この記事は2016年04月14日に「こまき無答塾」に書かれた記事「第1回新小牧市立図書館建設審議会の、良かった点と反省すべき点」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針)
山下市長が主導した「名鉄小牧駅前の市有地(A街区)でのツタヤ図書館建設計画」に関する住民投票が昨年10月4日に実施され、その結果(賛成24,981 反対32,352)を受け、本年2月8日に開催された臨時議会において、「新小牧市立図書館建設審議会条例」が議決され、それに基づき、本日昨日午後1時から第1回新小牧市立図書館建設審議会が開催されました。
(注1)10名ほどの市議を含め32名が傍聴いたしました。
(注2)審議会の開催時間を、「本日午後1時から」と記述いたしましたが、投稿したのが14日の未明になりましたので、正確には「昨日午後1時から」であります。訂正が遅れすいません。
(注3)先ほど(14日午前9時過ぎ)に小牧市のホームページを閲覧したら、「第1回新小牧市立図書館建設審議会」という新規新規情報がアップされていましたのでそれぞれ確認してください。なお、「諮問書」は委員に途中で配布されましたが、傍聴者には配布されました。
終了後に、「何故、諮問書を傍聴者に配布しないのか。だれがそのようなことを決めたのか」とクレームを言いました。
また、参考資料(厚いファイル)は、終了後に返却しました。
第1回の審議会を傍聴し、「良かった」と思う点と、「反省すべき」と思う点がありましたので、順次報告いたします。
★会次第
◆2.安藤教育長の挨拶
皆さま、既にご承知の通り、新図書館につきましては住民投票の結果を受け、ゼロベースに立ち戻って、本審議会はあらためて現図書館に代わる新図書館の建設方針について審議していただくために設置された機関でございます。
私は、市民にとって図書館とは、市の拠点であるとともに交流の場であり、子どもたちににとっては創造の場であると考えております。
これまで新図書館の建設につきましては、紆余曲折がございましたが、この審議会では、小牧市の中央図書館として、どういった機能を併せ持った新図書館が必要とされているのか、また、幼児から高齢者まで、さらには、将来の子どもたちも含めて様々な年代層の市民に末永く利用していただける図書館とするためには、どうすべきなのか、こういった幅広い視点に立って、あらためて本審議会において議論を深めていただければと考えております。
今後、市民に愛される小牧市の新図書館を作っていくため、本審議会委員の皆様には専門的な立場から、あるいは市民の代表という立場から、忌憚のないご意見・ご提言を賜りますようお願いいたします。(以上)
◆3.委員自己紹介
次の新小牧市立図書館建設審議会委員名簿に基づき21名の審議会委員の方が自己紹介されました。
◆4.会長・会長職務代理選出
第1回の審議会でありますので、新小牧市立図書館建設審議会条例第5条第1項の規定「審議会に、会長を置き、委員互選によりこれを定める」に基づき、横山幸司委員(滋賀大学社会連携研究センター教授)の推薦により、内野安彦委員(常磐大学非常勤講師)が会長に就任することを了解いたしました。
また、第5条第3項の規定「会長に事故があるときは、会長があらかじめ指名する委員がその職務を代理する」に基づき、内野会長が伊藤健次委員(名古屋経済大学名誉教授)を会長職務代理に指名されました。
★「良かった」と思う点(その1)
読者の方はご存知と思いますが、内野安彦氏は、2月9日に小牧市中部公民館で開催された小牧市議会議員研修会の講師として、「これからの公共図書館づくりについて」という演題で講演をされた方です。
私は、内野氏の講演を聴いて、その日のブログに「小牧市議会の議員研修会に参加して、心も頭もスッキリしました」というタイトルの記事を書きました。
内野氏は、現在、4つの大学・短大で講師をされていますが、茨城県鹿嶋市役所に29年間勤務された(主として企画部門・総務部門を経て図書館長)、2007年に長野県塩尻市役所からの招聘に応じ、鹿嶋市役所を退職し、塩尻市役所に入庁されました。
塩尻市役所では、新塩尻市立図書館の開館準備を指揮され(2010年7月開館)、2012年に塩尻市役所を退職されました。
ご承知の通り、塩尻市図書館は、全国的に高い評価を受けている図書館であり、その内野氏が小牧市立図書館建設審議会の会長に就任されたことは、私にとって、とても嬉しいことであります。
◆5.諮問
2月8日の臨時議会で議決された「新小牧市立図書館建設審議会条例」の第2条は次の通りです。
(設置等)
第2条 小牧市教育委員会の諮問に応じ、新小牧市図書館の建設に関し必要な調査及び審議をするため、新小牧市立図書館建設審議会を置く。
2 審議会は、前項に定めるもののほか、市長の諮問に応じ、同項に定める事項に関連する市長の権限に属する事項について調査及び審議をすることができる。
第2条に規定されている通り、審議会は、教育委員会および市長の諮問に応じて議論し答申するために設置されたものですが、安藤教育長、山下市長は、どのような諮問をしたのでしょうか・・・?
