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この記事は2015年01月23日に「こまき無答塾」に書かれた記事「税金を使った選挙対策ではないか!」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



市長選挙が近くなり、山下・上禰両陣営の資料がポスティングされていますが、1月19日に「これは何だろう・・・」と思うものが私の家にポスティングされました。
1月19日にポスティングされたもの
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 1月15日付けの中日新聞15.16面、21・22面でした。私は中日新聞を定期購読しておりませんので、何かよく分からず、東部市民センターの図書室へ行って数日前の中日新聞を調べたら、1月17日の中日新聞朝刊に小牧市が市制60周年に関する記事を出していたことが分かりました。(15面全面広告)

 しかし、小牧市政60周年の下には『60年の歩み 未来へつなぐ夢! 私たちの小牧“夢・チャレンジ始まりの地”』という大きな活字がありました。

 多分、私が中日新聞を定期購読していないことを知っている人が、何らかの意図でポスティングされたものと思われます。
 それは、山下市長の挨拶文にわざわざ波線と赤いマーカーが付けてあったことから推測できました
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 波線と赤いマーカーは、ご覧いただいたように、「先人が郷土の未来に夢を描き、たゆまぬ挑戦を続けてきた小牧市発展の60年を振り返るとともに」と、「先人の“夢・チャレンジ”の精神を引き継いで、次代を担うこどもの“夢・チャレンジ”を市民みんなが応援し」の2ケ所に付けてありました。

 これらの記事を見ていて、「山下陣営が過日ポスティングした資料と内容がそっくりだ!」と直ぐに気付きました。
「山下しずおと小牧を創る市民の会」の資料(A4サイズ8ページの資料)
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 資料の1ページには、「こどもが夢を育み・・・」、「“夢・チャレンジ始まりの地小牧”」、「こども夢・チャレンジNO1都市」などの文字が並んでいます。

 小牧市が「市制60周年」に関する記事を中日新聞に掲載するのに税金をいくら使ったのかは把握していませんが、私は内容からみて「市制60周年の告知に名を借りた山下市長の選挙対策ではないのか!」と判断いたしました。
 あきれ果てることを次から次へやる市長ですね・・・。

 そして、さらに「情けないなあ・・・」と思ったのは、山下市長の挨拶文の下に書かれた「主な市政60周年記念イベント」欄の内容です。
 60周年記念イベントのほとんは、毎年開催しているイベントに冠を付けるだけのものなのです。
 「現在の小牧市は、いや山下市長は、この程度のことしか考えられないのか・・・」と、一市民として恥ずかしくもなりました。
 10年前の市制50周年の時には、市民に対して、50周年にあたっての論文(作文)募集がありました。
 私は、それに応募したことがキッカケで、小牧市政に感心を持つようになったのですが・・・。

(過去の記事に関する問い合わせ)
 1年以上前ですが、2013年11月15日に「やはり、名古屋コーチンの卵は小牧市で生産されていませんでした」というタイトルの記事を書きましたが、その記事の内容に関して、1月22日に読者の方から次の問い合わせがありました。
 「?クレスト(くりの木ランチ)が記念品として使用する名古屋コーチンの卵は、自社で生産したものでも、小牧市内で生産したものでもありませんので、他の企業の記念品として扱う名古屋コーチン肉も卵も小牧市産でないことを確認出来ました」という記事の内容について。
(問い合わせ1)
 「クレストの製品に使用されてる名古屋コーチンの卵が小牧市外で生産されたものなので、他の企業のもそう(小牧市外産の名古屋コーチンの卵を使用)だろう」とも読めますし、「クレストの製品も小牧市外の名古屋コーチンの卵を使用していたが、"他の企業も調べたら"小牧市外産の名古屋コーチンの卵を使用していた」とも読めるのですが、どちらなのでしょうか。
(回答)
 この記事を書いた時点では、他の企業の記念品について1つ1つ調べた訳ではありませんので、前者の「クレストの製品に使用されてる名古屋コーチンの卵が小牧市外で生産されたものなので、他の企業のもそう(小牧市外産の名古屋コーチンの卵を使用)だろう」といういうことで書きました。

(問い合わせ2)
 気になったので自分なりに調べてみたのですが、小牧市内にも3つの農場で、現在名古屋コーチンの飼育をしているそうです。名前は「稲垣種鶏場」(記事にもある春日井の養鶏場の方が小牧市上末で行っている養鶏場)、「山田養鶏」(小牧市藤島町にある養鶏場)、「河瀬養鶏」(小牧市大草にある養鶏場)(※いずれも社団法人「名古屋コーチン協会」に確認)。
 なので、ひょっとしたらこれらの養鶏場で生産された卵(や肉)が使われた商品もあるのではないか?と思ったのですが。
(回答)
 この記事を書いた2日後の2013年11月17日に開催された「2013 いきいきこまき」(会場:小牧市民会館・公民館)で、小牧市で生産した名古屋コーチンの卵を販売しているテントがあるのに気付きました。
 小牧市大草5717にある、こだわりの卵「仙寿卵」を生産されている?河瀬養鶏さんのテントでした。
 河瀬さんにお聞きしたら、「今年から名古屋コーチンの卵の生産を始めた。小牧市では河瀬養鶏1社だけだ」、「河瀬養鶏で生産した名古屋コーチンの卵は、ふるさと納税の各社の記念品には使われていない」との話を聞きました。(河瀬養鶏は卵のみです)

