するとともに、平成21年2月3日~3月4日を期間としたパブリックコメントを提出いたしました。
 あろうことか、審議会は、その下部組織に実質的な検討をする非公開のプロジェクトチーム会議を設置していたのです。
 審議会を傍聴しても、会議録を読んでみても、「どういう議論を経て、整備計画(案)が策定されたのか・・・」全く分からないのです。

 同整備計画(案)には、平成19年度からスタートしたパブリックコメント制度の中で、過去最高の36名の市民が意見を提出しましたが、殆どの意見は私と同様に、整備計画(案)に強い疑問を呈するものでした。
 「どうして、こんなことが起きるのか・・・」という想いが、私が小牧市政・地方自治に目覚める大きなキッカケとなりました。

 それ以降、情報公開条例個人情報保護条例地方自治法を少しづつ勉強したり、非公開であったプロジェクトチーム会議の会議録の開示請求をいたしました。
※同開示請求に対して小牧市は「非公開とした会議の会議録を開示すると、小牧市とプロジェクトチーム会議のメンバーの信頼関係に影響する・・・」という、根拠のない屁理屈で不開示の決定をいたしました。中野市長が弁護士であるにも関わらず・・・)

 私は、「(仮称)小牧市農業公園整備基本計画(案)の策定過程には、小牧市政の課題が凝縮されている・・・」と判断し、それをまとめた資料を作成し、市長・副市長・全議員に郵送いたしました。
 
 その資料に取上げた小牧市政の課題の概要は次の通りです。
(農業公園問題から見えた、小牧市(行政)と小牧市議会の問題点)
(1)情報公開が徹底されていない(行政)
(2)委託業者(コンサルタント)主導で計画策定が行われた(コンサルタント過剰依存)(行政)
(3)総合計画の理念にそぐわない計画内容である(行政)
(4)パブリックコメントが適切に処理されていない(行政)
(5)市民の意見を直接聞いていない(行政)
(6)審議会等の会議(委員会)の運営が適切ではない(行政)
(7)議会の行政に対するチェックが機能していない(議会)
(8)議会に市民の意見を吸い上げる仕組みが全くない(議会)

 こうした小牧市政の課題は、私をますます小牧市政に首を突っ込む動機となりました。



※. アーカイブ者:この部分はプライベートな内容だったため、こちらには掲載しませんでした。


意図的に個人情報を漏えいして・・・
 私が議会の本会議傍聴、「市民の声」提出、市幹部・市議への提言書の提出する中で、衝撃的な事件が発生しました。
 当事者の西尾貞臣前議員は「あんなこと思い出したくない・・・」と思っておられるかも知れませんが、私にとっては絶対に許すことが出来ない事件でしたので、あえてこの場を借りて報告させていただきます。

 平成15年10月の市議選で、地元の要請を受けて急きょ立候補した西尾氏は、平成19年の選挙で2期目の当選を果たしました。
 しかし、西尾氏は、後援会らしい後援会を作ることもなく、地元に道路整備等の利益を還元することもなく、また、愛嬌を振りまいてペコペコ頭を下げることもなく、一般の議員とは明らかに違う議員の方でした。
 西尾氏の特徴は、環境問題、文化・芸術問題、情報公開問題を一般質問で取上げ、改善提言をされる議員で、地元だけでなく、小牧市の各地域の課題を認識されている議員でした。

 1期目は、同時の中野氏寄りの最大会派(新政クラブ)に所属さえていましたが、2期目になると新政クラブを離脱し、当時、無会派であった川島公子議員、伊藤宏行議員等と「市民クラブ」結成に加わりました。
 新政クラブを離脱した原因について、私は西尾氏から聞いておりませんが、「会派拘束に縛られる表決に嫌気を感じたのでは・・・」、「是々非々の立場で議員活動をしたい・・・」ということであったのではないかと想像しています。

 当時の中野市長は、新政クラブ(16~17名)公明党小牧市議団(3名)に支えられた安定した市政運営で、市長提案議案は全て原案可決が続いていました。
 そうした中で、地元から「西尾さんは3期目には議長になる・・・」といわれていた時の離脱でした。