●安藤教育長の審議会への諮問内容(要旨)
諮問の前に補足説明をさせていただきます。「今回の諮問につきましては、新小牧市立図書館の建設方針」の一言であります、
細かな事項について諮問させていただく方法も考えられますが、先ほどの挨拶の中でも話をさせていただきました通り、幅広い視点で議論をしていただきたいという考え方、審議会において建設に必要と考えられる事項を整理していただいた上で審議していただき、最終的には建設方針として、まとめていただきたいという趣旨に沿って諮問させていただきたいと考えています。(以上)
安藤教育長の諮問の後、内野会長に安藤教育長から諮問状が渡され、この後に、進行役の大野教育部長は、「続きまして、新小牧市立図書館建設審議会条例第2条第2項規定によりまして、市長から一言申し上げます」と述べられました。
(14日午前10時過ぎ追記)
安藤教育長の諮問書が、本日、ホームページにアップされました。
「続きまして、市長から諮問を・・・」とは言わなかったのであります。
●山下市長の審議会への諮問?それとも一言?(要旨)
ただ今、教育長から審議会に対して諮問があったところですが、私からは第2条第2項規定されております、市長からの諮問につきまして一言申し上げます。
図書館につきましては、教育委員会の権限とされているところでおります。このため本審議会は教育委員会の諮問機関として設置をされたものであります。
しかし図書館というような大きな事業を進めようとする場合、やはり教育委員会の図書館に収まりきらないことが出てくることが考えられることから、市長の諮問に関する規定が設けられたものでございます。
本日、私からこういうことについて議論をしてほしいとうい諮問は行わないことにさせていただきたいと思います。
教育委員会の素問諮問に応じて議論が開始されるべきであり、市長が諮問することによって、議論がその諮問内容にとらわれることを避けるべきと考えるからであります。(以上)
★「反省すべき」と思う点(その1)
2月8日の臨時議会おいては、議員より第2条第2項を疑問視する議案質疑がありましたが、原案通り可決されました。
そうした経緯も踏まえ、私は、「第1回の審議会において、教育長、市長から明確な諮問内容が提示さる」と確信していました。当たり前のことですが・・・。
明確な諮問を提示することにより、審議会において、新図書館の建設場所の検討、建物の床面積検討、建設費用の検討、管理運営の在り方(市直営か指定管理者委託か)、さらに、図書館建設と中心市街地活性化の関係の検討などが議論されるものと判断していましたが・・・。
そのように判断していた私がバカなのか、明確な諮問をしなかった教育長・市長がバカなのか・・・、「読者の皆さまに諮問いたします」、いえ「読者の皆さまの判断に委ねます」
諮問内容が明確ではなかったことは、後述いたします通り、一部の不勉強な委員(認識不足の委員)の質問に結び付きました。
審議会終了後、安藤教育長に「審議会の委員が、新小牧市立図書館建設について、10年ほど前から、昨年10月の住民投票、さらに、昨年12月議会における小牧市立図書館の設置及び運営に関する条例の再改正までの流れをきちんと把握されておれば、ゼロベースということの理解され、諮問が『新小牧市立図書館の建設方針の一言』でも良かったかも知れませんが、結果論として、成瀬委員(小牧商工会議所会頭)から、あのような質問が出たことを踏まえれば、建設場所、建設費用、管理運営(管理運営を直営でやるか指定管理者にいたくするか)など明確に諮問されるべきでしたね」と、話したら、安藤教育長は「そうですね、建物の床面積についえもですね・・・」と、私の提言を肯定されるような即答されました。
安藤教育長、山下市長が明確な諮問内容を提示しなかったことには、何か裏があるかの知れませんね。
以降は内野会長が進行
◆6.議事
●(1)会議を公開することに決定。
●(2)山田図書館長から「小牧市の図書館の現状」を資料に基づいて説明、続いて鵜飼新図書館建設推進室長より、次の資料に基づいて、「新図書館のこれまでの経緯」の説明がありました。
山下市長が主導した「名鉄小牧駅前の市有地(A街区)でのツタヤ図書館建設計画」に関する住民投票が昨年10月4日に実施され、その結果(賛成24,981 反対32,352)を受け、本年2月8日に開催された臨時議会において、「新小牧市立図書館建設審議会条例」が議決され、それに基づき、