 稲垣種鶏場が小牧市に名古屋コーチンの養鶏場を作ったのは、2014年ですが、稲垣養鶏場が生産するのは肉のみで卵は生産していません。(未確認ですが、小牧である程度まで育てた名古屋コーチンを春日井へ持って行き、そこで育てたもの処理して肉にするという話です)
 山田養鶏は、卵の生産か肉の生産か知りません。

 なお、2013年11月17日の河瀬養鶏さんにであって以降、私は月に1回以上のペースで河瀬養鶏さんに卵を買いに行っています。
 なお、河瀬養鶏で生産した名古屋コーチンの卵は、昨年8月頃から、ふるさと納税の記念品(卵食べ比べセット)として使用されています。(以上)

この記事は2014年09月03日に「こまき無答塾」に書かれた記事「小牧市図書館に係わる新聞報道は正確を期すべきだ!」を検索サービスのキャッシュから復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



小牧市が8月26日に「記者発表資料」として公表した「新図書館建設に係わる連携民間企業事業者の決定」に基づいて、8月30日に中日新聞朝刊近郊版に次の記事が掲載されました。
 
 記事は、「ツタヤ図書館『小牧の顔に』」、「17年度開館 カフェ案も」の見出しで、写真入りの4段におよぶ近郊版掲載記事としては極めて大きな記事でありました。
8月30日中日新聞近郊版(16頁)
中日新聞の小牧ツタヤ図書館誤報

 記者の署名入りで、昨年6月頃に静岡県勤務から小牧通信局長に赴任した加藤隆士記者の書いた記事ですが、私は、「残念ながら、今回小牧市が公表した内容についても、連携民間企業事業者(CCC・TRC)についても、武雄市図書館についても、指定管理者制度についても、小牧市図書館整備に係わる経緯についても、記者として適正な認識、正確な事実に基づくものではない!」と判断いたしました。

 加藤記者の前任者の平井記者は、取材もろくにしないで、小牧市の言われるままに記事を垂れ流したり、個人情報漏えいに基づく情報提供であることを認識しておりながら、近郊版のみならず社会面にも取上げたことにより、私は「最悪・最低の記者だ」と私は判断し、長年続けていた中日新聞の定期購読も止めました。
 それに比し、加藤記者は本会議や委員会をよく傍聴していますし、市から言われるままの記事を垂れ流すこともありません。
 1年ほど前に、加藤記者の方から声をかけられ、名刺交換をいたしまし、過去の中日新聞に関することを少し話しましたが、中日新聞はこの地方では定期購読されている方が圧倒的に多い新聞ですので、小牧市図書館について、間違った認識を持たないようにするために、そして、今後加藤記者が書く記事が適正な認識、正確な事実に基づく内容であることを期待して、今回あえてブログで取上げさせていただきました。あしからず・・・。

★適正な認識、正確な事実に基づかない記事は5点
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 赤い枠で囲った部分が、私が「適正な認識、正確な事実に基づかない記事だ」と判断した部分です
 それぞれについて、その根拠を順次記載いたします。

★ツタヤ図書館?(赤枠Aの部分)
 記事の見出しは、「ツタヤ図書館 小牧の顔に」としていますが、ネット上では1部のメディアが「ツタヤ図書館」と表現したりしていますが、現時点で市民向けの記事のトップの大きな見出しに「ツタヤ図書館」と書くことは、市民に誤解を招き、市民をミスリードする内容だと私は判断いたします。

 なお、「小牧の顔に」の部分に関しては、記事の中で、山下史守朗市長は「新たな市の顔。これまで来てもらえなかった市民が来てもらえるような図書館になると話し、駅前の商店街などへの波及効果を期待した」に基づくものでありますので、加藤記者の責任範疇でありませんので、「小牧の顔」云々に関しましては山下市長の問題として本日の文末部分に記述いたします。

★CCCが運営することになった?(赤枠Bの部分)
赤枠Bの内容(6行の記事)
 レンタル大手「TSUTAYA(ツタヤ)」を展開するカルチャコ・ンビニエンス・クラブ(CCC、東京)が運営することになった新しい小牧市立図書館。名鉄小牧駅前の市有地に移転新築される。新たな魅力を設けて利用客の大幅増を目指すとともに、駅前のにぎわい創出も期待されている。(以上、引用終わり)

 先ず、カルチャコ・ンビニエンス・クラブ(CCC)という企業について、「レンタル大手「TSUTAYA(ツタヤ)を展開する」と紹介していますが、この点について私は「不十分な内容だ」と判断しています。
 