 平成22年12月9日中日新聞朝刊社会面に「小牧市議、市税50万円滞納・市が督促・04年から繰り返す」との見出しの7段の記事が掲載されました。
 記事は、当時の中日新聞小牧通信局長の平井記者によるものでしたが、明らかに個人情報が意図的に流され「これを記事にしてくれないか・・・」と関係者から依頼されて書いたものでした。

 そのベースとして、それまでも平井記者は、記者の原点である取材もしないで、市関係者の言われるままの記事を垂れ流していた、最悪・最低の記者でした。
※平井記者は、その後も、西尾氏の滞納問題について、近郊版で取上げましたが、いずれも自身で取材したのではなく、関係者から聞いた内容を記事にしたものでした。

 西尾氏の滞納問題を受け、小牧市議会は混乱し、12月21日の12月議会最終日に「西尾貞臣議員に対する辞職勧告決議」が提出されました。
 同議案に対して反対答弁をしたのは川島公子議員1名賛成討論をしたのは水谷勉議員(新政クラブ)、竹内里美議員(日本共産党小牧市議団)、稲垣衿子議員(公明党小牧市議団)の3名でした。
 川島議員の反対討論の要旨は次の通りです。(会議録引用)
 西尾議員は、環境問題への取り組み、文化・歴史関連など、NPO活動を通して、一人の市民としても精力的に行動をしております。このことは皆様も御承知のとおりであります。このたびのことは横着や怠慢で滞納をしていたのではなく、経済的に苦況に立ちながらも、納税には強い責任感を持っていて、御指導をいただきながら、おくれながらも完納してまいりました。その状況を御考慮いただき、どうか議員諸兄氏の御高配を賜りますようお願い申し上げます。(以上、引用終わり)

 また、賛成討論をした3名の議員は「議員として著しく倫理観が欠如している」というものでした。そして、辞職勧告決議は、川島・伊藤議員が反対する中、圧倒的多数で可決されました。 
※同決議は、法的拘束力はありません。

 私は、同問題が報道されて以降、中日新聞の小牧通信局、春日井支局、さらに本社編集局長あてに「個人情報漏えいに基づく記事である・・・」として、多数の抗議文を郵送するとともに、市当局・議会に対して、個人情報漏えいに関する調査を行うように求めました。

 しかし、回答は「漏えいに関しては分かりませんでした・・・」との回答で終わりました。
 納税情報は、個人情報の中でも厳しく管理される情報で、西尾氏が滞納をしていたことを知る立場、しかもそれを報道を前提に記者に提供できるのは、市長・副市長等の最高幹部、そして議長経験者が就任する監査委員に限られます

 私は、その後、漏えいルートを解明いたしましたが、それを明らかにすることはいたしません。
 一言、西尾氏は最大会派を離脱したために、「そういうことをすれば、こういうことになる・・・」と、見せしめの狙い撃ちされたのでした。
 西尾氏は、平成23年の市議選で3期目を目指しましたが、21票差で次点となりました。地元の人たちからも、「新聞沙汰になった」として、従来の支持が得られなくて・・・。
 まあ、「議員として、脇が甘かった」言えるのでしょうが・・・。

 この時に、多くの小牧市議は「議員の倫理観」という言葉を口にしましたが。滞納が議員としての倫理観に大きく外れるのか、外れないのか・・・、私には厳密に判断することが出来ませんが、それは別として、そもそも、議員には倫理観の高い人がなっているのでしょうか・・・、議員は倫理観の高い人しか努められないものなのでしょうか・・・。
 私は、全くそのように判断していません。一部の議員を除き、多くの議員は、自分が議員の地位を維持するためには、何でもありの世界です。信念なんかない方が議員に適しているのです。
 「議員100名と一般人100人を集めれば、圧倒的に議員グループの方が倫理観が欠如した連中だ」と、確信しています。

 最近話題になっている野々村兵庫県議、鈴木都議などは、公金横領の詐欺罪、セクハラ行為罪の犯罪行為犯す、最低レベルの議員、最低レベルの人間ですよね。
 突き詰めれば、彼らを議員として選んだ市民の責任といえるのでしょうが・・・。
 
(次回は、愛知県がんセンター中央病院入院から現在までの3です) 