(注1)10名ほどの市議を含め32名が傍聴いたしました。
(注2)審議会の開催時間を、「本日午後1時から」と記述いたしましたが、投稿したのが14日の未明になりましたので、正確には「昨日午後1時から」であります。訂正が遅れすいません。
(注3)先ほど(14日午前9時過ぎ)に小牧市のホームページを閲覧したら、「第1回新小牧市立図書館建設審議会」という新規新規情報がアップされていましたのでそれぞれ確認してください。なお、「諮問書」は委員に途中で配布されましたが、傍聴者には配布されました。
終了後に、「何故、諮問書を傍聴者に配布しないのか。だれがそのようなことを決めたのか」とクレームを言いました。
また、参考資料(厚いファイル)は、終了後に返却しました。
第1回の審議会を傍聴し、「良かった」と思う点と、「反省すべき」と思う点がありましたので、順次報告いたします。
★会次第
◆2.安藤教育長の挨拶
皆さま、既にご承知の通り、新図書館につきましては住民投票の結果を受け、ゼロベースに立ち戻って、本審議会はあらためて現図書館に代わる新図書館の建設方針について審議していただくために設置された機関でございます。
私は、市民にとって図書館とは、市の拠点であるとともに交流の場であり、子どもたちににとっては創造の場であると考えております。
これまで新図書館の建設につきましては、紆余曲折がございましたが、この審議会では、小牧市の中央図書館として、どういった機能を併せ持った新図書館が必要とされているのか、また、幼児から高齢者まで、さらには、将来の子どもたちも含めて様々な年代層の市民に末永く利用していただける図書館とするためには、どうすべきなのか、こういった幅広い視点に立って、あらためて本審議会において議論を深めていただければと考えております。
今後、市民に愛される小牧市の新図書館を作っていくため、本審議会委員の皆様には専門的な立場から、あるいは市民の代表という立場から、忌憚のないご意見・ご提言を賜りますようお願いいたします。(以上)
◆3.委員自己紹介
次の新小牧市立図書館建設審議会委員名簿に基づき21名の審議会委員の方が自己紹介されました。
◆4.会長・会長職務代理選出
第1回の審議会でありますので、新小牧市立図書館建設審議会条例第5条第1項の規定「審議会に、会長を置き、委員互選によりこれを定める」に基づき、横山幸司委員(滋賀大学社会連携研究センター教授)の推薦により、内野安彦委員(常磐大学非常勤講師)が会長に就任することを了解いたしました。
また、第5条第3項の規定「会長に事故があるときは、会長があらかじめ指名する委員がその職務を代理する」に基づき、内野会長が伊藤健次委員(名古屋経済大学名誉教授)を会長職務代理に指名されました。
★「良かった」と思う点(その1)
読者の方はご存知と思いますが、内野安彦氏は、2月9日に小牧市中部公民館で開催された小牧市議会議員研修会の講師として、「これからの公共図書館づくりについて」という演題で講演をされた方です。
私は、内野氏の講演を聴いて、その日のブログに「小牧市議会の議員研修会に参加して、心も頭もスッキリしました」というタイトルの記事を書きました。
内野氏は、現在、4つの大学・短大で講師をされていますが、茨城県鹿嶋市役所に29年間勤務された(主として企画部門・総務部門を経て図書館長)、2007年に長野県塩尻市役所からの招聘に応じ、鹿嶋市役所を退職し、塩尻市役所に入庁されました。
塩尻市役所では、新塩尻市立図書館の開館準備を指揮され(2010年7月開館)、2012年に塩尻市役所を退職されました。
ご承知の通り、塩尻市図書館は、全国的に高い評価を受けている図書館であり、その内野氏が小牧市立図書館建設審議会の会長に就任されたことは、私にとって、とても嬉しいことであります。
◆5.諮問
2月8日の臨時議会で議決された「新小牧市立図書館建設審議会条例」の第2条は次の通りです。
(設置等)
第2条 小牧市教育委員会の諮問に応じ、新小牧市図書館の建設に関し必要な調査及び審議をするため、新小牧市立図書館建設審議会を置く。
2 審議会は、前項に定めるもののほか、市長の諮問に応じ、同項に定める事項に関連する市長の権限に属する事項について調査及び審議をすることができる。
第2条に規定されている通り、審議会は、教育委員会および市長の諮問に応じて議論し答申するために設置されたものですが、安藤教育長、山下市長は、どのような諮問をしたのでしょうか・・・?