 ウイキペディアでは、カルチャコ・ンビニエンス・クラブ(CCC)について次のように説明しています。
(ウイキペディアから一部引用)
 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(Culture Convenience Club Company, Limited)は、約4500万人の会員データベースを基盤として、「TSUTAYA」の直営およびフランチャイズ事業、その他のネットエンタテインメント事業、並びに「Tポイント」の運営並びにコンサルティング事業を行う日本の会社である。
 1983年3月24日創業。現在は、TSUTAYA事業とネット(EC)事業、Tポイント事業の3つの事業を中核事業とする、「CCCグループ(カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社グループ)」を統括する事業持株会社である。
TSUTAYA事業 1としては、1. 音楽・映像ソフトレンタル 2. 音楽・映像ソフト販売 3. 書籍・雑誌販売 4. 中古本買取・販売。
(以上、引用終わり)

 このような企業内容であるカルチャコ・ンビニエンス・クラブについて「レンタル大手「TSUTAYA(ツタヤ)を展開する」と紹介することについて、私は「新聞記事として不十分な内容だ」と判断したんであります。

 その点以上に間違っているは「カルチャコ・ンビニエンス・クラブ(CCC、東京)が運営することになった新しい小牧市立図書館」としている点です。
 今回、小牧市が記者発表資料として公表したのは「新図書館建設に係わる連携民間企業事業者の決定」であり、今後CCCとTRCの共同事業体とアドバオザリー契約を締結し設計等のアドバイスをしてもらうという内容です
 それにもかかわらず、記事ではCCC1社が新図書館の指定管理者に決定したように書いていますが、これは今回の記者発表資料を正しく認識しない、市民をミスリードする内容であると確信いたしました。
 このまま台本通りに、CCC・TRCがこの先指定管理者に選定されることは間違いないと思いますが、指定管理者の選定には議会の議決が必要です。そのことを認識しないで、「現時点でCCCが指定管理者に選定されたような記事を書くことは大きな間違いである」と、私は確信いたしました

★新図書館の整備の出発点は「老朽化や駐車場不足」ではない!(赤枠のCの部分)
 現在の市立図書館は1978年(昭和53年)に開館。老朽化や駐車場不足を理由に、市は新図書館の整備を検討してきた。一時、駅前の再開発ビル「ラピオ」に移設する方向でまとまっていたが、2011年に就任した山下市長が白紙に戻した。結局、現在は市営駅西駐車場になっている市有地約3,800平方メートルに新築することを決めた。(以上、引用終わり)

 記事では、「老朽化や駐車場不足を理由に、市は新図書館の整備を検討してきた」としていますが、これは「新小牧市立図書館建設基本構想(平成19年度)」や、「新小牧市立図書館建設基本計画(平成20年度)」を正しく認識しないことに基づくものであると判断いたします。

 基本構想は、これからの小牧市において、新しい図書館の担うべき役割とともにどのような機能やサービスを実現していくことが望ましいかをまとめたものであり、基本計画は、平成20年度は同委員会において、その基本構想を基礎として、平成21年3月に「新小牧市立図書館建設基本計画書」として完成したものであります。
 このように、新図書館整備の出発点は「建物の老朽化や駐車場不足ではありません」「今後の新図書館はどうあるべきかを最大の視点」として多くの市民が係わって検討したものであります。
 加藤記者は、基本構想・基本計画が策定された頃は小牧通信局に勤務しておりませんでしたが、「記事として(しかも大きな記事として取り上げる場合には、過去の資料を十分に調査すべきである」と確信いたします。

 なお、後段の「山下市長が白紙に戻した・・・」云々に関しては、「市民を欺く行為だ!」として度々当ブログで取上げてまいりました。

★現在、図書流通センター(TRC)は指定管理者ではない!(赤枠のDの部分)
 市は今回、図書館の機能や運営方法などを提案してもらって審査する公募型プロポーザル方式で、指定管理者にもなる業者を選定。CCCと、現在の指定管理者の図書流通センター(TRC、東京)つくる共同事業体に決めた。(以上、引用終わり)

 前述した通り、今回小牧市が8月26日に記者発表資料として公表したないようは、CCCとTRCの共同事業体を新図書館の指定管理者に選定したということではありません
 それにもかかわらず、「指定管理者にもなる業者を選定」と書くこと、さらに「現在の指定管理者の図書流通センター(TRC)」と書くことは、大きな誤認に基づく内容であります。
 小牧市の図書館(小牧市立図書館)および3地区(篠岡・味岡・北里)の図書室の窓口業務等を平成18年度から図書流通センター(TRC)に業務委託しておりますが、図書館・図書室の運営に対してTRCを指定管理者に選定した訳ではありません。
※小牧市図書館は小牧地区の地域館と、4つの地域間の中央館としての役割を有しています。
 
 そのために、基本構想・基本計画において「運営は小牧市直営」としていたものを、4月21日に開催した図書館協議会において、事務局が吉村会長とつるんで、基本構想・基本計画に係わった委員が納得しない状態で、強引に「指定管理者による運営」に変更し、さらに6月議会でこれに係わる条例改正案を提出・議決したのであります
 このあたりの関しては、加藤記者は小牧通信歔欷長として十分に把握されているものと思っていましたが・・・、残念な状況であります。