この記事は2011年11月27日に「こまき無答塾」に書かれた記事「住民監査請求と住民訴訟」を Bing検索のキャッシュ から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



新聞で報道されましたのでご存じと思いますが、隣接する犬山市で「住民監査請求」と「住民訴訟」が起こりました。
地方自治法基本解説(川崎政司著、法学書院発行)」には、住民監査請求・住民訴訟について次のように記述しています。(以下、書籍引用)
 住民監査請求と住民訴訟は、地方公共団体の運営の公正の確保、健全な財政の確保、住民全体の利益の確保を目的とするものです。
 住民監査請求は、執行機関・職員の財務会計上の違法・不当な行為・職務を怠る行為について、監査委員に監査を求め、その行為・怠る事実について予防・是正の措置を求めるものであり、法律上の行為能力を有する住民であれば誰でも、また1人でも請求することができます。
 さらに、住民監査請求によって所期の目的を実現し得ないときには、監査請求を行った住民には、裁判所に住民訴訟を提起する道も開かれています
と記述されています。(以上、書籍引用終わり)

 11月10日の新聞報道によれば、日本共産党犬山市議団の岡覚議員らが、①市の新体育館建設構想の策定業務委託費(約340万円)の返還を求め、さらに、②今年2月15日号の広報に「体育館、羽黒竹ノ腰に決定」と市民に伝えたことを「予算が議決される前で、議会に対する越権行為だ」と主張し、該当分の経費返還などを求めた住民監査請求に対して、市の監査委員が、「①については、請求期限の1年を過ぎている」、「②については、主張は記載内容への非難で、住民監査請求の対象にならない」との理由で却下されたとのことであります。

 この却下を不服として、11月26日の新聞報道によれば、岡市議らが、田中犬山市長を相手取り、約347万円を市に返還するよう求めた住民訴訟を名古屋地検に起こしたとのことです
 訴訟の内容は、①2009年に市がコンサルタント会社に業務委託した候補地選定は、あらかじめ候補地が事実上決定されていた「やらせ」だと主張し、委託料約338万円の返還を求め、②上記の2月15日号の広報の該当ページ分の印刷製本費9万円余の返還を求めるものであります
 詳しい内容は分かりませんが、公開されている情報を総合すると、訴訟内容について、私は疑問があるように思いましたので、それぞれについて私見を記述いたします。

(1)候補地選定について
 新体育館の建設場所が羽黒竹ノ腰に決まったのは、「新体育館建設検討委員会(14名で構成)」での、第1回(22年6月30日)~第5回(9月22日)の検討結果を受け、9月29日の教育委員会の議決により決定したものであります。
 第1回~第5回の議事録を閲覧いたしましたが、「あらかじめ候補地が事実上決定されていた」とは判断できませんでした。
 候補地が決定してから1年以上経過した時点で、何故このような住民監査請求・住民訴訟を起こすのか私には理解できませんでした。

(2)議会に対する越権行為について 
 広報の該当ページを見ましたが、どの部分が越権行為なのか理解できません。体育館の建設場所を議決するのは教育委員会であり、「予算が議決される前に・・・」というのは何のことかわかりません
 勿論、これから発生する基本設計・実施設計・建設(整備)工事に関わる予算は、議会の議決が必要ですが、現時点で予定地・体育館を含めた概要・建設手法を広報に掲載することについては、「問題がない」と私は判断しています

 住民訴訟の結果を見極めたいと思っていますがコンサルタント会社への委託料といえば、「小牧市の方が、遙かに金額的に大きな問題があるのではないか」と、私は判断しています。
 勿論、住民監査請求とか住民訴訟という視点ではありませんが、とん挫している「小牧市農業公園計画」、「小牧駅周辺整備計画」、「新図書館建設計画」において、小牧市がコンサルタント企業に支払った委託料は1億円を超える規模であります。
 パブリックコメント、議会における予算審議など、計画を振り返る機会は種々あったはずですが、見過ごされ、結果論かも知れませんが、多くの税金を無駄遣いをしたことになりました。
 行政や議会に要求されるのは、これらの計画を徹底的に検証し、どのような時点でどのような判断ミスがあったのかを認識する必要があります。
 それをしなければ、文字通り「税金をドブに捨てた」ということになります

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