●安藤教育長の審議会への諮問内容(要旨)
諮問の前に補足説明をさせていただきます。「今回の諮問につきましては、新小牧市立図書館の建設方針」の一言であります、
細かな事項について諮問させていただく方法も考えられますが、先ほどの挨拶の中でも話をさせていただきました通り、幅広い視点で議論をしていただきたいという考え方、審議会において建設に必要と考えられる事項を整理していただいた上で審議していただき、最終的には建設方針として、まとめていただきたいという趣旨に沿って諮問させていただきたいと考えています。(以上)
安藤教育長の諮問の後、内野会長に安藤教育長から諮問状が渡され、この後に、進行役の大野教育部長は、「続きまして、新小牧市立図書館建設審議会条例第2条第2項規定によりまして、市長から一言申し上げます」と述べられました。
(14日午前10時過ぎ追記)
安藤教育長の諮問書が、本日、ホームページにアップされました。
「続きまして、市長から諮問を・・・」とは言わなかったのであります。
●山下市長の審議会への諮問?それとも一言?(要旨)
ただ今、教育長から審議会に対して諮問があったところですが、私からは第2条第2項規定されております、市長からの諮問につきまして一言申し上げます。
図書館につきましては、教育委員会の権限とされているところでおります。このため本審議会は教育委員会の諮問機関として設置をされたものであります。
しかし図書館というような大きな事業を進めようとする場合、やはり教育委員会の図書館に収まりきらないことが出てくることが考えられることから、市長の諮問に関する規定が設けられたものでございます。
本日、私からこういうことについて議論をしてほしいとうい諮問は行わないことにさせていただきたいと思います。
教育委員会の
★「反省すべき」と思う点(その1)
2月8日の臨時議会おいては、議員より第2条第2項を疑問視する議案質疑がありましたが、原案通り可決されました。
そうした経緯も踏まえ、私は、「第1回の審議会において、教育長、市長から明確な諮問内容が提示さる」と確信していました。当たり前のことですが・・・。
明確な諮問を提示することにより、審議会において、新図書館の建設場所の検討、建物の床面積検討、建設費用の検討、管理運営の在り方(市直営か指定管理者委託か)、さらに、図書館建設と中心市街地活性化の関係の検討などが議論されるものと判断していましたが・・・。
そのように判断していた私がバカなのか、明確な諮問をしなかった教育長・市長がバカなのか・・・、「読者の皆さまに諮問いたします」、いえ「読者の皆さまの判断に委ねます」
諮問内容が明確ではなかったことは、後述いたします通り、一部の不勉強な委員(認識不足の委員)の質問に結び付きました。
審議会終了後、安藤教育長に「審議会の委員が、新小牧市立図書館建設について、10年ほど前から、昨年10月の住民投票、さらに、昨年12月議会における小牧市立図書館の設置及び運営に関する条例の再改正までの流れをきちんと把握されておれば、ゼロベースということの理解され、諮問が『新小牧市立図書館の建設方針の一言』でも良かったかも知れませんが、結果論として、成瀬委員(小牧商工会議所会頭)から、あのような質問が出たことを踏まえれば、建設場所、建設費用、管理運営(管理運営を直営でやるか指定管理者にいたくするか)など明確に諮問されるべきでしたね」と、話したら、安藤教育長は「そうですね、建物の床面積についえもですね・・・」と、私の提言を肯定されるような即答されました。
安藤教育長、山下市長が明確な諮問内容を提示しなかったことには、何か裏があるかの知れませんね。
以降は内野会長が進行
◆6.議事
●(1)会議を公開することに決定。
●(2)山田図書館長から「小牧市の図書館の現状」を資料に基づいて説明、続いて鵜飼新図書館建設推進室長より、次の資料に基づいて、「新図書館のこれまでの経緯」の説明がありました。
※審議会委員には、事前に平成20年3月に策定された「新小牧市立図書館建設基本構想」、平成21年3月に策定された「新小牧市立図書館建設基本計画」等の資料が届けられていました。
山田館長、鵜飼室長の説明の後、内野会長より、「皆さんからご質問があれば・・・」との発言があり、成瀬哲夫委員(小牧商工会議所 会頭)が、最初に質問されました。
