この記事は2015年06月18日に「こまき無答塾」に書かれた記事「こまき巡回バス運行負担金?」を Internet Archive から復元→アーカイブ化したものです(アーカイブ方針)
昨日のブログ「小牧市議会の一般質問より(その5)」では、小牧市の南部・中部・西部・北里地区において、本年4月1日より、こまき巡回バスの運行本数を1時間に1本程度としたことや(26年度までは2時間に1本)、運行コースを4コースから9コースに拡充されたことを記述いたしました。
小牧市の北部・東部地区においては、デマンド交通の実証実験運行が行われたため、現在の4コースについては、平成28年4月1日より拡充される予定ですが、詳細はまだ分かりませんので、分かり次第報告させていただきます。
さて、小牧市では、こまき巡回バスを運行するために、どの程度の税金を投入しているのでしょうか。
★こまき巡回バス運行委託料と、運行負担金
小牧市は巡回バスの運行をあおい交通?に委託していますので、決算書・予算書には、こまき巡回バス運行委託料として計上されています。
※決算書・予算書の「13節・委託料」の項目で計上
●平成24年度決算数値
1億3,998万4,276円
●平成25年度決算数値
1億3,992万3,021円
●平成26年度予算数値
1億4,300万円
●平成27年度予算数値
平成27年度予算書には、上記のような、こまき巡回バス運行委託料という文言は無く、こまき巡回バス運行負担金として、2億3,680万9,000円が計上されていました。
※決算書・予算書の「19節・負担金・補助及び交付金」の項目で計上
本年4月1日より、南部・中部・西部・北里地区において運行本数や運行ルートの拡充が行われましたので、大幅に予算額が増えていることは分かりますが、従来の運行委託料ではなく運行負担金に変更されていることに、遅まきながら気付きました。
「本年度の当初予算案を審議する3月議会の委員会で、この点について質疑があるハズだ・・・」と判断し、会議録を検索しましたが、運行委託料が運行負担金に変更されたことについては、質疑がないようでした。
今日は、たまたま家内が小牧市民病院で検査をする日でしたので、病院に送って行った後に市役所の情報公開コーナーで、さらに調べてみることにいたしました。
★船橋厚小牧市議会議長に配慮いただいて
情報公開コーナーで、決算書や予算書を調べている時に、船橋厚議長が前を通られましたので、ご挨拶し、「巡回バス運行委託料が、平成27年度から運行負担金に変わっていることを調べています」と申し上げたら、船橋議長から、「それでは、一緒に担当課へ行って聞いてみましょうか」と言っていただきました。
私は、他にも調べたいことがあることもあって、「ありがとうございます。担当課の都市政策課の職員の方を知っていますので、分からない時は後で行って聞いてみます」と、返事をさせていただきました。
船橋議長と別れて5分程すると、都市政策課の課長補佐の方と係長の方が情報公開コーナーへ、「こんにちは」と言って来られました。
船橋議長が、わざわざ担当課に連絡していただいたのでした。船橋議長、ご配慮いただきありがとうございました。
★巡回バス運行委託料が運行負担金に変更された理由
お2人の職員の話を聞いて、平成27年度から運行負担金に変更された理由が分かりました。
平成26年度までは、小牧市全体で8台のバスを使って8コースの巡回バスを運行するために、あおい交通?に、その運行を委託していましたが、年間の委託料は上記の通り約1億4,000万円でした。
しかし、約1億4,000万円の委託料は歳出として計上されていますが、一方で、歳入(雑入)で、こまき巡回バス利用料金(巡回バスに乗った人が払った運賃)が計上されています。
平成25年度決算資料を見ると、歳出は上記の通り1億3,992万3,021円ですが、歳入は1,336万5,500円であることがわかりました。
ということは、1億3,992万3,021円-1,336万5,500円=1億2,655万7,521円が、小牧市の実質的な経費であることが分かりました。
お2人の方のお話によると、こうした処理の仕方(一方で歳出、一方で歳入)について、監査の際に少し問題になったとのことで、近隣市町の状況も確認した上で、今年度から、こまき巡回バス運行負担金として、歳出のみで計上するように変更したとのことでありました。
実際には、あおい交通?と3年の契約を結び、毎月、運行負担金として支払いを行っているとのことでありました。
なお、北部・東部地域については、平成28年4月1日より、巡回バスの拡充が行われますので、さらにこまき巡回バス運行負担金が増えることが決定的でありますね。