★小牧市提供の写真を掲載することの是非
 今回の記事では、30%ほどを占めるスペースに小牧市提供の「佐賀県武雄市の市立図書館」の写真を掲載しています。
 新聞記事に指定提供の写真を掲載することは、よくあることでありますが、武雄市図書館を武雄市の市立図書館と記載することは許せたとしても、武雄市図書館の内部の写真に小牧市から提供された写真を堂々と使うことは、「新聞記者としてのプライドがないのか!」と私は思ってしまいます。

 写真は、昨年から本年にかけて、市長、市著公室長、市政戦略課長、小牧市議(16名)が視察した時に撮った写真なのか、あるいはCCCから小牧市が提供された写真なのかは分かりませんが。
 記者として、今回の記事に武雄市図書館の写真を掲載するのでああれば、「独自のルートで入手した写真を掲載すべきである」と私は思いました。

 以上5点が私が「適正な認識、正確な事実に基づかない記事だ!」と判断した部分です。これはあくまでも「こまき無答塾ブログ」の管理者としての私の視点に基づく判断であります。
 読者の皆様の中で「管理者の視点の方が間違っている」、「新聞記事は正しい」と判断される方がいらっしゃいましたら、どうぞコメントをいただきたいと思います。出来れば、本名で責任あるコメントをいただけるとありがたいのねすが・・・。私の視点が間違っておれば訂正したいと思っておりますので。

★小牧市の顔について
 山下市長は、新図書館について「新たな市の顔」、「駅前の商店街などへの波及効果を期待」と述べていますが、私は小牧市民として、この発言を全く理解することはできません
 山下市長が、「新図書館整備は、市長選挙に向けた大きな顔だ!」と述べるのであれば良く理解することが出来ますが。

 以前から、小牧駅周辺の整備に際して、「小牧駅前は小牧の顔だ」、「A街区は小牧の顔だ」という発言が市職員、審議会委員、小牧市胃から度々ありました。
 私は個人的に、「小牧市の顔」という表現をすることに賛同できない人間です。それは、「小牧市民が、小牧に住んで良かったと心から思うのは、小牧の顔云々ではない」と判断しているからであります。

 強いて「小牧の顔」としてアピールするのであれば、次の2点であります。
 1点目は、法人住民税で小牧市の財政に大きく貢献している企業(工場)に関して、「小牧市民が各企業の内容を共有し、小牧市は企業を通じて、全国、世界、さらに宇宙と繋がっているのだ・・・」と認識させることであります。
 2点目は、現時点では殆ど活用されておりませんが、造形大学・文教大学・メナード美術館・中部フルハーモニーと連携し、「小牧市民が、それぞれに文化、様々な芸術を楽しむ小牧市にすること」であると確信いたします。
 新図書館整備にどの程度の税金を投入するのか明らかにされておりませんが、公共事業の入札不調が続発する中において、膨大な金額になることは明らかであります。
 そのようなお金をかけて整備しても、過半数は近隣市町からの来館者であることが武雄市図書館の事例から容易の予測出来ます。
 「そうなれば、小牧駅周辺の車が渋滞し、駐車場が満車状態になるだけだ」と、さらに「小牧駅周辺の店舗の活性化には全くつながらない」と私は判断しています。
 
 このようなことは、小牧市民のためになるのではなく、山下市長自信が目立ちたいためのことであり、性懲りもなく、全国の他市町で成功している政策をつまみ食いしている山下市長の首長としての資質低さを表しています。
 成功事例には、その地域の文化・環境・歴史が大きく関与していますし、何よりのその政策を推進してきた首長の資質が大きく関係していることを、全く理解しることがなく・・・。困ったもんですね。

この記事は2014年08月27日に「こまき無答塾」に書かれた記事「小牧市立図書館は台本通りに進んでいます」を archive.today から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



私は中日新聞を定期購読しておりませんので、直接確認しておりませんが、犬山市議の久世高裕さんが今朝フェースブックに「佐賀県武雄市で評判のTSUTAYAが運営する図書館。小牧市にもできるようで、たのしみです。」との投稿をされました。
 投稿には、「小牧にもツタヤ図書館」「ユニーク運営で注目」との見出しの記事が掲載されていますので、これが中日新聞の記事だと思います。
※定期購読している今朝の朝日新聞には小牧市立図書館に関する報道はありませんでした。

 小牧市は(というか山下市長は)、新聞で報道して欲しいことがあると、「記者発表資料」として取りまとめ、報道機関に直接知らせたり、ファックスで送信します。
 上記の中日新聞の記事も、昨日付け(8月26日付け)の「記者発表資料」に基づくものであることは間違いないと思います。

 「記者発表資料」は、同時に小牧市議にも配布されますが、昨日の夕方4時過ぎに、佐藤大輔議員(日本共産党小牧市議団)が、自身のフェイスブックに記者発表資料の写真を掲載し、「ついに来ましたCCCとTRC(株式会社 図書館流通センター)の共同事業体です。 」との投稿をされましたので、私はこの時点で今回の件を把握いたしました。
 台本通りのことですので、別に驚きもしませんでしたが・・・。