★「反省すべき」と思う点(その2)
成瀬委員は、「新図書館のこれまでの経緯の説明の中で、この建設の構想に至った、いわゆる基本構想はどれに〇〇〇するのですか」と質問されました。(〇〇〇の部分は聞き取れませんでした)
事務局も成瀬委員の質問の主意が分からなかったのか、即答できない状況の中で、成瀬議員は、「今回の諮問の内容が建設方針についてということですね。具体的に新図書館建設の具体的なるそれは、どのような建設方針に基づいて作られたものか」と、補足されました。
成瀬委員の補足質問を聞いても、何を質問したいのか私はよく理解できませんでしたが、私は傍聴席で、「20年3月に策定された上記の新小牧市立図書館建設基本構想を読んでいれば、14ページに、新図書館建設の基本方針として4項目を挙げているよ。基本構想を読まないで審議会の委員を受けたのだろう」と、思いました。
少し間をおいて、新図書館建設推進室の矢本補佐が回答しましたが、成瀬議員の質問の主意が理解できないためか(私も理解できませんでしたが)、質問と回答がばらばらだと思われる回答をされました。
成瀬委員は、「ちょっと質問の本意が解っていないようだが、図書館建設にはどういう位置づけで、どういう機能を持たせるのかとの構想があるじゃないですか、基本構想が・・・、図書館にはコンセプトみたいなものがあって、それがどこかに示されているのか」と再質問をされました。
私は、成瀬委員の質問を聞いて、「何と勉強不足な委員だ! 20年の基本構想書、21年の基本計画書に新図書館の建設方針が書いてあるじゃないか! 審議会の委員は、その時の建設方針を修正する必要があると判断したなら、それを取りまとめるのが役割ではないのか」と、傍聴席で腹立たしくなりました。
審議会委員選定に際し、心配していた通り、「充て職委員」の問題点が、第1回の審議会から露呈したということであります。
鵜飼室長が、基本構想(20年)、基本計画(21年)を示して再回答をされましたが、成瀬委員は「全く納得できない」と発言をされました。
●(3)今後の進め方について、鵜飼室長より、必要に応じた補正予算(他紙町の図書館を視察する場合などZ)や、アンケートを実視する場合の機関などについて説明されました。
★「良かった」と思う点(その2)
成瀬委員は、ゼロベースという点について、「市の作った基本計画をベースに計画を作るのか、全くベースのところから作るのか、これは重要なことで、しっかり決めないといけない」というような質問をされました。(商工会議所会頭であるにもかかわらず、考えを整理して分かりやすく発言する能力が弱いのか、一所懸命聞きましたが、成瀬委員のいうことは明確に分かる内容ではありませんでした。
成瀬委員の発言に対して、基本構想・基本計画を策定した時の委員会の委員長を務められた唐松委員(図書館協議会副会長)が、次のように発言されました。(要旨)
基本構想や基本計画は、委員だけで作り、市民の声を何も聞かなかったということではなく、市民アンケート、意見交換会、パブリックコメントを経て策定したものです。
ただし、基本構想から8年、基本計画から7年が経過していますから、現時点で、もう1回見直すところが随分あると思っている。
私も、この審議会の委員に任命され以降、もう1回読み直しましたところ、チョットこれは現時点ではダメだなと思うところが随分ありました。
そういうところを直していただいて、ご審議をいただきたい。(以上)
私は、2月9日の内野氏の講演会の時にお会いした唐松委員に、「審議会の委員になって、頑張ってくださいね」とお伝えいたしました。
また、ツタヤ図書館建設のため、26年4月21い日に開催された図書館協議会をただ一人傍聴しましたが、基本構想・基本計画で「管理運営は小牧市直営で行う」という点について、議論もなく指定管理者による管理運営に変更された際に、納得されな要旨の唐松副会長を傍聴席で見つめました。
そうした背景があり、唐松氏が審議会の委員に任命されたことや、認識不足の充て職委員に対して、謙虚な気持ちで、に分かりやすい発言をされたことに、嬉しく思いました。
お詫び(14日午前10時50分)
未明に投降した記事には、数多くの誤字脱字がありました。12日に抗がん剤を注射したせいにしてはいけないのですが・・・。ごめんなさい。