※. アーカイブ者:以下プライベートな内容だったため、こちらには掲載しませんでした。
昨日のブログ「小牧市議会の一般質問より(その5)」では、小牧市の南部・中部・西部・北里地区において、本年4月1日より、こまき巡回バスの運行本数を1時間に1本程度としたことや(26年度までは2時間に1本)、運行コースを4コースから9コースに拡充されたことを記述いたしました。
小牧市の北部・東部地区においては、デマンド交通の実証実験運行が行われたため、現在の4コースについては、平成28年4月1日より拡充される予定ですが、詳細はまだ分かりませんので、分かり次第報告させていただきます。
さて、小牧市では、こまき巡回バスを運行するために、どの程度の税金を投入しているのでしょうか。
★こまき巡回バス運行委託料と、運行負担金
小牧市は巡回バスの運行をあおい交通?に委託していますので、決算書・予算書には、こまき巡回バス運行委託料として計上されています。
※決算書・予算書の「13節・委託料」の項目で計上
●平成24年度決算数値
1億3,998万4,276円
●平成25年度決算数値
1億3,992万3,021円
●平成26年度予算数値
1億4,300万円
●平成27年度予算数値
平成27年度予算書には、上記のような、こまき巡回バス運行委託料という文言は無く、こまき巡回バス運行負担金として、2億3,680万9,000円が計上されていました。
※決算書・予算書の「19節・負担金・補助及び交付金」の項目で計上
本年4月1日より、南部・中部・西部・北里地区において運行本数や運行ルートの拡充が行われましたので、大幅に予算額が増えていることは分かりますが、従来の運行委託料ではなく運行負担金に変更されていることに、遅まきながら気付きました。
「本年度の当初予算案を審議する3月議会の委員会で、この点について質疑があるハズだ・・・」と判断し、会議録を検索しましたが、運行委託料が運行負担金に変更されたことについては、質疑がないようでした。
今日は、たまたま家内が小牧市民病院で検査をする日でしたので、病院に送って行った後に市役所の情報公開コーナーで、さらに調べてみることにいたしました。
★船橋厚小牧市議会議長に配慮いただいて
情報公開コーナーで、決算書や予算書を調べている時に、船橋厚議長が前を通られましたので、ご挨拶し、「巡回バス運行委託料が、平成27年度から運行負担金に変わっていることを調べています」と申し上げたら、船橋議長から、「それでは、一緒に担当課へ行って聞いてみましょうか」と言っていただきました。
私は、他にも調べたいことがあることもあって、「ありがとうございます。担当課の都市政策課の職員の方を知っていますので、分からない時は後で行って聞いてみます」と、返事をさせていただきました。
船橋議長と別れて5分程すると、都市政策課の課長補佐の方と係長の方が情報公開コーナーへ、「こんにちは」と言って来られました。
船橋議長が、わざわざ担当課に連絡していただいたのでした。船橋議長、ご配慮いただきありがとうございました。
★巡回バス運行委託料が運行負担金に変更された理由
お2人の職員の話を聞いて、平成27年度から運行負担金に変更された理由が分かりました。
平成26年度までは、小牧市全体で8台のバスを使って8コースの巡回バスを運行するために、あおい交通?に、その運行を委託していましたが、年間の委託料は上記の通り約1億4,000万円でした。
しかし、約1億4,000万円の委託料は歳出として計上されていますが、一方で、歳入(雑入)で、こまき巡回バス利用料金(巡回バスに乗った人が払った運賃)が計上されています。
平成25年度決算資料を見ると、歳出は上記の通り1億3,992万3,021円ですが、歳入は1,336万5,500円であることがわかりました。
ということは、1億3,992万3,021円-1,336万5,500円=1億2,655万7,521円が、小牧市の実質的な経費であることが分かりました。
お2人の方のお話によると、こうした処理の仕方(一方で歳出、一方で歳入)について、監査の際に少し問題になったとのことで、近隣市町の状況も確認した上で、今年度から、こまき巡回バス運行負担金として、歳出のみで計上するように変更したとのことでありました。
実際には、あおい交通?と3年の契約を結び、毎月、運行負担金として支払いを行っているとのことでありました。
なお、北部・東部地域については、平成28年4月1日より、巡回バスの拡充が行われますので、さらにこまき巡回バス運行負担金が増えることが決定的でありますね。
※. アーカイブ者:以下プライベートな内容だったため、こちらには掲載しませんでした。