 ただ、腹立たしいのは、現時点(8月27日午後6時30分時点)では、小牧市のホームページには、今回の件はまだ何も掲載されておりません。
 新聞社には知らせたが、小牧市民には何も知らせていないということです。山下市長は日頃「住民自治だ」とか「市民協働だ」とかを口にしていますが、本心は、いち早く市民に知らせることよりも、新聞で取上げられ自分が目立つ方が大切なのであります。

 佐藤議員のフェイスブックの画像を引用させてもらおうと思いましたが、そのままでは画質の関係で読み取れませんので、内容をワードに転記いたしましたので、以下に転記したワードを掲載いたします。

(記者発表資料)
     新図書館建設に係わる連携民間企業事業者の決定

 小牧市は、新図書館の基本設計にあたり、市及び設計業者に将来の指定管理者の視点でアドバイスを行う連携民間事業者として、公募型のプロポーザル方式により、「CCC・TRC共同事業体」を決定しました。
 今後、CCC・TRC共同事業体とアドバイザリー業務契約を締結し、新図書館の機能及び空間の提案、設計に対してアドバイスを受けて、新図書館の建設を推進していきます。

1.連携民間事業者
 名称 CCC・TRC共同事業体
 所在地 東京都渋谷区南平台町16-17渋谷ガーデンタウン6階

【代表者】 カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社(CCC)
設立 昭和55年1月31日
代表者 代表取締役社長兼CEO増田 宗昭
図書館の管理実績
 平成25年度より、佐賀県の武雄市図書館・歴史資料館を皮切りに、神奈川県の海老名市立図書館(株式会社図書館流通センターとの共同事業体)、宮城県の多賀城市立図書館において、指定管理者という立場で新たな時代の図書館像を実現すべく、図書館事業にも着手、企画・運営を実施している。

【構成員】 株式会社図書館流通センター(TCR)
設立 昭和54年12月20日
代表者 代表取締役 渡辺 太郎
図書館の管理実績
 公共図書館において、平成8年に国内初の管内業務委託を開始し、指定管理者として全国220館での管理運営実績を有しており、現在の小牧市立図書館の業務委託受託者である。

2.選定理由
 審査については、CCC・TRC共同事業体ほか1者方の参加表明があり、他自治体での実績や業務の理解度、提案内容の的確性・実現性・独創性、経済性等の観点から行った。
 第一次審査では、他自治体での実績や経営状況の業務実施体制について、参加表明のあった2者ともに特に問題がなかったため、第二次審査の出席要請者に選定した。
 第二次審査では、設計の基本コンセプトに合致した具体的かつ魅力的な企画提案内容が評価できるCCC・TRC共同事業体を最優秀者に選定した。

3.経緯
7月1日 募集開始
7月24日 参加表明書等の提出期限
8月8日 第一次審査
8月18日 第二次審査
8月26日 公表

4.CCC・TRC共同事業体の提案概要
(1)利便性の向上、利用者の増加につながる提案
 ・原則365日開館、開館時間を午前9時から午後9時(または午後10時)まで大幅延長
 ・ラピオ内にある絵本図書館と互をに補完しあう関係として、新図書館の児童スペースでは児童書を中心とした選書を実施

(2)時代にニーズに合った図書館にふさわしい新たな付加価値の提案
 ・BOOK&CAFE自主事業として導入、市民のコミュニケーションの場として機能させ,賑わいのある「場の提供」を実現
 ・利用者の自己実現欲求を刺激する「ライフスタイル分類」の導入
 ・書架配列や照明演出を効果的に利用した空間演出
 ・ラーニングコモンズの概念を内装設計に内装設計のコンセプトに導入した学習スペース

(3)小牧駅周辺のにぎわい創出につながる提案
 ・小牧駅から図書館までの利便性のある導線視認性の確保
 ・ラピオと図書館利用者の相互送客を促すハード面・ソフト面の企画

(4)「ヒューマンスケール」をベースとした内装空間演出
 ・人が「居心地よい」と感じる感覚的な空間認識を重視し、ただ書架を並べる。照明を設置するだけでなく、利用者が「居心地がよい」「気持ちがよい」と感じ、心から落ち着きや癒しを感じる空間づくり

5.アドバイザリー業務委託契約の期間
 契約締結日〜平成27年9月30日           (以上)


 ご覧いただくように「CCC・TRC共同事業体の提案概要」には、難解な横文字が並んでいますが、コメントする気にもなりません。
 その代りとして、山下市長に逆提案と忠告をいたします。
(山下市長への提案)
 「山下市長、市長公室も信頼できない職員に依存するのではなく、コンサルタント業者に業務委託した方がいいですよ」と。
(山下市長への忠告)
 「あなたは全国の他市町で、その地域の事情を背景に成功した地域協議会・デマンド交通・外部評価等を、そっくり物まねして小牧市で実施しょうとしましたが、1つも成功していませんよね。また、図書館も、ものまねするのですか。情けない・・・
 「小牧市の内部事情に詳しい人から、市職員は『3期12年の長期政権になりそうだ、下手に動くと損だから、我慢して大人しくしていよう』と言っているとの話が伝わってきますよ。職員の能力を活かす殺すもあなたの力次第ですよ。あなたが目立つのではなく、職員を目立たせるのですよ

 なお、当ブログでは小牧市図書館問題に関して度々取り上げていますので、以前の記事もご確認ください。
平成26年4月21日 小牧市図書館建設に係わる暴挙
平成26年4月27日 図書館問題で犯した小牧市長の大罪(その1)
平成26年4月28日 図書館問題で犯した小牧市長の大罪(その2)
平成26年4月29日 図書館問題で犯した小牧市長の大罪(その3)
平成26年4月30日 図書館問題で犯した小牧市長の大罪(その4) 
平成26年5月1日 図書館問題で犯した小牧市長の大罪(その5)
平成26年7月17日 小牧市立図書館整備に関する「喝」と「あっぱれ」

この記事は2014年07月30日に「こまき無答塾」に書かれた記事「小牧市民の皆さん、広報こまきを読んでいますか?」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



本日のタイトルは、「小牧市民の皆さん、広報こまきを読んでいますか?」です。もし、私が質問されたら、「以前は、広報をしっかり読んでいましたが、平成24年9月に広報がリニューアルされた以降は、パラパラと目を通す程度です・・・」と答えるでしょう。
 その理由は、「こども達をダシにして、子育て世代を取り込もうとする意図を感じるから・・・」、「内容に温かさのない無機質さを感じるから・・・」であります。

★リニューアル前後の広報の表紙
 広報こまきの表紙や内容は、平成24年9月1日号からリニューアルされました。
リニューアル直前の表紙(平成24年8月1日号・8月15日号)
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リニューアル後の直近の表紙(平成26年7月1日・7月15日号)
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 ご覧いただいたように、リニューアル以前は、広報の発行時期に合わせた季節を感じる表紙でしたが、リニューアル後は、子供の顔写真や子供を含む家族の顔写真に変わってしまいましたので、季節感など全く感じられない表紙に変わってしまいました。

★広報は誰のもの?・・・、 広報は小牧市民のものだ!
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 上記の新聞報道は、山下市長就任後から5ケ月後の平成23年7月29日の中日新聞近郊版の記事です。
 記事の概要は、小牧市が全国で唯一PR学科を持つ名古屋文理大学と、広報分野での連携協定を結んだ事を報じたものです。
 そして、当選後の1年経過した平成24年1月に公表したマニュフェスト行程表には、堂々と「PR学科を持つ大学と提携するとともに、広報戦略会議を設置した」と掲載いたしました。
 しかし、「広報戦略会議を設置した」との工程表の記載内容は嘘で、「山下市長の広報戦略の手の内を市民に明かすのは不都合だ」と判断したのでしょう・・・、文理大学との話し合いは非公開で行われました。

 小牧市は、広報をどのように位置付けているのでしょうか? 「小牧市広報発行規則(昭和51年5月31日制定)」には次のように記載されています。
(目的)
第1条 市政に関する市民の理解を深め、市政の円滑な運営を図るため、小牧市広報を発行する。
(内容)
第2条 広報には、次の事項を掲載する。
(1) 市政について周知を要する事項
(2) その他必要な事項

(発行)
第3条 広報は、毎月2回、1日と15日に発行する。ただし、必要に応じ臨時に発行することができる。
(配布)
第4条 広報は、市内の全世帯及び市長が必要と認める者に無料配布する。

 ご覧いただいたように、広報を発行する目的は「市政に関する市民の理解を深め、市政の円滑な運営を図るため」であります。
 この目的を達成するためには、行政に係わる市政情報のみならず、議会に係わる市政情報も発信すべきですが、「広報は市民のもの」という意識が全くない山下市長は、「広報は行政のものだ、広報は俺のものだ」という感覚で、自己PRに広報を恣意的に利用しているのです。

★リニューアル後の広報の内容
 広報を以前から読んでいらっしゃる市民の方はお気付きと思いますが、リニューアル後の内容は大きく変わりました。
 「市長に聞く!!」、「なるほど!」、「情報PICK UP」、「ええもんみっけ!(市民レポーターのページ)」、「元気通信」等の後に、無機質・事務的な「くらしの掲示板」が続いています。

 広報7月15日号をご覧いただくと、2~3ページには、「これから目指す町のイメージは、『夢・チャレンジ 始まりの地 小牧』」、4~5ページには、「小牧市は企業のチャレンジを応援します」という表題で記事が掲載されています。(いずれも「情報PICK UP」コーナー)
 この上記4ページの内容を読んで、「なるほど、小牧市は素晴らしい・・・」と思う市民は何人おられるのでしょうか。
 私は「なるほど、と思う市民は皆無だ」と判断しています。広報を自己満足や市長選挙に悪用すべきではありません。

★広報事業の予算
 平成26年度の予算書には、2款「総務費」⇒1項「総務監理費」⇒2目「秘書広報費」に、広報事業として1億1,600万円余の予算が計上されています。
 内訳は広報等作成事業として9,902万円余市政情報発信事業として1,697万円余です。広報等作成事業の大半は、印刷製本費の9,006万円ですが、広報等作成事業中には、広報アドバイザー謝礼(???)29万円余広報作成支援謝礼(???)6万円も含まれています。

 また、市民レポーター制度実施委託料として64万円余が計上されています。上記の「ええもんみっけ!」のコーナーをアップするために、どこかの企業に業務委託するのに必要な経費でしょう。
 市民レポーターの女性の方々には申し訳ありませんが、現在のレベルであれば、このコーナーについては、「即刻、止めた方が良い」と判断しています。
 そもそも、「ええもんみっけ!」とは何弁ですか? 小牧弁?それとも名古屋弁?・・・。
 小牧市は、レポーターと協働事業をしているつもりでしょうが、私には協働事業と全く思えません

 広報に係わる予算としては、2目秘書広報費の他に、9目「協働推進費」の項目の中に、公文書配布委託料として4,539万円が計上されています。
 小牧市では、自治会を支援するために、町内会に加入している世帯に対し、1世帯当たり年間850円の支援をしています。
 45,390,000円÷850円=53,400世帯分ということであり、「町内会に加入している世帯には、町内会組織で広報等の公文書を配布してください」ということです。

 しかし、大きな課題が未解決のまま継続しています。上記の「小牧市広報発行規則」では、第4条に 「広報は、市内の全世帯及び市長が必要と認める者に無料配布する」と規定されていますが、小牧市は、「町内会に加入していない世帯は、公共施設に取りに来い」というスタンスです。
 税金を支払って小牧市に住んでいる小牧市民に、小牧市は広報を配布する義務がありますので。明らかに「小牧市広報発行規則」に反する行為を続けているのです。
 

この記事は2014年07月07日に「こまき無答塾」に書かれた記事「私の人生(その29)」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針



(昨日の続き)

★愛知県がんセンター中央病院入院から現在までの2(平成20年4月~平成26年7月)

農業公園整備基本計画(案)をキッカケに・・・
 平成20年8月に、がんセンター中央病院での治療が終了してから、順調に体調が回復し、私は徐々に小牧市政に興味を持つようになっていきました。

 その頃、「(仮称)小牧市農業公園整備基本計画(案)」が、審議会等の会議で検討されていましたので、傍聴するとともに、平成21年2月3日~3月4日を期間としたパブリックコメントを提出いたしました。
 あろうことか、審議会は、その下部組織に実質的な検討をする非公開のプロジェクトチーム会議を設置していたのです。
 審議会を傍聴しても、会議録を読んでみても、「どういう議論を経て、整備計画(案)が策定されたのか・・・」全く分からないのです。

 同整備計画(案)には、平成19年度からスタートしたパブリックコメント制度の中で、過去最高の36名の市民が意見を提出しましたが、殆どの意見は私と同様に、整備計画(案)に強い疑問を呈するものでした。
 「どうして、こんなことが起きるのか・・・」という想いが、私が小牧市政・地方自治に目覚める大きなキッカケとなりました。

 それ以降、情報公開条例個人情報保護条例地方自治法を少しづつ勉強したり、非公開であったプロジェクトチーム会議の会議録の開示請求をいたしました。
※同開示請求に対して小牧市は「非公開とした会議の会議録を開示すると、小牧市とプロジェクトチーム会議のメンバーの信頼関係に影響する・・・」という、根拠のない屁理屈で不開示の決定をいたしました。中野市長が弁護士であるにも関わらず・・・)

 私は、「(仮称)小牧市農業公園整備基本計画(案)の策定過程には、小牧市政の課題が凝縮されている・・・」と判断し、それをまとめた資料を作成し、市長・副市長・全議員に郵送いたしました。
 
 その資料に取上げた小牧市政の課題の概要は次の通りです。
(農業公園問題から見えた、小牧市(行政)と小牧市議会の問題点)
(1)情報公開が徹底されていない(行政)
(2)委託業者(コンサルタント)主導で計画策定が行われた(コンサルタント過剰依存)(行政)
(3)総合計画の理念にそぐわない計画内容である(行政)
(4)パブリックコメントが適切に処理されていない(行政)
(5)市民の意見を直接聞いていない(行政)
(6)審議会等の会議(委員会)の運営が適切ではない(行政)
(7)議会の行政に対するチェックが機能していない(議会)
(8)議会に市民の意見を吸い上げる仕組みが全くない(議会)

 こうした小牧市政の課題は、私をますます小牧市政に首を突っ込む動機となりました。



※. アーカイブ者:この部分はプライベートな内容だったため、こちらには掲載しませんでした。


意図的に個人情報を漏えいして・・・
 私が議会の本会議傍聴、「市民の声」提出、市幹部・市議への提言書の提出する中で、衝撃的な事件が発生しました。
 当事者の西尾貞臣前議員は「あんなこと思い出したくない・・・」と思っておられるかも知れませんが、私にとっては絶対に許すことが出来ない事件でしたので、あえてこの場を借りて報告させていただきます。

 平成15年10月の市議選で、地元の要請を受けて急きょ立候補した西尾氏は、平成19年の選挙で2期目の当選を果たしました。
 しかし、西尾氏は、後援会らしい後援会を作ることもなく、地元に道路整備等の利益を還元することもなく、また、愛嬌を振りまいてペコペコ頭を下げることもなく、一般の議員とは明らかに違う議員の方でした。
 西尾氏の特徴は、環境問題、文化・芸術問題、情報公開問題を一般質問で取上げ、改善提言をされる議員で、地元だけでなく、小牧市の各地域の課題を認識されている議員でした。

 1期目は、同時の中野氏寄りの最大会派(新政クラブ)に所属さえていましたが、2期目になると新政クラブを離脱し、当時、無会派であった川島公子議員、伊藤宏行議員等と「市民クラブ」結成に加わりました。
 新政クラブを離脱した原因について、私は西尾氏から聞いておりませんが、「会派拘束に縛られる表決に嫌気を感じたのでは・・・」、「是々非々の立場で議員活動をしたい・・・」ということであったのではないかと想像しています。

 当時の中野市長は、新政クラブ(16~17名)公明党小牧市議団(3名)に支えられた安定した市政運営で、市長提案議案は全て原案可決が続いていました。
 そうした中で、地元から「西尾さんは3期目には議長になる・・・」といわれていた時の離脱でした。

 平成22年12月9日中日新聞朝刊社会面に「小牧市議、市税50万円滞納・市が督促・04年から繰り返す」との見出しの7段の記事が掲載されました。
 記事は、当時の中日新聞小牧通信局長の平井記者によるものでしたが、明らかに個人情報が意図的に流され「これを記事にしてくれないか・・・」と関係者から依頼されて書いたものでした。

 そのベースとして、それまでも平井記者は、記者の原点である取材もしないで、市関係者の言われるままの記事を垂れ流していた、最悪・最低の記者でした。
※平井記者は、その後も、西尾氏の滞納問題について、近郊版で取上げましたが、いずれも自身で取材したのではなく、関係者から聞いた内容を記事にしたものでした。

 西尾氏の滞納問題を受け、小牧市議会は混乱し、12月21日の12月議会最終日に「西尾貞臣議員に対する辞職勧告決議」が提出されました。
 同議案に対して反対答弁をしたのは川島公子議員1名賛成討論をしたのは水谷勉議員(新政クラブ)、竹内里美議員(日本共産党小牧市議団)、稲垣衿子議員(公明党小牧市議団)の3名でした。
 川島議員の反対討論の要旨は次の通りです。(会議録引用)
 西尾議員は、環境問題への取り組み、文化・歴史関連など、NPO活動を通して、一人の市民としても精力的に行動をしております。このことは皆様も御承知のとおりであります。このたびのことは横着や怠慢で滞納をしていたのではなく、経済的に苦況に立ちながらも、納税には強い責任感を持っていて、御指導をいただきながら、おくれながらも完納してまいりました。その状況を御考慮いただき、どうか議員諸兄氏の御高配を賜りますようお願い申し上げます。(以上、引用終わり)

 また、賛成討論をした3名の議員は「議員として著しく倫理観が欠如している」というものでした。そして、辞職勧告決議は、川島・伊藤議員が反対する中、圧倒的多数で可決されました。 
※同決議は、法的拘束力はありません。

 私は、同問題が報道されて以降、中日新聞の小牧通信局、春日井支局、さらに本社編集局長あてに「個人情報漏えいに基づく記事である・・・」として、多数の抗議文を郵送するとともに、市当局・議会に対して、個人情報漏えいに関する調査を行うように求めました。

 しかし、回答は「漏えいに関しては分かりませんでした・・・」との回答で終わりました。
 納税情報は、個人情報の中でも厳しく管理される情報で、西尾氏が滞納をしていたことを知る立場、しかもそれを報道を前提に記者に提供できるのは、市長・副市長等の最高幹部、そして議長経験者が就任する監査委員に限られます

 私は、その後、漏えいルートを解明いたしましたが、それを明らかにすることはいたしません。
 一言、西尾氏は最大会派を離脱したために、「そういうことをすれば、こういうことになる・・・」と、見せしめの狙い撃ちされたのでした。
 西尾氏は、平成23年の市議選で3期目を目指しましたが、21票差で次点となりました。地元の人たちからも、「新聞沙汰になった」として、従来の支持が得られなくて・・・。
 まあ、「議員として、脇が甘かった」言えるのでしょうが・・・。

 この時に、多くの小牧市議は「議員の倫理観」という言葉を口にしましたが。滞納が議員としての倫理観に大きく外れるのか、外れないのか・・・、私には厳密に判断することが出来ませんが、それは別として、そもそも、議員には倫理観の高い人がなっているのでしょうか・・・、議員は倫理観の高い人しか努められないものなのでしょうか・・・。
 私は、全くそのように判断していません。一部の議員を除き、多くの議員は、自分が議員の地位を維持するためには、何でもありの世界です。信念なんかない方が議員に適しているのです。
 「議員100名と一般人100人を集めれば、圧倒的に議員グループの方が倫理観が欠如した連中だ」と、確信しています。

 最近話題になっている野々村兵庫県議、鈴木都議などは、公金横領の詐欺罪、セクハラ行為罪の犯罪行為犯す、最低レベルの議員、最低レベルの人間ですよね。
 突き詰めれば、彼らを議員として選んだ市民の責任といえるのでしょうが・・・。
 
(次回は、愛知県がんセンター中央病院入院から現在までの3です) 

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